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螢・納屋を焼く・その他の短編 の商品レビュー

3.7

280件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    4

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2024/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まあ悪くないけど特別良くもないかなぁという感じ。もう村上春樹は飽きちゃってるのかもしれない。慣れているから安心して読めるから手に取ってしまうだけな気がしている。そろそろ別の作家を見つけたい。 螢。ほんとにそのままノルウェイの森。人物に名前がなくて、ミドリが登場しない。 小人の話は割とよかった気がする。御伽話のような感じ。欲に目が眩んだ主人公がいっときは欲しかったものを手に入れるけど、結局のところうまくいかない。彼は最終的にどちらを選んだのだろうか。俺なら踊り続ける気がするな。 従兄弟の病院の付き添い。病院に対するイメージはノルウェイの森で書かれていたのとどこか共通するものがあるような気がする。病院を特別なものとして捉えているのだろうか。 最後の三つの短編はよくわからない。正直流し読みした。

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2024/04/13

村上春樹は合わなくて読まないのだけど、「元気が出る本」と検索したら出てきたので読んでみた。結論から言うとやっぱり合わなかったのだけど、短編なので少しは読みやすかった。特に元気が出る本でもなかった。

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2024/04/11

早稲田の村上春樹ライブラリー(安西水丸展)に行こうと思う。電車の中で読む本がなかったので、これは春樹氏の本を持っておくべきだろうと思い、古本屋に入って本書を購入、表紙も水丸さんのモノだし申し分ない。 他の作品は結構繰り返し読んでいるのに、これはあまり再読した記憶がないな。ページ...

早稲田の村上春樹ライブラリー(安西水丸展)に行こうと思う。電車の中で読む本がなかったので、これは春樹氏の本を持っておくべきだろうと思い、古本屋に入って本書を購入、表紙も水丸さんのモノだし申し分ない。 他の作品は結構繰り返し読んでいるのに、これはあまり再読した記憶がないな。ページをめくる。像工場の話は出だしほとんど覚えていなくてびっくりする。 春樹氏の本に共通する、死、現実みたいな夢(あるいは夢みたいな現実)、友人女性の消失。納屋を焼くは映画化されていたのか、尺的に話を膨らましているだろうから見てみたい気もする。ドライブ・マイ・カーはそんなに面白くなかったけれど。

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2024/04/02

作者の短編集読み漏らし① とにかく『納屋を焼く』が光っていて、謎めいた締めも作中のリリックも完璧。 『ノルウェイの森』の原案ともなる『螢』は、同作を読了後に読むとスケールダウン感は否めないが、他所からの参入や二番煎じが不可能な完成された世界観は流石としか言えない。

Posted byブクログ

2024/03/02

どれも味わい深い。 理由は説明できないけど『納屋を焼く』が1番好きかな。 定点観測の意味で目的を持ってランニングしたらおもしろそう。 僅差で『踊る小人』。 洒脱で不思議な杜子春みたいだった。 村上春樹の小説で革命なんて言葉が出てくるのは珍しい気がする。

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2024/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹の小説は初めて読んだけれども、短編集はそもそも好みなのですらすらと読むことができた。 個人的には踊る小人が1番印象には残っている。終わり方が良かったからな気がする。 納屋を焼くは「バーニング」を見たので流れはわかっていたが、それでもとても示唆的で面白く読めた。 他の小説たちも、言いたいことがあるようで、だけど答えは定まっていないような感じだった。そんな「近すぎず遠すぎず」の文意が心地よく感じられるのは、村上春樹という偉大な作家の為せる技なのかなと思った。

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2024/02/23

久し振りに読みたくなった、村上春樹作品。  この世界観は誰にも真似できないなとあらためて 読み終えて感じました。  「螢」は、彼の代表作の「ノルウェイの森」にも通ずる物語で、これ読んだ後にもう一度「ノルウェイの森」を読むとより深く世界観に浸ることができると 思います。

Posted byブクログ

2024/02/10

村上春樹の短編集。 相変わらずの春樹節なので、 あういう文章が恋しいならちょうどいい。 個人的には動きのある物語が好きなので、 長編のほうが好き。 状況や心情の描写が多いので、 なんか早く読み進めたくなってしまう。 せっかちなのかしらん。

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2023/12/17

初めて読んだ村上春樹の本。これに収録されている、ノルウェイの森の原型とも言える「蛍」を読んで彼のファンになった。

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2023/09/20

「村上春樹流短編小説上級編」 星が三つなのは個人的な事情があってのことである。 作品としては星五つを頑なに提示したい。 だがこの感想は誰かの目にとまって、本を買うという行為を引き起こしかねない。 というのは当方、今まで数冊彼の短編集を読んだ。 その中でもっとも読むのに苦労した...

「村上春樹流短編小説上級編」 星が三つなのは個人的な事情があってのことである。 作品としては星五つを頑なに提示したい。 だがこの感想は誰かの目にとまって、本を買うという行為を引き起こしかねない。 というのは当方、今まで数冊彼の短編集を読んだ。 その中でもっとも読むのに苦労したのが本著だ。 それゆえの星みっつ。 内容の感想として、手軽に村上春樹ワールドに浸れるので個人的には心愉しい読書だった。 だがもし、初めに手に取るには『カンガルー日和』『パン屋再襲撃』『女のいない男たち』などを薦めたい。

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