螢・納屋を焼く・その他の短編 の商品レビュー
村上春樹の作品は好きなのと嫌いなのが大きく振れる。 これは文体が固いけど、生活に近くてとても好き。
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内容(「BOOK」データベースより) 秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰...
内容(「BOOK」データベースより) 秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった…。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。
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080509(s 080803) 080529(n 090208) 081209(a 不明) 100830(a 100920) 101102(a)
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選んだものを誤ったのか、まったくもって理解できなかったです…。世界の村上春樹は奥が深すぎて逆に受け付けなかったです…申し訳ない…。
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蛍 を読んで。死者の、止まった時間を追い越していく生者 その穏やかな悲しみを 思い出した。残されたものは何をすべきなのか。
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「踊る小人」には象工場という謎の工場が登場。「蛍」は「ノルウェイの森」に通じるところがあるようだ。「めくらやなぎと眠る女」は傑作!
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村上春樹は「ノルウェイの森」しか読んだ事がなかったが、村上春樹を見直した一冊。久々に質の高い短編集にめぐり合えた気がする。「納屋を焼く」は冷めた距離感でありながら、知り合った男が「どの納屋を焼くのか?」ということをわざわざ調べ上げる主人公のオタク具合が秀逸。「踊る小人」では、実に...
村上春樹は「ノルウェイの森」しか読んだ事がなかったが、村上春樹を見直した一冊。久々に質の高い短編集にめぐり合えた気がする。「納屋を焼く」は冷めた距離感でありながら、知り合った男が「どの納屋を焼くのか?」ということをわざわざ調べ上げる主人公のオタク具合が秀逸。「踊る小人」では、実に凶悪な(笑)小人具合がシュールな笑いを誘う。
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『納屋を焼く』は好きです。『踊る小人』もなんだか印象に残る感じ。『蛍』は読まずに飛ばしてしまいました。『ノルウェイの森』の一部です。読んだのが最近過ぎたので、いいや、と思って。春樹の短編って私には合わないかも。『神の子どもたちはみな踊る』は好きなんだけどなぁ。
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納屋を焼く 踊る小人 ともに象の消滅の中に入っているで、読み返しになった。 納屋は、焼かれることを待ちわびているというのが面白い表現だと。 めくらやなぎと眠る女の中に出てくる健康的な老人ばかりが乗っている住宅街を走るバスに乗ってみたい。
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『螢』は『ノルウェイの森』に酷似しているところがあった。短編の多くは春樹の言わんとすることがまったく分からなかった。娯楽にするにも内容はあまり面白くなかった。
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