読書について 他二篇 の商品レビュー
ショウペンハウアー先生にめっちゃくちゃ怒られました。 ・読書なんか、自分で考えるのサボってるだけ、バカになるぞ。 ・良書を読みたい?なら悪書を読む時間削れよ ・匿名で書評書いてるやつにロクなやつはいない ・言語が乱れすぎ すみません、全部当てはまります。 本を読むなって事でもない...
ショウペンハウアー先生にめっちゃくちゃ怒られました。 ・読書なんか、自分で考えるのサボってるだけ、バカになるぞ。 ・良書を読みたい?なら悪書を読む時間削れよ ・匿名で書評書いてるやつにロクなやつはいない ・言語が乱れすぎ すみません、全部当てはまります。 本を読むなって事でもないんですよね。 まず考えろ、本に書いてあるのと同じ結論でも自分で考えてから合わせるのと、ただ読むのでは立ってる地平が全く違うって事ですね。 というか、この本の書評をまさに匿名で書いてます。ぶん殴られそう。
Posted by
今までに見たことのなかった読書の世界観を感じることができた。ページ数はそんなにないが、密度は非常に濃い。さらっと読めるかと思ったが意外と時間がかかった。何度も読み直す必要がありそう。 ところどころ哲学者・有識者をボロカスに批判しているのが印象的だった。「彼らは苦心惨憺、自分たち...
今までに見たことのなかった読書の世界観を感じることができた。ページ数はそんなにないが、密度は非常に濃い。さらっと読めるかと思ったが意外と時間がかかった。何度も読み直す必要がありそう。 ところどころ哲学者・有識者をボロカスに批判しているのが印象的だった。「彼らは苦心惨憺、自分たちが愚かな鼠の性から生まれている事態から生まれようと努めている」や「自分では何一つものを考えていないという始末で....」ここまで痛烈なのには驚いた。なんか恨みでもあったんか?笑(実際ヘーゲルとの間では激しい論争が繰り広げられていたらしい) 一方で現代社会・読者にも通ずる点もたくさんあった。特に匿名のコメントが卑劣というのは、まさにSNSついて指摘しているのかようにさえ感じる。他にも良書/悪書を見極めることや、ただ漠然と多読をしていても「自分で考えぬいた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣りしても、いくども考え抜いた知識であればその価値ははるかに高い」し、「他人から学んだにすぎない真理は、我々に付着しているだけ」という点は意識しなければ。 メモ(p.63): しかしこの規則軽視して顧みないのがドイツにおける哲学専門の著作家や、一般に何々論とか考察ものを著わすドイツ著作家に共通の特徴で、ドイツにおける哲学専門の著作家や、フィヒテ以来時にこの傾向は著しい。すなわちこのような文章家に共通に現われる特徴は、何かを主張するように見せかけようとするだけで、実は主張するべきものを何一つ所有していないといことである。
Posted by
ショウペンハウエル (1788-1860) の主著「意思と表象としての世界」の基本的な人間観はペシミズムであり、一般には読まれることが少ない。しかし、その付録と補遺である「思索」、「著作と文体」、「読書について」は、我々一般人にも大きな示唆を与える。 文章の書き方について、次の...
ショウペンハウエル (1788-1860) の主著「意思と表象としての世界」の基本的な人間観はペシミズムであり、一般には読まれることが少ない。しかし、その付録と補遺である「思索」、「著作と文体」、「読書について」は、我々一般人にも大きな示唆を与える。 文章の書き方について、次のように語っている。 「建築術でも装飾品を飾りすぎるのを警戒するように、言葉の芸術でも、不要な一切の美辞麗句、無用な敷衍(ふえん)、表現過剰を警戒し、純潔無垢な文体や話法に努めなければならない。無用なものはすべて有害な作用をもつ。単純素朴はもっとも高貴なものにも通ずるので、この単純たれという掟(おきて)は、あらゆる種類の芸術にも有効である。 表現の簡潔とは、真の意味ではいつもただ言うだけの価値があることだけを言い、だれでも考えきそうなことにはいっさい、冗長な説明を加えないこと、必要なものと不要なものとを正しく区別することである。しかしだからと言って、明瞭さを、まして文法までをも簡潔さの犠牲にしてはならない。わずか数語を省くために、思想の表現を弱めたり、あるいは文意までも曖昧(あいまい)にしたりするのは、愚かなことで非難さるべきである」
Posted by
読書について をまとめた短編と、その他2つの短編をまとめたもの エッセイに近いんですかね?マンガが主体で活字は読まないので、あまりわからず、、 自分が読書をしようと思った際に、まずは読み方を知るべきだろうと手に取った本です 要するに、バカみたいに本を読んだところで意味はない...
読書について をまとめた短編と、その他2つの短編をまとめたもの エッセイに近いんですかね?マンガが主体で活字は読まないので、あまりわからず、、 自分が読書をしようと思った際に、まずは読み方を知るべきだろうと手に取った本です 要するに、バカみたいに本を読んだところで意味はない、何を読むか、どう読むかが大切だぞ てことです 数じゃなくて質、てことですね まあ言われてみれば普通なことですけど、改めて本質に立ち返れると思います この本を読んで1番びっくりしたのは、この本が書かれた時代も、今と変わらず様々な"薄い"本が出てるってことです 『読書について』じゃない短編で、作者がひたすら愚痴を書いてましたが、そこには 「古典を独自解釈してテキトーに書かれている新書が大量に出回っている、それを読んだところで何も意味がない」的な事が書いてありまして、、 今も、『楽して稼げる方法!』とか、『日本政府の陰謀!』的なあやし〜い本がたくさんありますけど、そういうノリって変わらないんだなぁと、 そして、いつの世もアホな人はそういう本を買って読んでしまうんだよなぁ、と、、、 そういう人にはならない様、自分の読みたい、読むべきと思うモノを読むことにしてます あとはなるだけ数じゃなくて質をね。良書は何度も読んで身につけていくべきというものです。
Posted by
2021年 31冊目 多読によって人は愚者となる→まあわかる。思考停止しないように気を付けないといけないし、アウトプットもしましょう。 良書を読むには悪書を読まないこと→むむ。余程の審美眼をもつ人でなければ、悪書を読まずして良書か否かなんて分からないのでは?洗礼を受けた物だけを...
2021年 31冊目 多読によって人は愚者となる→まあわかる。思考停止しないように気を付けないといけないし、アウトプットもしましょう。 良書を読むには悪書を読まないこと→むむ。余程の審美眼をもつ人でなければ、悪書を読まずして良書か否かなんて分からないのでは?洗礼を受けた物だけを享受するのはまるで去勢されたような白々しさを感じます。。なんて。
Posted by
読書はせずにすますのがベスト。 読書は考える力を奪い自分を退化させる。 正直難しくて一度ではよく分からない。ただ、嗜好品としての読書と上手く付き合っていきたいと思う。
Posted by
2021年積読整理の旅に出発したばかりなのに、 出会ってしまった本。 大事なのは目的。 えーっと少しずつ修正していきまーす^^;
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。」 その通りで、返す言葉もないなと思いました。 「読書を通じて考えているつもりになること」が快感になっている部分があるなと。 本の内容に関して派生させて考える、知識として蓄積する、そういった水準に留まってしまいがちだなと反省させられます。 「世界という書物を直接に読破することが思想家であり、天才。」 それを本を通して、後世に伝える行為は如何。
Posted by
読書は、思索の代用品にすぎない。 読者は、著者の思索過程を反復する作業に過ぎない。 多読の弊害は、自ら思索する能力を失うことである。 無為に知識を集めるだけの読書、他人から学ぶだけの読書では、それがどんなに優れた心理であったとしても義足程度にしかなり得ない。 一方、思索に思索...
読書は、思索の代用品にすぎない。 読者は、著者の思索過程を反復する作業に過ぎない。 多読の弊害は、自ら思索する能力を失うことである。 無為に知識を集めるだけの読書、他人から学ぶだけの読書では、それがどんなに優れた心理であったとしても義足程度にしかなり得ない。 一方、思索に思索を重ね、行き詰まったタイミングで行う読書で得たものは、本物の知識として読者の血肉となる。 良書を読むための条件は、悪書を読まないことである。そのためには「読まずにすます技術」が必要。もし読み始めてから悪書だと判断したら、迷わずに読むのをやめてしまおう。人生は短く、時間と力には限りがあるのだから。 古典最強。古典読んどけ。以上。
Posted by
思索と読書は全く違う。自分で考えて切り拓くこと、自分の思索の世界を体系立ててつなげること。読書は思考を押し付けることにつながるため、常に新刊を読む、といった悪書を読む習慣は、限りある人生の時間と金を蝕む害である。とはいえ、凡人は自分で経験したり思索できる幅が大きくないので、未知な...
思索と読書は全く違う。自分で考えて切り拓くこと、自分の思索の世界を体系立ててつなげること。読書は思考を押し付けることにつながるため、常に新刊を読む、といった悪書を読む習慣は、限りある人生の時間と金を蝕む害である。とはいえ、凡人は自分で経験したり思索できる幅が大きくないので、未知なる世界を探求しつつ、自分で考えることを大事にする、探索と深化の読書を実践したい。
Posted by