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カンガルー日和 の商品レビュー

3.8

323件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

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2009/10/04

初めての村上春樹作品。 これは思っていたよりとても読みやすい。 「4月のある朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」がタイトル・内容ともにツボ。 アシカの話もよかった。

Posted byブクログ

2012/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ああ、お前は絶対に彼女と寝るべきだったね。(「バート・バカラックはお好き?」の僕に) うう、やっぱ何年経とうが大好きだ。 というかもう、言葉なんかいらないな。 何度でも読みたい。 今の超有名小説家な春樹の印象とは少し違って、とてもリラックスしてサラリと書かれた印象がとても良い。 だが洗練された文章や心地の良いリズム感、ショートショートの上手さなど、なんというかもうほんと言葉要らない。すごい。 短編でどの話も好きというのは本当に奇跡に近いことだけれど、この短編集は本当に全部の話が好きだ。 最後の締めで何かがストンと心に落ちていく、あの感じがすごく好きだ。 どの話もとても印象深いのだけれど、その中でも読んで一番心に残っているのは「図書館奇憚」。 中学の頃、このお話を読んでから夕方の図書館がやけに怖かったなー。 人によってはつまらない読み方にもなってしまえる小説だと思うが、ぜひ何も考えず、料理を食べるみたいに楽しんで欲しいなあと思う。

Posted byブクログ

2011/09/25

 短編集。佐々木マキの挿絵も素晴らしい。     とにかくその科白は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。僕は彼女にそんな風に切り出してみるべきであったのだ。-4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて  この一遍を読む為だけに買ってもい...

 短編集。佐々木マキの挿絵も素晴らしい。     とにかくその科白は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。僕は彼女にそんな風に切り出してみるべきであったのだ。-4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて  この一遍を読む為だけに買ってもいいんじゃないのかな。僕の中でこれからも大事にしていきたい短編の一つ。

Posted byブクログ

2011/05/15

村上春樹が講演で読み上げた「とんがり焼きの盛衰」が気になって読んでみた。途中、既読感を感じたのは「三十二歳のデイドリッパー」が何かの長編に組み込まれたから。何だっけ?そして「図書館奇譚」には羊男が出てくる。これを書いたころの村上春樹は今の僕と同じ年齢だったんだろうと考えるとなんだ...

村上春樹が講演で読み上げた「とんがり焼きの盛衰」が気になって読んでみた。途中、既読感を感じたのは「三十二歳のデイドリッパー」が何かの長編に組み込まれたから。何だっけ?そして「図書館奇譚」には羊男が出てくる。これを書いたころの村上春樹は今の僕と同じ年齢だったんだろうと考えるとなんだか変な気分だ。

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2009/10/04

今まで読んだ中で唯一文章が読めた気がする作品 いい意味で読みやすい 全体的にゆるい雰囲気が流れていて、文章や表現を楽しむ作品だと思う 風景が狭義でしか表現されていない気がする 春樹特有なのか? 物語としてより、その場その場の表現を楽しめばいいのかな? それとも想像しろという作者...

今まで読んだ中で唯一文章が読めた気がする作品 いい意味で読みやすい 全体的にゆるい雰囲気が流れていて、文章や表現を楽しむ作品だと思う 風景が狭義でしか表現されていない気がする 春樹特有なのか? 物語としてより、その場その場の表現を楽しめばいいのかな? それとも想像しろという作者の気遣いなのかな? 三角地帯の定義と100%の女の子への言葉、あしかの話は特にすばらしい

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2009/10/04

大好き。 これは「スプートニック〜」くらい好きかも。 調子のいい短編集を集めてます。 おなじみ「100%の女の子」が入ってて もーーーーー 胸キュン! ほんでね。 読み終わったあとは 濃いめのコーヒーにサンドイッチか、 チョコレートソフトクリームか ミー...

大好き。 これは「スプートニック〜」くらい好きかも。 調子のいい短編集を集めてます。 おなじみ「100%の女の子」が入ってて もーーーーー 胸キュン! ほんでね。 読み終わったあとは 濃いめのコーヒーにサンドイッチか、 チョコレートソフトクリームか ミートボールスパゲッティを食べたい気分なの。 食べ物出すなんて卑怯ですよ、ほんと。笑

Posted byブクログ

2009/10/07

これ、だいすきです。 「4月のある晴れた朝に・・・」とか 「カンガルー通信」とか 特に お気に入りです。

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2009/10/04

23編の短かい小説ーのようなものー(あとがきより) が収められている短編集。 表題になっている『カンガルー日和』にある 「ねぇ、ビールでも飲まない?」 この台詞のような軽いタッチが全体に表れている感じがした。 他、 『4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて』...

23編の短かい小説ーのようなものー(あとがきより) が収められている短編集。 表題になっている『カンガルー日和』にある 「ねぇ、ビールでも飲まない?」 この台詞のような軽いタッチが全体に表れている感じがした。 他、 『4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて』は 王子様願望ならぬオトメン(乙女男)的発想… いやいやきっと誰しもが持ってる理想像なのかも。

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2009/10/04

村上春樹のとても短い短編、それもユニークなストーリーを集めたもの。「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」は傑作。レイモンド・チャンドラーのパロディ「サウスベイ・ストラット」はもっと長い話を書いてもらいたいぐらい面白い。「図書館奇譚」は後に「ふしぎな図...

村上春樹のとても短い短編、それもユニークなストーリーを集めたもの。「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」は傑作。レイモンド・チャンドラーのパロディ「サウスベイ・ストラット」はもっと長い話を書いてもらいたいぐらい面白い。「図書館奇譚」は後に「ふしぎな図書館」として発行される。その他、「かいつぶり」、「とんがり焼きの盛衰」など、げらげら笑える作品もある。

Posted byブクログ

2014/01/15

相変わらず淡々と個々の物語が始まってはなんとなく終わってしまう。最後の話はこれぞ所謂カフカ的というような感じであろうか。嫌いではない。

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