夜の蝉 の商品レビュー
私と円紫師匠シリーズ。人間性がよく表現されていて読んでいてその登場人物の空気感が感じられた。推理の中に「情」が感じられる結末が多く、読後感に何かが残ってくれる本。
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女子大生<私>と落語家円紫師匠シリーズ中の1冊。日本推理作家協会賞受賞作品。ミステリーは好きだけど、殺人事件には食傷気味という方におすすめです。日常に潜む謎を解く円紫師匠の穏やかで優しい人柄に触れ、心安らぐストーリーです。著者は本格ミステリ作家クラブ会長。
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おねえちゃんがすきだ。しょうちゃんもすきだ。 ひとの悪意というものの存在にくらりとした。前作よりおもしろいけど円紫さん出番少ない気が・・・。
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表題作は、姉妹の話。真逆な姉妹の物語は、恥ずかしいけど、絆って本当にあるのかも、と思ってしまいます。私だって「お姉ちゃん」と頼られると弱いのです。
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【第44回日本推理作家協会賞受賞】 『空飛ぶ馬』につづいて女子大生の〈私〉と噺家の春桜亭円紫師匠が活躍する。鮮やかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な伏線と、主人公の魅力あふれる語りが読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が素顔を公開する契機...
【第44回日本推理作家協会賞受賞】 『空飛ぶ馬』につづいて女子大生の〈私〉と噺家の春桜亭円紫師匠が活躍する。鮮やかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な伏線と、主人公の魅力あふれる語りが読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が素顔を公開する契機となった第二作品集。 ●収録作品 「朧夜の底」 「六月の花嫁」 「夜の蝉」
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円紫さんと私シリーズNo.2. 出会いは高校の頃の模試でした。 推理ものだけど 殺人とかじゃなくて、 日常の小さな謎を やさしく解き明かしてくれる、 そんな雰囲気が大好きです。 短編集ですが、 お勧めはやはり「夜の蝉」。 兄弟姉妹の奥深さに共感した一作です。 それにしても...
円紫さんと私シリーズNo.2. 出会いは高校の頃の模試でした。 推理ものだけど 殺人とかじゃなくて、 日常の小さな謎を やさしく解き明かしてくれる、 そんな雰囲気が大好きです。 短編集ですが、 お勧めはやはり「夜の蝉」。 兄弟姉妹の奥深さに共感した一作です。 それにしても、 この人の書く文章にはいちいち 「はっ」とさせられてしまいます。 ものすごく巧妙ですよねぇ。 ストーリーだけでなく、 細かな表現、心理描写も 愛読書である理由のひとつです。
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『空飛ぶ馬』につづいて女子大生の〈私〉と噺家の春桜亭円紫師匠が活躍する。 鮮やかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な伏線と、主人公の魅力あふれる語りが 読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が 素顔を公開する契機となった第二作品集
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「円紫さんと私」シリーズ二巻目 この巻が一番好きです 「私」のゆっくりと確かな成長が見られますよ ちなみに表題作の締めのせりふがお気に入りです
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11月7日再読。うん、やっぱり好きだ。北村薫さんはこのシリーズと覆面作家がやはり一番好きだ。日常の謎系ミステリーといえばやはり北村さんだなー。
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前作の『空飛ぶ馬』に続いて、「私」が円紫師匠に「謎解き」をねだる(ねだると言う言葉がまさにぴったり)。 これが推理小説? 確かに謎解きがメインかもしれないけど、それよりも言葉や物の美しさを感じる、愛しむ小説って感じだなぁ。 出てくる作家や作品をあたしはことごとく知らない。 自分を...
前作の『空飛ぶ馬』に続いて、「私」が円紫師匠に「謎解き」をねだる(ねだると言う言葉がまさにぴったり)。 これが推理小説? 確かに謎解きがメインかもしれないけど、それよりも言葉や物の美しさを感じる、愛しむ小説って感じだなぁ。 出てくる作家や作品をあたしはことごとく知らない。 自分を読書家だと思っていたけど、まだまだ甘いわね。 作品のことを知ってたら、もっと楽しめるんだろうなぁ。 今回も円紫さんは名探偵。 「正子」って名前からその子の誕生日を当てちゃうなんて! さぁ、正子さんの誕生日はいつでしょう?
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