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マリ&フィフィの虐殺ソングブック の商品レビュー

3.2

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

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新感覚の作品が収めら…

新感覚の作品が収められている短編集!!多くの評論家に評価されている作品。

文庫OFF

背表紙曰く、文学的に…

背表紙曰く、文学的にも異例の評価をえた中原昌也とあるが、読者を置いてけぼりにする身勝手な文章、尻切れとんぼな終わり方について行けなかった。

文庫OFF

2021/05/24

革命的な小説ではないかなと思う。現代文学の奇才中原昌也の短編集だ。一つ一つの短編が暴力的なほど短く、内容も支離滅裂だ。だけれども、この本がもつブラックユーモアの魅力が原因か、何度でも読み返したくなる。 カットアップのように前衛的な手法を用いているように思える。それぞれの短編は、...

革命的な小説ではないかなと思う。現代文学の奇才中原昌也の短編集だ。一つ一つの短編が暴力的なほど短く、内容も支離滅裂だ。だけれども、この本がもつブラックユーモアの魅力が原因か、何度でも読み返したくなる。 カットアップのように前衛的な手法を用いているように思える。それぞれの短編は、ヌーヴォーロマンの小説のように、イメージが繋がっていくことで進行する。だから、全体のあらすじから見ると支離滅裂だが、イメージが連鎖する流れを読んでいくのは楽しい。つとむというキャラが誕生しているが、短編間も繋がりがあるのかどうかよく分からない。

Posted byブクログ

2020/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 最新作の『パートタイム・デスライフ』が面白かったので、ずっと昔に読んだのを読み返してみた。するとすっかり内容を忘れていて楽しく読めたのだけど、読んだ先から忘れてしまい、読んだばかりなのにさっぱり思い出せない。『パートタイム・デスライフ』のこともあまり覚えておらず、どちらも面白かったと感じた記憶だけがある。

Posted byブクログ

2020/02/10

読み進めたところで場面が急展開を迎えたり、ばっさり終わったり、著者が作るコラージュ・ミュージックのような皮肉めいたユーモアが感じ取れた。 モデルがいるらしい"つとむ"や、マリ&フィフィなどの人物が作品をまたがって登場するが、伏線関係なく一話完結の悪夢が日記の...

読み進めたところで場面が急展開を迎えたり、ばっさり終わったり、著者が作るコラージュ・ミュージックのような皮肉めいたユーモアが感じ取れた。 モデルがいるらしい"つとむ"や、マリ&フィフィなどの人物が作品をまたがって登場するが、伏線関係なく一話完結の悪夢が日記のように続く。現実離れした不条理でブラックユーモアの溢れる文章だが、途端に現実的になって目が覚めると物語を読み終えていている。 場面の前後を見失いながら読み進めてしまう中毒性がある。

Posted byブクログ

2017/03/17

2017.03.15-16 ショートショート。 どうしても言葉が頭に入ってこない。色も音も温度も感じない。ただ「臭い」はどの篇にも出てくるからか、異臭がする。

Posted byブクログ

2016/11/15

一部はたがいに関連のある12編の短編で構成されている作品です。 「解説」でも指摘されていますが、シュルレアリスムの自動筆記やカットアップ&リミックスといった手法に還元されることのない、アヴァンギャルドな作品です。 著者に才能がないとは決して思いませんが、体制的なものに対する反...

一部はたがいに関連のある12編の短編で構成されている作品です。 「解説」でも指摘されていますが、シュルレアリスムの自動筆記やカットアップ&リミックスといった手法に還元されることのない、アヴァンギャルドな作品です。 著者に才能がないとは決して思いませんが、体制的なものに対する反逆を息せき切って提示していることが、作品の魅力を損ねてしまっているように感じました。三浦俊彦や吉村萬壱ほどのラディカリズムは見られないのではないかと思います。

Posted byブクログ

2018/02/09

再読したら割と面白かったですねぇ…特にラスト2作品かな? 意味不明ながらもなんというか、著者の孤独感みたいなものが透けて見えるような気がして…感動したのでした。( ノД`)シクシク… ヽ(・ω・)/ズコー 本当にまあ…小説と言えるのかどうかも不明な当作品ですけれども、解説者...

再読したら割と面白かったですねぇ…特にラスト2作品かな? 意味不明ながらもなんというか、著者の孤独感みたいなものが透けて見えるような気がして…感動したのでした。( ノД`)シクシク… ヽ(・ω・)/ズコー 本当にまあ…小説と言えるのかどうかも不明な当作品ですけれども、解説者は絶賛していましたねぇ…僕の同僚はチンプンカンプンで中途で投げ出したそうです…。 ヽ(・ω・)/ズコー まあ、そんなわけでハマる人はハマる! 本だというのは間違いなさそうです…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted byブクログ

2014/10/02

タイトル含めて殺伐とした語感が読んでいて面白いところではあるけど、パッと提示されて意味も分からないまま終わってしまうお話たちにもやもや。これはこういうものだとは分かっていても、これがアリなのか!と思ってしまう。 短編が次から次へと虐殺されていくのを目の当たりにしたような印象で、な...

タイトル含めて殺伐とした語感が読んでいて面白いところではあるけど、パッと提示されて意味も分からないまま終わってしまうお話たちにもやもや。これはこういうものだとは分かっていても、これがアリなのか!と思ってしまう。 短編が次から次へと虐殺されていくのを目の当たりにしたような印象で、なんとも言いがたい読後感。

Posted byブクログ

2014/04/25

高校生の時に読みました。なぜか第一話を読んでて通学の地下鉄の中で吹き出しました。 一気に読めてニヤニヤ笑える意味不明な一冊でした。

Posted byブクログ