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妻に捧げた1778話 の商品レビュー

3.4

145件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2018/02/16

作家眉村卓さんが病に伏した奥様の為に1日1作品の短い話を作り聞いて貰うことと決めて5年間の闘病に寄り添った1778作品の抜粋と眉村さんの所感です。夫婦が互いに信じ合い共に生きる為には二人の生きる根っこ目指す方向が同じでありさえすれば良い という箇所に共感しました。私達もそのように...

作家眉村卓さんが病に伏した奥様の為に1日1作品の短い話を作り聞いて貰うことと決めて5年間の闘病に寄り添った1778作品の抜粋と眉村さんの所感です。夫婦が互いに信じ合い共に生きる為には二人の生きる根っこ目指す方向が同じでありさえすれば良い という箇所に共感しました。私達もそのようにありたいものです 笑。

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2017/12/23

某番組で話題になったということで、読んで見た。泣けるとあったけど、私はそこまでではなかった、感性の問題しょうか。妻に対する思いに強いものを感じたけど‥・これよりも『僕と妻の1778話』の方が読んで見たいかな。ただ、著者の心情や、お互いが自分に出来ることを一日一日最善を尽くして生活...

某番組で話題になったということで、読んで見た。泣けるとあったけど、私はそこまでではなかった、感性の問題しょうか。妻に対する思いに強いものを感じたけど‥・これよりも『僕と妻の1778話』の方が読んで見たいかな。ただ、著者の心情や、お互いが自分に出来ることを一日一日最善を尽くして生活する姿には、熱いものを感じた。

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2017/12/19

眉村卓氏が癌闘病中の妻に毎日書いた短編の一部と、その闘病を描いた話題作。初めての眉村卓。 書かれた短編の多くは「日がわり一話」シリーズ収録のようで、この本では20篇程しか読めず残念・・・ SF作が著者らしい内容が多く、個人的には楽しく読みました。 感動作と話題でしたが・・・結構...

眉村卓氏が癌闘病中の妻に毎日書いた短編の一部と、その闘病を描いた話題作。初めての眉村卓。 書かれた短編の多くは「日がわり一話」シリーズ収録のようで、この本では20篇程しか読めず残念・・・ SF作が著者らしい内容が多く、個人的には楽しく読みました。 感動作と話題でしたが・・・結構冷静に読めてしまう感じで(^_^;)

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2017/12/18

感動!大号泣!とかはない。 日常の些細さ、慣れで見落としそうになるけど、目を向ければ非日常。 真冬の夜の布団みたいに、温かく柔らかで、一息ホッとつける本

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2017/12/19

 SF小説作家・眉村卓は、余命1年と宣告された妻のために一日一話ずつショートショートを書いた。 自分に課した制約は、 ①四百字詰め原稿用紙3枚以上 ②エッセイではなく短編小説 ③全て商業誌に載ってもおかしくないレベルを保持する ④病気や人の死、深刻な問題、病人の神経を逆なでする内...

 SF小説作家・眉村卓は、余命1年と宣告された妻のために一日一話ずつショートショートを書いた。 自分に課した制約は、 ①四百字詰め原稿用紙3枚以上 ②エッセイではなく短編小説 ③全て商業誌に載ってもおかしくないレベルを保持する ④病気や人の死、深刻な問題、病人の神経を逆なでする内容は書かない ⑤必ず日常とどこかでつながっていること、など。 それから妻が亡くなるまでの五年間、毎日書き続け、総作品数は1778話。階下に妻の遺体を安置し二階で書き上げたという最終回が読者の胸を打つ。  40年以上に亘る結婚生活を振り返ったエッセイとともに、妻に捧げた19編を掲載した、静かに心潤うある夫婦の愛の実話。  アメトークでカズレーザーが「泣いた」と紹介し興味を持って購入。実際に読んでみて、眉村夫妻の互いを理解する愛の形を素敵だと感じたものの、泣くようなことはなかった。  妻との思い出と妻に捧げた短編小説を交えながら最終回、妻の死へと向かっていくが、悲壮や哀切を大して感じさせない書き方は好感が持てた。色んな夫婦の形があって、これもひとつの素敵な一例、程度にしか感じなかったが…。

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2017/12/16

約200頁に、著者と奥さまの積み重ねた時間がそっと収められていた。 感情を揺さぶられるというより、沁み入る一冊。美談として扱われるのを著者が複雑そうにしているのがとても好ましいです。 アメトーークで紹介された時は最終話のネタバレに配慮していたけど、折り返しのあらすじに載っていま...

約200頁に、著者と奥さまの積み重ねた時間がそっと収められていた。 感情を揺さぶられるというより、沁み入る一冊。美談として扱われるのを著者が複雑そうにしているのがとても好ましいです。 アメトーークで紹介された時は最終話のネタバレに配慮していたけど、折り返しのあらすじに載っていましたね最後の一言。大どんでん返しを期待するタイプの本ではないので、特に問題はありません。 最初から読んで、最終回最後の一言に行き着くと、その言葉に込められた思いを実感しやすいと思いました。

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2017/12/08

芸人が薦めてたので買ってみた。星新一と比べちゃかんと思いつつ、ショートショートの落ちの落差が少ないことに不満を感じながら読んでくと、単話としての落ちよりも連続で読むことでの変化が面白い。最後は圧巻。たまに聞く「心地よい浮遊感がある読後感」ってやつを初めて味わった。

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2017/12/08

著者は、奥様が余命を宣告されたときに、「これから一日一話、妻に捧げる話を書こう」と決意した。その1778話が創られていく過程を描いた本だ。 夫として妻に本気で何ができるのか。 眉村氏は、プロの作家として、そのテーマに全力で挑んだ。 そのことを読んだ次の瞬間、当然読者としては、自...

著者は、奥様が余命を宣告されたときに、「これから一日一話、妻に捧げる話を書こう」と決意した。その1778話が創られていく過程を描いた本だ。 夫として妻に本気で何ができるのか。 眉村氏は、プロの作家として、そのテーマに全力で挑んだ。 そのことを読んだ次の瞬間、当然読者としては、自分だったらどうかということを考えしまうものだ。 平凡なサラリーマンとして、自分なら本気で何ができるのか?あるいは、子どもに、家族に、愛する人に、本気で何ができるのか、ということを一瞬考えてしまうものだ。 著者は、プロの作家として、この方法を選び成し遂げた。 一日も欠かさず成し遂げたという事実がプロであることを感じさせるし、妻に対する愛情の本物を感じさせる。 文字や文章は思いを伝える手段。しかしその思いが言葉を超えているときに、プロの作家ならどう表現するのか?

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2017/12/07

奥さんが病気で余命宣告されてから、一日一話、ちゃんとしたショートショートを書いていったもの。 最終話は、パッと見はわからなかったが。どう言うことか考えたら少しわかった気がした。 泣こうと思って読んだら泣けない。前編感動ということではなく、奥さんに笑ってもらいたくて書いているシ...

奥さんが病気で余命宣告されてから、一日一話、ちゃんとしたショートショートを書いていったもの。 最終話は、パッと見はわからなかったが。どう言うことか考えたら少しわかった気がした。 泣こうと思って読んだら泣けない。前編感動ということではなく、奥さんに笑ってもらいたくて書いているショートショートなので、感動とかではない。が、作者の感情を解説もしているので、そこもよかった。 人生経験を積んだ人の方が泣けるのかなと思いました。

Posted byブクログ

2017/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「アメトーーク」読書芸人でカズレーザーが紹介し、まさかの重版、それがバカ売れという、ミラクルな1冊。 余命1年の妻のために、1日1話ショートショートを書くことに決めた。そのショートショートに、妻とのエピソードなどを挟んだエッセイ。 カズレーザーが「15年ぶりに泣いた」と言っていた「最終回」。なるほど、ウルッときた。これは予想外だった。 でもショートショートより何より、私は以下の部分が妙に沁みた。 ===== 私たちの結婚生活は長かった。(中略)ある程度は気持ちを察することができるようになっていた……そのつもりであった。 それが、毎日一話書いて読んでもらっているうちに、本当にそうだったのかなあ、の、ときどき思うようになったのだ。(中略) そして……私は思うのである。人と人とがお互いに信じ合い、共に生きてゆくためには、何も相手の心の隅から隅まで知る必要はないのだ。生きる根幹、めざす方向が同じでありさえすれば、それでいいのである。 =====

Posted byブクログ