1,800円以上の注文で送料無料

海街diary(1) の商品レビュー

4.4

245件のお客様レビュー

  1. 5つ

    118

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

5巻まで読みましたが…

1巻が面白かったのでその後の続刊もまとめ買いして読みました お話自体は面白いですが、出てくるキャラクター達がどの人も格好良すぎて 鼻につきます。特に中学生達は大人が「こうあってほしい」と思うような理想的な 子ばかりであまり感情移入できませんでした なんというのか、理想的な...

1巻が面白かったのでその後の続刊もまとめ買いして読みました お話自体は面白いですが、出てくるキャラクター達がどの人も格好良すぎて 鼻につきます。特に中学生達は大人が「こうあってほしい」と思うような理想的な 子ばかりであまり感情移入できませんでした なんというのか、理想的なホームドラマを見せられた感じ 「ラヴァーズ・キス」と話がつながってますが、そこらへんをフォローするためなのか 状況説明が多いのも気になります

くろねこ

2024/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10/31(水) 1巻「蝉時雨のやむ頃」 kindle期間限定無料が今夜までだったので駆け込みで読んだ。 めっちゃ良かった…… やっぱり自分好みの漫画だった………… 基本設定としては「社会人の三姉妹が同居する鎌倉のデカい屋敷に、腹違いの中学生の妹が引っ越してくる話」で、そんな四姉妹を主人公としたオムニバス形式の連作短編集、といっていいだろう。 この1巻には表題作を含む3つの話が収録されており、最初の、父の葬式のために山形の温泉郷に出かける、四女すずとの出会いの話と、3つ目の、すずが鎌倉の中学校とサッカーチームに入り、難病で片足を切除することになったキャプテンに他の男子たちと寄り添う話がめちゃくちゃ良かった。ふつうに泣いた。 親の死とか、大人びた子どもがようやく見せる涙とか、難病とか、要素としてはかなーりベタに泣かせてくるものなんだけど…… なんていうのか、漫画の「雰囲気」がいいんだよな。かなりコメディ要素も強くてケラケラとしたトーンで進んでいるのとか、舞台となる鎌倉という土地の風土と文化と歴史に寄り添った描写がすばらしい。ふとしたコマで描かれる道端の風景がすごくいい。単行本ラストページに作中で出てきた鎌倉の舞台マップが付いていて、思わず「ずる~~~!」と言っちゃった。こんなの鎌倉に行きたくなるに決まってるだろ!! ひとつの田舎町を舞台にした理想の物語のひとつかもしれない。ちょっとエロゲっぽいというか…… 『フォークソング』とかに少し似ている。オムニバス形式だし。理想のエロゲ(エロ抜き)といってもいい。2006年連載開始ということで、確かにエロゲ全盛期と被ってはいる……。 すずちゃん、スペックだけ見てると俺TUEEE系主人公だな。両親が死んでいて腹違いの姉たちに引き取られた可哀想な境遇やら女子中学生ということやらで、そうしたイヤさはまったくないが。 これって少女漫画なのか?? あんまり「っぽさ」はないと思うが。でもたしかに、フキダシ外/コマ外で台詞やコメント(ツッコミ)を書き込むノリなんかは少女漫画の文脈なのか。女だけの園。実質『四つ子ぐらし』ともいえる。 改めて、第3話「二階堂の鬼」は傑作だと思う…… すごいのは、将志(マサ)の存在だ。転校してきて、仙台の名門サッカークラブから来たエリート少女すずのことが気になる風太をメインの視点でエピソードを構成しようとしたときに、風太の嫉妬対象としてもう1人の男子キャラを配置して三角関係にするのは王道だ。この作品でいえばキャプテンの多田がそれにあたる。そして、そんな多田に難病の運命を与えて、それによって風太の葛藤と、すずとの交流を作り出すプロットなので、実は将志はあんまり要らない。というか、将志ポジションのキャラをそのまま難病で入院させればよりコンパクトになるはずだ。つまり将志=多田にすればよい。しかし、この漫画ではそうはならずに、あくまで風太の嫉妬対象を将志にして、もっとサッカーが上手くてイケメンな多田には嫉妬しない。そして入院している多田に何度もお見舞いに行く将志と、行こうにも行けない風太とすず、という形で対比の構図を作り、終盤のクリスマスの見舞いには風太とすずの2人で行き、将志はいない(その前の紅葉ヶ谷のシーンには将志も「なぜか」付いてきている。ここの『ちはやふる』小学生編っぽさすごい。元ネタかもしれない)。 こうして、脚を失った多田の苦悩と実存を描きながらも、あくまで彼は「蚊帳の外」として、風太・将志・すずの甘酸っぱくほほえましい三者関係を立ち上がらせている。これがすごい。 見方によっては、風太の淡い恋の青春ストーリーのための都合の良い引き立て役として、別キャラに難病を与えて片足を失わせた、かなり残酷で嫌らしい話にも読めると思うんだけど、その中学生なりのシリアスさとほほえましさとが見事に同居した、かけがえのない傑作短編になっている。 クリスマス見舞いのシーンでの、コマの内にも外にも降り続ける雪の描写に、漫画ってすごいな、と思わせられた。 あと、すず自身は特にどの男子にもあんまり靡かずに孤高なヒロインとして屹立しているのがまた素晴らしい。まぁこれから異性愛に発展していくのかもしれないけど……。

Posted byブクログ

2024/07/02

鎌倉で暮らす三姉妹、さち、佳乃、チカが腹違いの妹すずと同居を始める。それぞれの生き方がときにせつなく、ときにユーモラスに、鎌倉の風景の中で描かれる。 久しぶりの吉田秋生さんでした。女性が女性っぽく見えます。以前は骨格ががっしりしてる感じの女性の描き方でしたが。 蝉時雨のやむ頃、...

鎌倉で暮らす三姉妹、さち、佳乃、チカが腹違いの妹すずと同居を始める。それぞれの生き方がときにせつなく、ときにユーモラスに、鎌倉の風景の中で描かれる。 久しぶりの吉田秋生さんでした。女性が女性っぽく見えます。以前は骨格ががっしりしてる感じの女性の描き方でしたが。 蝉時雨のやむ頃、四女すずが鎌倉にやって来た。 佳乃と恋人の朋章。 すず、少年サッカーチームの湘南オクトパス入団。 風太の悩み、裕也の入院。 【浅野陽子】父の今の奥さん。父は再再婚ですずを連れ、陽子さんは再婚で男児二人を連れてきた。 【あづまや】父が働いていた旅館。河鹿沢温泉にある。 【アライ】さちを悩ませることが多い看護師。第一巻では登場はせず。 【飯田】陽子の叔父で司法書士。 【井上泰之/いのうえ・やすゆき】湘南オクトパス監督で市民病院リハビリ科勤務の理学療法士。この人のおかげで裕也の命が助かったという面が強い。 【カマドウマ】茶色っぽいコオロギのような昆虫。一部ではGとええ勝負なくらい嫌われている。佳乃の天敵。個人的には知人の別荘開きを手伝ったとき倉庫にビッシリいるのを見てゾッとしたことはあります。一匹一匹ではそんなに気になりません。 【佐助稲荷】ご近所の稲荷神社。 【さち】長女。佳乃は「シャチ姉」と呼ぶ。看護師。 【湘南オクトパス】地元の少年サッカーチーム。 【すず】浅野すず。腹違いの四女。父の不倫→再婚相手の娘。仙台にいた頃少年サッカーチームの強豪青葉JFCでレギュラーだった。出会ったときは健気さが前面に出ていたが、サッカーをやってるときは活発で強気な面が出ている。 【裕也】多田裕也。湘南オクトパスの選手。主将。 【父】不倫して離婚、その相手と結婚しすず誕生。その相手が亡くなった後陽子と結婚した。 【チカ】三女。香田千佳。葬式に出るにあたってなぜかパンチパーマにした。スポーツマックス藤沢店勤務。 【朋章/ともあき】佳乃の現在の恋人で大学生。稲村のマリンショップで夜だけバイトしている。ルックスは良い。いつもはガテン系の男とつきあうことが多かった。 【浜田】チカの勤めるスポーツマックス藤沢店店長。 【風太】尾崎風太。湘南オクトパスの選手。背番号十八番。 【将志/まさし】緒方将志。湘南オクトパスの選手。関西出身。 【佳乃/よしの】次女。香田佳乃。スタート時二十二歳。鎌倉八幡信用金庫勤務。父親は優しかったという印象が残っている。酒好き、男運なし。カマドウマが苦手。

Posted byブクログ

2022/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今の年でやるべきことを 今の年でやれるか 周りが頼りないから その立場に立たなければいけないのか 大人と子供なんて 言葉ではわかれるけど 何ができれば大人、何ができなければ子供なんて分けるのも なんか悲しい気がするけど、 子供が子供のままでいられなくて 早く大人にならなければならない時間を 過ごさなければならなかったと思うと 泣きたかったことのすら気づけない関係の重たさ 一緒にいようと言ってもらえる 居場所がある 何ができるわけではないけど 居ていいよと言ってくれる関係に出会える ここは私の場所なんだって思えることが 全てのはじまり

Posted byブクログ

2022/09/15

鎌倉を舞台に、香田家の三姉妹と異母妹のすずが、悩んだりしながらも前へ進んでいく物語。香田家が、すずをすんなりと妹として受け入れていて、賑やかで楽しそうな日常を送っているのが印象的。温かくてとても素敵な作品です。

Posted byブクログ

2022/08/24

映画の雰囲気とはだいぶ違った印象。 最後の方はすずちゃんのサッカーの話が中心になっていて、ちょっと私の求めていたものとは違うけど、とりあえず2巻も読んでみます。

Posted byブクログ

2022/07/10

友人から借用、映画を先に観た。 映画は作品の最初の一部を切り取ったもので 四姉妹の出逢いが中心になっているが 原作ではタイトル通り四姉妹の日々が綴られている。 サブタイトルがとても素敵。

Posted byブクログ

2022/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「蝉時雨のやむ頃」 …家を出て15年たつ父が亡くなったとの連絡が3姉妹にはいった 父の葬式で、母の違う妹と出会う 〇父の優しさを思い出す 「佐助の狐」 …すずが引っ越してきた。チカとすずは、佳乃の彼氏を町中で見つけ後をつける 〇ウソがばれるとき。すずの酒豪の予感 「二階堂の鬼」 …すずはサッカーチームに入る チームメイトの入院 〇魂のゴール 〇ずーっと、読みそびれていた 読めて良かった

Posted byブクログ

2022/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父のお葬式のシーンでのさち姉の台詞が最高。 喪主の挨拶を妻が子供のすずにやらせようとした時の言葉。 「これはおとなの仕事です。おとなのするべき仕事を子どもに肩代わりさせてはいけないと思います。子どもであることを奪われた子どもほど哀しいものはありません。」 かっこよすぎる。

Posted byブクログ

2021/08/14

3巻まで期間限定無料で提供されていたのを期に再読。そもそも最初に読んだのは、映画が先だったのか、原作が先だったのか。再読なので、よくわかった感じがした。映画版をもう1回見てもいいかなと思った。Amazonで見れるだろうか。

Posted byブクログ