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螢・納屋を焼く・その他の短編 の商品レビュー

3.7

276件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    4

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2009/10/07

ガール・ミーツ・村上春樹の一冊。 思春期ど真ん中、多感真っ盛りの時期に読んでしまって、以降、取り付かれたように村上春樹を読まずにはいられなくなった原因。 コーヒーを「つくる」 「時々納屋を焼くんです」 当時、何が言いたいのか全く理解出来ず、いっそ不愉快なのに、どうしようもなく引き...

ガール・ミーツ・村上春樹の一冊。 思春期ど真ん中、多感真っ盛りの時期に読んでしまって、以降、取り付かれたように村上春樹を読まずにはいられなくなった原因。 コーヒーを「つくる」 「時々納屋を焼くんです」 当時、何が言いたいのか全く理解出来ず、いっそ不愉快なのに、どうしようもなく引き寄せられて何度となく読み返したなあと思い出深い。 映画化が決まったらしい『ノルウェイの森』のエスキスのような掌編が『蛍』。 『ノルウェイの森』本編よりもこっちの方が端的で好き。

Posted byブクログ

2009/10/07

-世の中にはいっぱい納屋があって、それらがみんな僕に焼かれるのを待っているような気がするんです- 世の中から忘れ去られた無用となった「納屋」を焼くのが趣味の男。その「納屋」は実は「人間」。暗い。この暗さ。たまらなくいーですね。シュールで文体とあっている。

Posted byブクログ

2009/10/04

「納屋を焼く」は大学時代に勉強した忘れられない短編。 この作品で誰かと語り合いたい。 村上氏らしい。 あちらの世界。

Posted byブクログ

2009/10/04

村上春樹氏の短編集を読んでみた。 村上作品は長編ばかり読んでいたので、短編を読むのは初めて。 螢はノルウェイの森の元となった作品で、そういう意味で興味深く。こちらを先に読んでいたら、ノルウェイの森の読み方も少し変わったのかも。 螢が読みたくて買ったけど、他の短編もどれも面白かった...

村上春樹氏の短編集を読んでみた。 村上作品は長編ばかり読んでいたので、短編を読むのは初めて。 螢はノルウェイの森の元となった作品で、そういう意味で興味深く。こちらを先に読んでいたら、ノルウェイの森の読み方も少し変わったのかも。 螢が読みたくて買ったけど、他の短編もどれも面白かった。 短くてもどれも濃い。 この人は短編もうまいんだなぁー。すげー。

Posted byブクログ

2009/10/04

「蛍」に関しては短編版「ノルウェイの森」(まぁ、どちらかといえば、長編版蛍がノルウェイな訳だが…)ということで、ダイジェストを見ているような感じであまり、目新しいこともなく、ノルウェイのほうがいいなと思った。「踊る小人」に関しても、はじめての文学で読んだときに感じた不思議な小説だ...

「蛍」に関しては短編版「ノルウェイの森」(まぁ、どちらかといえば、長編版蛍がノルウェイな訳だが…)ということで、ダイジェストを見ているような感じであまり、目新しいこともなく、ノルウェイのほうがいいなと思った。「踊る小人」に関しても、はじめての文学で読んだときに感じた不思議な小説だということを今回も感じた。 一番印象に残ったのは「納屋を焼く」だった。サラッと読めてありふれた短編のように思えたのだけれど、不思議なことに(まぁ、村上さんの作品ではよくあることなんだけれども)読後じわじわと各シーンが襲ってくる。それぞれのシーンが内包している意図が徐々に読めてきてぼぉ〜っとする。まぁ、結局不思議だってことなんだけれど。その他の作品も含めて思うことは、全体を通して村上さんの作品は小説の温度が低くて、その低さが非常に居心地が良くて、物事を落ち着いて考えられるようになる。この感覚を味わいたくて、村上作品を読むんだなと改めて確信した。 (2008.12.25)

Posted byブクログ

2009/10/04

この本に収録されている「蛍」という短編が「ノルウェイの森」の原型になるものなんですが、こっちの方が好きかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

蛍はノルウェイの原作。 踊る小人すき。残酷な童話のようである。 「納屋を焼きに。」 っていいなぁ。使ってみたいなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

何というか極上に心地良いシュールさ。 個人的には村上春樹の小説の中で2番目に好き。 旅行に行くとき、これをポケットに忍ばせてビールを飲みながら読む。 もう何度読んだことやら。 短編集の7つのストーリーには「ノルウェイの森」の原作である「蛍」が収録されている。 ノルウェイの森と...

何というか極上に心地良いシュールさ。 個人的には村上春樹の小説の中で2番目に好き。 旅行に行くとき、これをポケットに忍ばせてビールを飲みながら読む。 もう何度読んだことやら。 短編集の7つのストーリーには「ノルウェイの森」の原作である「蛍」が収録されている。 ノルウェイの森とはまた違った暗さがいい。 ちなみに・・・Wikiぺディアによると、ノルウェイの森が中国で100万部以上売れたらしい。 ノルウェイの森を読む中国の人。ちょっと友達になりたい。 でも日本の人口の10倍もいるって考えると、100万部って大したことないんだろうな。 スマッシュヒット的な。 ただこういうのを買う中国の人って全体の1割ぐらいの層かも。 って考えるとやっぱベストセラー? これも読んでほしいな。

Posted byブクログ

2009/10/04

久しぶりの春樹。 「ノルウェイの森」の骨格となった「蛍」 「レキシントンの幽霊」にも載ってた、「蛍」と対をなす「めくらやなぎ」

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2009/10/04

多分私が一番最初に読んだ春樹作品です。 『螢』はまだ好きな部類に入る! でもなーやっぱり女の子と寝るんですね。 主体性のない主人公、あて馬の友人、ミステリアス(笑)な女の子 ハイ完成!! ただこのヒロインの子が春樹作品には珍しく純情で好みでした。 でもやっぱり春樹の「ぼく」は好き...

多分私が一番最初に読んだ春樹作品です。 『螢』はまだ好きな部類に入る! でもなーやっぱり女の子と寝るんですね。 主体性のない主人公、あて馬の友人、ミステリアス(笑)な女の子 ハイ完成!! ただこのヒロインの子が春樹作品には珍しく純情で好みでした。 でもやっぱり春樹の「ぼく」は好きになれん!

Posted byブクログ