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へうげもの(4) の商品レビュー

4.5

17件のお客様レビュー

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2022/09/27

弥助さんはモザンビークからとってこられた人で、いろいろあって来日なのだが、中尾佐助先生によれば、モザンビーク以北か、のお百姓が稲作のコンセプトを作ったさうである。そんでもって黒色が好きな千宗易は利休になる前に弥助さんを招いてなんかする。  死ぬ直前に明智光秀が松尾芭蕉の句をひねる...

弥助さんはモザンビークからとってこられた人で、いろいろあって来日なのだが、中尾佐助先生によれば、モザンビーク以北か、のお百姓が稲作のコンセプトを作ったさうである。そんでもって黒色が好きな千宗易は利休になる前に弥助さんを招いてなんかする。  死ぬ直前に明智光秀が松尾芭蕉の句をひねるのはいいと思ふ。  藝術としてのノモスがえげつなく発動する具合がよい。

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2016/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初花 「めにゃあ」と飴色の自腹に山水の如く垂れる釉の景色が実に渋い 黄金の茶室 「ヌパァ」いや「ヌシュパァ」か。前面に金箔を張り緋毛氈を敷き派手に過ぎると思うたが、彫刻や絵はなく夜の闇の中蝋燭の灯で見る様は以外にも妖しく渋い。朝や昼会では煌びやかに夜会ともなれば妖艶に変化する茶室これはまさに華とわびとが同居する今の世ではないか。 日の本に二つとない高麗の割高台祭器 十文字に抉(えぐ)れた高台といいわずかに青みが差す琵琶色の釉といい見た瞬間「ギムッ」と心を射抜かれ申した。 名器「滋賀の壺」豊後の大友宗麟も献上するに相当覚悟が要りましたでしょうな。

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2014/02/07

まだここまでしか読んでいないのですが、面白い。 歴史に興味のある人にとって、さらに細部が凝っていてたまらんのではないかと思います。 主人公を古田織部にする所。 数寄や粋という視点で、男を語るところ着眼点が面白いと思います。 器などの茶道の美をどう漫画で伝えるのだろうと思ったら 主...

まだここまでしか読んでいないのですが、面白い。 歴史に興味のある人にとって、さらに細部が凝っていてたまらんのではないかと思います。 主人公を古田織部にする所。 数寄や粋という視点で、男を語るところ着眼点が面白いと思います。 器などの茶道の美をどう漫画で伝えるのだろうと思ったら 主人公の表情と、オノマトペとは!! ほにゃっ どぉーん という言葉で、その物から感じるものを表現するのに驚きました。でも、何だか伝わります! また歴史の事件の解釈なども、色々チャレンジされてますね。 明智光秀の清廉さ、そしてその為に、人の欲望や利権に疎くて、自滅していくところが、自分が想像している光秀像にかぶりました。 まとめて読みたいなと思い、覚書にて。

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2012/05/03

戦争って結局誰が良くて、誰が悪くてということはなく、参加している人みんな何かしらの悪を抱えているとこのマンガを読んで改めて感じました。 でも悪と欲は似ているようで全然違いますね。 左介の数寄に対する純粋な欲は、戦国時代の殺伐とした中、まっすぐ自分の信念を貫いていてむしろ清々しい...

戦争って結局誰が良くて、誰が悪くてということはなく、参加している人みんな何かしらの悪を抱えているとこのマンガを読んで改めて感じました。 でも悪と欲は似ているようで全然違いますね。 左介の数寄に対する純粋な欲は、戦国時代の殺伐とした中、まっすぐ自分の信念を貫いていてむしろ清々しい。 4巻では織部の名が…!。物語がようやく主人公を中心に動き出しましたねー。

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2012/02/23

不思議な擬態語の表現が面白い。 古田左介が古田織部に。 窯大将・加藤景延は太鼓の「飛龍三段返し」の口上にも出てくる地元の名士。

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2011/09/06

「へうげもの」での千宗易は甚だしく由々しき人物である。 信長暗殺を諸大名に示唆したり、安土城天守を紅蓮の炎に包ませようと画策したり。果ては秀吉に帝毒殺を教唆したり。 侘び茶の価値を不動のものとし、茶の湯の世界観だけを至上の大命題と考える宗易の不気味さ。 しかし、宗易を知るにつれ、...

「へうげもの」での千宗易は甚だしく由々しき人物である。 信長暗殺を諸大名に示唆したり、安土城天守を紅蓮の炎に包ませようと画策したり。果ては秀吉に帝毒殺を教唆したり。 侘び茶の価値を不動のものとし、茶の湯の世界観だけを至上の大命題と考える宗易の不気味さ。 しかし、宗易を知るにつれ、読者は彼の魅力に抗い難いものを感じてしまうことになる。 千宗易の妙喜庵待庵と豊臣秀吉の黄金の茶室の対比が面白い。 また、待庵を真似てこしらえた古田織部の渋庵での茶会のくだりも面白かった。 織部の接待と家康の接待の様子も興味深く読めた。 このマンガの面白みのひとつはこうした場面の対比と、緊張と緩和の差し挟み方の妙だと思った。

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2011/07/08

今回は醜さもうまく描かれていた。また、明智光秀の最期は、民を想う情にあふれていて、感動的。美しさと醜さは表裏一体。このマンガ、一筋縄ではないです。 ストーリー的には、織部や利休も命名がなされて、長谷川等伯なんかも出てきて、今後が楽しみ。

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2010/07/21

黒の魅力に取り憑かれた千利休の完成形を観ることが出来る。 清洲会議から秀吉の関白就任、そして佐介の織部正として名乗り始める。 秀吉の天下統一事業よりも織部の文化的活動が多くなりはじめる。

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2009/10/04

古田織部のテンションの高さ!そして数奇の天下を獲る決意。キラキラしてる古織がカッコいいです。で、眉なし三白眼の三成がとても可愛く見える罠。

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2009/10/04

「GenmaiBomb」 光秀を討った秀吉は、家康との和睦のために左介を彼の屋敷へ送り込む。玄米爆弾のもてなしをくぐり抜け、左介は数寄の神髄を垣間見た。その後関白の位を授かった秀吉により、左介は古田織部正となった。位も上がり、織部の物欲はヒートアップ。彼は力強く宣言する。「数寄の...

「GenmaiBomb」 光秀を討った秀吉は、家康との和睦のために左介を彼の屋敷へ送り込む。玄米爆弾のもてなしをくぐり抜け、左介は数寄の神髄を垣間見た。その後関白の位を授かった秀吉により、左介は古田織部正となった。位も上がり、織部の物欲はヒートアップ。彼は力強く宣言する。「数寄の天下を取る」 BASARAゆかりでお市の方が出ます。ちょっとだけなのが寂しいところですが。玄米爆弾のくだりは爆笑です。

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