鉄道員 の商品レビュー
映像化された原作が多数の短編集です。浅田次郎といえばこの本が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。こころに沁みる話ばかりです。 浅田次郎は「映像化されものを見て、原作を読んだ気になっている人が多い」と、講演で言っていました。映画を見た方も、ぜひ原作の良さを味わって欲しい...
映像化された原作が多数の短編集です。浅田次郎といえばこの本が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。こころに沁みる話ばかりです。 浅田次郎は「映像化されものを見て、原作を読んだ気になっている人が多い」と、講演で言っていました。映画を見た方も、ぜひ原作の良さを味わって欲しいと思います。
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文庫本出版各社が夏休み前に実施するフェアを楽しみにしている。ピンと来た作品に大きく丸を付ける。本屋に行って、手に取って、しばらく持っていて、 馴染んだものを買う。その一冊目が同氏の「夕映え天使」だった。読み進めるうちに、スイッチが入った。あれも読んでいないと思った。それが、「鉄道員」である。原作も映画も目にしてはいなかった。何度か、健さんの雪のホームに立つ映画の1シーンのポスターだけは記憶にあった。讀み始めると、健さんが正に主人公の乙松駅長として、イメージされたまま、ページの線路は空白になった。ついでに、DVDを借りた。既視感を催すシーンが多かった。評価の星をひとつ増やした。
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10年ぶりくらいに読みましたが、 おそろしく泣けてきました。 なんか、有り得ないって一言で片づけらんない。 こんなこと、あっていいじゃないか。 いや、ありそうな気がする。 そんなことを思いながら、読みました。 前に読んだときは圧倒的に「鉄道員」がよかったですが、 今読んでみ...
10年ぶりくらいに読みましたが、 おそろしく泣けてきました。 なんか、有り得ないって一言で片づけらんない。 こんなこと、あっていいじゃないか。 いや、ありそうな気がする。 そんなことを思いながら、読みました。 前に読んだときは圧倒的に「鉄道員」がよかったですが、 今読んでみると「うらぼんえ」も「角筈にて」もいい。 もしかしたら10年後には、違う作品をよく感じるのかな。 なんか楽しみになってきました。
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短編集。 「鉄道員」。娘にやられた。口がプルプルするほど泣いた。 「ラブ・レター」。また泣いた。底辺の人のきれいな気持ちはたまらない。 「悪魔」。いきなり何の冗談かと思った。本気で怖い。グロい。 「角筈」。歌舞伎町の旧名らしい。お父さんを待ち続けたやさしいみなしごエリート。 「うらぼんえ」。おじいちゃんもっと復讐してくれたらよかったのに。主人公に同情。泣いた。
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映画も見たんですが、正直いうと冗長というかあざとい感じを受けましたw 浅田 次郎さん原作の極道懺悔録というマンガは 凄い面白かったんですけどね。けっこうマンガの原作良くやってますよね。
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小学生のころの国語のテストの問題に「鉄道員」収載の短編が出題されていた。不覚にも試験中に泣き、テスト後に親に買ってもらって続きを読んだ…懐かしい。
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ちょっと癖のある短編がそろっています。 自分には合いませんでした。いまいち、情景がぴんとこないもの、面白さがわかってきたころに終わってしまったものといった印象が残りました。 2010読了
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文体よどみなく、構成無駄がなく、秀逸な短編集。 小説の舞台背景を現実的に正しく理解できるのは、本当は若しかしたら私より二まわりほど上の年代(ってどの年代だろう)の人たちかもしれないが、後世でもこの背景を理解できるよう、文化が継承できていれば尚幸い。
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あとがきにもあるように「奇蹟」をモチーフにした短篇を集めた短編集である。 どの作品も心があったまるような話で、いいなーと思った。 今の自分としては「オリヲン座からの招待状」が一番いいなと思った。 解説にもあるとおり好みはわかれそうだ。 何年後に読んだら好みも変わるのかな。
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映画化されたオリオン座からの招待状も含む浅田次郎の短編集 浅田氏独特の人を惹きつける文章力の魅力が満載 心温まり泣ける一冊
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