夜の蝉 の商品レビュー
「円紫師匠と私」シリーズ第二作目。 女子大生の〈私〉と友達の正ちゃん、江美ちゃん、そして姉をからめて 平凡な日常に起こる、不思議な出来事を解決していく。 今まで読んだシリーズの中では一番面白かった。 あまり、恋の話など語りそうにない主人公。 今回は江美ちゃんの話、姉の話両方が恋...
「円紫師匠と私」シリーズ第二作目。 女子大生の〈私〉と友達の正ちゃん、江美ちゃん、そして姉をからめて 平凡な日常に起こる、不思議な出来事を解決していく。 今まで読んだシリーズの中では一番面白かった。 あまり、恋の話など語りそうにない主人公。 今回は江美ちゃんの話、姉の話両方が恋にからめた話。 恋バナにがっつくことなく、飄々と解決していく私。 彼女が恋愛をしたとき、どんな感じになるのだろうか。
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誰かに自分の進む道を見守っていてもらえるというのは、本当に幸せなことだと思う。円紫さんと私シリーズはどれも好きだが、あえて選ぶなら、さまざまな人の愛について考えさせられるこの本を。
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「円紫師匠と私」シリーズ第二作。帯に書かれた、「かりそめの恋、ゆるぎない愛、掛け違う心」というコピーは本作品を表していて秀逸。
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覆面作家だったことなど知らないので空飛ぶ馬はなんとなく男性が書いた女性の視点のような気がしていたが、これはホントに女性が書いたようなそんな印象。共感できる「私」がいた
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真剣に読みたくない・・・ 重い空気の推理小説は苦手・・・ それでも推理小説を読みたい貴方にオススメします。
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2人の友達、お姉さんとの関係を中心にした、私と円紫師匠のシリーズ第2段。姉妹っていうのもなかなか複雑な人間関係なのです。そして、少しずつ時が流れていく。
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「私」と円紫師匠の名コンビシリーズ第二弾。言い忘れましたが、このシリーズは本格推理物です。なんてったって創元推理文庫ですから。殺人?起きない起きない。だってふつうの女子大生の日常なのだから。でも読むと「本格推理」そのものなんだなぁ。第44回日本推理作家協会賞受賞。
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「朧夜の底」「六月の花嫁」「夜の蝉」 私と円紫師匠シリーズ2作目 前作から思ってたが、この作家の文は綺麗です。比喩がとても繊細。この文をおっさんが書いてるなんてそりゃあ誰も思わなかったよなぁ(わはは)。知った上で読んでも信じられないもんなー。 私的メモとして(一つ家の歌碑) 「...
「朧夜の底」「六月の花嫁」「夜の蝉」 私と円紫師匠シリーズ2作目 前作から思ってたが、この作家の文は綺麗です。比喩がとても繊細。この文をおっさんが書いてるなんてそりゃあ誰も思わなかったよなぁ(わはは)。知った上で読んでも信じられないもんなー。 私的メモとして(一つ家の歌碑) 「八万三千八三六九三三四七一八二四五十三二四六百四億四六」(=山道は 寒く淋しな 一つ家に 夜毎身に凍む ももよおくしも) 軽井沢かぁ・・・遠いよ。
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大学生の主人公の「私」と、姉がいる「私」と、友達と一緒に遊んでいる時の「私」の中に、ふとおとずれる不思議なできごとを、うまく彼女の中に受け入れられるようにしている作品。個人的には「六月の花嫁」が好き。友人が「私」に向かって謝るシーンは絶妙。
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北村氏の、色彩、ファッション、食べ物、そして何より女性(というより女の子)の見方・感覚。「男性」だなんてとても信じられない。ジャンルはミステリだけれど、トリックなんて気にせず何度でも読める。主人公「私」はそうありたい、でもそうなれない、美しい理想なので、読んでいてちょっぴりイタイ...
北村氏の、色彩、ファッション、食べ物、そして何より女性(というより女の子)の見方・感覚。「男性」だなんてとても信じられない。ジャンルはミステリだけれど、トリックなんて気にせず何度でも読める。主人公「私」はそうありたい、でもそうなれない、美しい理想なので、読んでいてちょっぴりイタイ。
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