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チェーザレ 破壊の創造者(1) の商品レビュー

4.4

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    60

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

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2023/04/03

知的好奇心を満たしてくれそう。芸術家肌で世俗に疎いアンジェロに説明していく形で物語が進んでいくので、中世ヨーロッパの時代背景や人間関係が分かりやすい。

Posted byブクログ

2022/04/14

借りたもの。 とにかく徹底した中世ルネサンス描写に息をのむ。神は細部に宿るのか……! 当時のフィレンツェ――フィオレンティーナ――の街並み、雰囲気が繊細に描写されていて、フィレンツェに行った事がある人は、読んでいて街並みを鮮やかに想起させられるのではないだろうか。 天井まで細かに...

借りたもの。 とにかく徹底した中世ルネサンス描写に息をのむ。神は細部に宿るのか……! 当時のフィレンツェ――フィオレンティーナ――の街並み、雰囲気が繊細に描写されていて、フィレンツェに行った事がある人は、読んでいて街並みを鮮やかに想起させられるのではないだろうか。 天井まで細かに描かれ、本当にその空間を歩いているようだった。 また、馬の描写がとても美しく…それはルネサンスを象徴するレオナルド――彼がよく描写した対象であり、素描や未完成の作品が多くあること――を想起させる。 今、競馬に多いサラブレッドとは異なる、胴が長めのアンダルシア馬は当時の軍馬。 食事のシーンではナイフと二股フォークの置き方が現在のテーブルマナーとは異なることに驚いたり。 大学内での学生団からも、当時のフィレンツェの世相が垣間見える。スペイン、フランス勢力に挟まれたフィレンツェという都市国家の立場が見えてくる。 そしてフィレンツェの中でもドミニコ修道会という存在があり、三つ巴の様相を呈している。 ロドリーゴという怪物(俗物教皇)、ローヴェレという猛獣(軍人教皇)、サヴォナローラという妖怪(狂信者)…言い得て妙。 最後は花の街と讃えられたフィレンツェの貧民街……地獄を垣間見る。

Posted byブクログ

2022/03/21

13巻で完結。考証に凝りすぎるくらい凝っていて読み応えがあるマンがなのだが、ストーリー的には投げ出したようなところで終えざるを得なかったことが残念。

Posted byブクログ

2022/02/26

世事に疎くて空気の読めないアンジェロ視点で話が進むのか。いちいちいらつくけど、無知が故に勉強できて、読者も事情を知ることができるという仕掛けね。この長い歴史物語も尻切れトンボだったとか。しかし、完結してるから安心して読める。

Posted byブクログ

2022/01/14

チェーザレ・ボルジアやメディチ家のついてあんまり知識がなかった(君主論のモデルだな、くらい)のと、頭の中でイメージが結ばない(名前が覚えにくい、500年前のイタリアの文化風習やキリスト教への理解が足りない)ので、この漫画を読み進めていくと、1巻の主人公目線のアンジェロと一緒に理解...

チェーザレ・ボルジアやメディチ家のついてあんまり知識がなかった(君主論のモデルだな、くらい)のと、頭の中でイメージが結ばない(名前が覚えにくい、500年前のイタリアの文化風習やキリスト教への理解が足りない)ので、この漫画を読み進めていくと、1巻の主人公目線のアンジェロと一緒に理解がクリアになってゆく。今のところ、アンジェロの強力な素朴さと好奇心を見習いたいという感想。

Posted byブクログ

2018/05/27

チェーザレボルジアを主人公にしているところが漫画としての志が高い。 ピサ、フィレンツェという歴史のある芸術の都が目の前に広がるようでワクワクします。

Posted byブクログ

2018/02/09

チェーザレ・ボルジアなんて渋い題材をなぜ漫画に?と思ったら、1996年、1997年に宝塚歌劇団が舞台化してたのね。ルネサンス期のローマだのメディチ家だの枢機卿の子だの、読んでみると面白い題材だものね。

Posted byブクログ

2017/03/28

ヘタレに見えて潜在能力がある準主役。チェーザレが一目おいてるし、だんだん彼に感化されていく姿も良い… スペイン衣装がカッコいい…

Posted byブクログ

2015/10/03

全くのジャケ借り。手に取った理由は、何となくというより他にない。しかしこの面白さは、誤算であった。 そもそもチェーザレ・ボルジアなる人物の知識としては、アサシンクリードの悪役であり、かのニッコロ・マキャヴェッリの「君主論」のモデルであることくらいしかなかった。 精緻な歴史考察と画...

全くのジャケ借り。手に取った理由は、何となくというより他にない。しかしこの面白さは、誤算であった。 そもそもチェーザレ・ボルジアなる人物の知識としては、アサシンクリードの悪役であり、かのニッコロ・マキャヴェッリの「君主論」のモデルであることくらいしかなかった。 精緻な歴史考察と画力が素晴らしい。リアリティは面白さに比例する、という方程式をまさに証明する漫画だ。

Posted byブクログ

2015/02/27

Kindle版1巻が期間限定で無料だった折、軽い気持ちでポチッと。そんな偶然の出会い。それからというもの、そのまま自宅でポチポチポチ。あっという間に現既刊の11冊を読み切ってしまった。チェーザレ・ボルジアなんて知らなかったのに。とにかく情報量が多くて、カタカナの名前と彼らの関係と...

Kindle版1巻が期間限定で無料だった折、軽い気持ちでポチッと。そんな偶然の出会い。それからというもの、そのまま自宅でポチポチポチ。あっという間に現既刊の11冊を読み切ってしまった。チェーザレ・ボルジアなんて知らなかったのに。とにかく情報量が多くて、カタカナの名前と彼らの関係とヨーロッパ情勢の理解が困難。どのくらい受容できたのかあまり自信がないが、どちらにしろ面白かったことには変わりない。マキャヴェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど有名な偉人も登場する。早く続きが読みたい。 今はダンテの『神曲』やマキャヴェリの『君主論』がこの勢いで読めたら…と思っているが、流石に敷居が高いかなぁ。

Posted byブクログ