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カンガルー日和 の商品レビュー

3.8

323件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2009/10/04

春樹の短編集は長編に比べれば面白かったです。特に、一番最後の話が面白かった。きっと地下へ下ったり、また上ったりというのは、フロイトの意識・無意識の考えや夢の思想が絡んでくるんだろうなと思いました。脳みそを吸われるという事は、記憶がなくなるつまり過去の喪失です。此の行為の意味する所...

春樹の短編集は長編に比べれば面白かったです。特に、一番最後の話が面白かった。きっと地下へ下ったり、また上ったりというのは、フロイトの意識・無意識の考えや夢の思想が絡んでくるんだろうなと思いました。脳みそを吸われるという事は、記憶がなくなるつまり過去の喪失です。此の行為の意味する所は、アイデンティティの喪失の危機ではないかと思います。今の日本の社会を見ても、「出過ぎた杭は打たれる」からなのかもしれないですが、人と同じ、周りに同化してしまっていると思います。無個性の時代。ファッションにしろ音楽にしろ生き方にしろ、自分を殺して生きている人が多い様に感じます。春樹は此の作品を通して、個性の喪失の危機を訴えたかったんではないかなと感じました。本当に研究するにはもってこいの人物ですよね。でも私はあんまり好きではない・・・。

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2009/10/07

シュールな内容の短編集。 シュールではあるけど、独特のリズム感のおかげですいすいと読みすすめることができます。

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2009/10/04

http://d.hatena.ne.jp/gantyan821/20080224/1203864621

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2009/10/07

村上春樹の短編集。 非日常的、具体的な名称が出てこないなど、星新一のショートショートによく似てます。 気負いせずにサラッと読めます。

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2009/10/07

忘れた頃にまた手に取って読んでしまう。3年置きくらいに。どれもサラッとした短編で、ジンを飲みながら読める本です。

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2009/10/04

短編集。どの話も意味があるようで意味がなく、意味がないようで意味がある。言葉遊びのような、ただただ雰囲気を楽しむような、そんな内容。 しかし、どの話も日常と非日常の境界のような、不思議な存在感がある。特に、『図書館奇譚』はお勧め。

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2009/10/04

4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて…、こういうのを村上節と云うのでしょうか、はまったら抜け出せない

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2009/10/04

アタシの春樹デビューがコレ。 短編集ということもあってか、いきなり広がるファンタジックで奇妙な世界に戸惑いつつも、読み終わるころにはハマってましたとさw

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2009/10/04

カンガルー日和が1番好き 4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについてが次に好き

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2009/10/04

不思議な村上春樹ワールドの短編集。最後の「図書館奇譚」は短編6回分の長さがある。この作品には、村上作品によく出てくる羊男が登場(挿絵も村上作品でおなじみの佐々木マキさんのもの)。いつものように優柔不断で嬉しくなっちゃいましたね。読んでも、読んでもよくわからない村上短編集でした。【...

不思議な村上春樹ワールドの短編集。最後の「図書館奇譚」は短編6回分の長さがある。この作品には、村上作品によく出てくる羊男が登場(挿絵も村上作品でおなじみの佐々木マキさんのもの)。いつものように優柔不断で嬉しくなっちゃいましたね。読んでも、読んでもよくわからない村上短編集でした。【2007年4月30日読了】

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