チェーザレ 破壊の創造者(1) の商品レビュー
第1巻。中世イタリアのルネサンス期を生きたチェーザレ・ボルジアの生涯。 世界史には疎く、塩野七生さんが彼に関する本を書いてるなー程度の知識で読み始めましたがすごく面白いです。フィレンツェ出身の学生アンジェロの視点から、 サピエンツァ大学ピサ校の学生団の特色とその間で起こっている派...
第1巻。中世イタリアのルネサンス期を生きたチェーザレ・ボルジアの生涯。 世界史には疎く、塩野七生さんが彼に関する本を書いてるなー程度の知識で読み始めましたがすごく面白いです。フィレンツェ出身の学生アンジェロの視点から、 サピエンツァ大学ピサ校の学生団の特色とその間で起こっている派閥争いが浮き彫りになります。 16歳の美しく堂々としたチェーザレ。精巧に描かれた惣領冬実さんの絵柄に惹かれながら、先が楽しみでなりません。
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作画の美しさ、登場人物の魅力、物語の巧みさ全てがそろったお気に入りの漫画のひとつ。完結した際には永久保存決定でしょう。
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これはクォリティ高い…。建物なんかも描きこまれてて人物絵もキレイだし(イケメンすぎ),歴史背景を踏まえたストーリーもしっかりしてて次巻以降も大いに期待。 モーニングにて不定期連載中?『えふいち』といい,素晴らしい漫画雑誌だな。購読しよかな…。
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新刊発売を機に再読開始。 結構な情報量のマンガで多少気合いが必要。 確か歴史関連の書物では巨悪とされるチェーザレ・ボルジア、その通説に立ち向かう訳だから。
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圧倒的画力で魅せられる、 イタリア、ピサを舞台に展開する、 チェーザレ・ボルジアの物語。 それぞれの個性が丁寧に描かれつつ、 全体のバランスが保たれていて、 かつユーモアのエッセンスも含まれているのは、 惣領冬実らしい。 歴史好きにはたまらない。
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チェーザレ・ボルジア、全く知らなかったす。ダヴィンチはいわずもがな、メディチとかも名前くらいは聞いたことあったけど、正直、主人公のことは…あらためて知らないことが多すぎて、情けない気分になったりはするけど、裏を返せば、まだまだ未知の世界が広がってるってポジティブに考えたりして。漫...
チェーザレ・ボルジア、全く知らなかったす。ダヴィンチはいわずもがな、メディチとかも名前くらいは聞いたことあったけど、正直、主人公のことは…あらためて知らないことが多すぎて、情けない気分になったりはするけど、裏を返せば、まだまだ未知の世界が広がってるってポジティブに考えたりして。漫画自体は、ちょっと表情が乏しい感じがするけど、背景も含めて丁寧に描かれてて、物語の展開させ方は良い感じ。とりあえず3巻まで読んだけど、この先の展開も気になります。
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<「カエサル」という名を持つ男。> 新聞広告で知り、書評で興味を持ったコミック。 チェーザレ・ボルジアを描いた作品である。チェーザレはラテン語ではカエサル。古代ローマ帝国の礎を築いた英雄と同じ名を持つ男は、その偉大さもまた受け継ぐのか。 ルネサンス期の壮大なドラマが美麗な絵で繰...
<「カエサル」という名を持つ男。> 新聞広告で知り、書評で興味を持ったコミック。 チェーザレ・ボルジアを描いた作品である。チェーザレはラテン語ではカエサル。古代ローマ帝国の礎を築いた英雄と同じ名を持つ男は、その偉大さもまた受け継ぐのか。 ルネサンス期の壮大なドラマが美麗な絵で繰り広げられる。 自分が知ったのは最近なのだが、1巻刊行は2006年、すでに10巻まで出ている。 「破壊の創造者」というパンチの効いたサブタイトルがよい。 1巻では、石工の家に生まれた学業優秀な青年・アンジェロが狂言回しとなり、この時代のピサの大学へと読者を誘う。 この巻は導入で説明的セリフも多い。 出身地ごとに形成される学生団、メディチ家やボルジア家等の名家同士のつながりや確執、都市における貧富の差など。アンジェロという世情に疎い(純真であるが、ある意味、天然で空気を読まない)若者を配したことで、この時代に馴染みのない読者も同じ視線で新しい世界にすっと入り込んでいける。 さまざま興味深い話が出てくるが、非常におもしろかったのは馬の種の話である。 フランスの学生団が乗りこなすのはデストリエールと呼ばれる種。体格がよく、従順である。重装騎兵の重量を支える体力がある。対して、スペインのチェーザレが乗るのはアンダルシアン。アラブの競走馬とスペインの土着馬の混血のこの種は、細身で気性も荒く、乗りこなしやすい馬ではない。だが、その速さと闘争心は、大きな強みとなりうる。 地域や宗教を異とする各勢力が反目し、絡み合う予兆を感じさせる展開。 2巻以降も少し、追ってみようと思う。 *関連書↓も出ているようだ。 『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』(講談社)
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惣領冬実先生といえば、「three」を再読したいのです。ニッティグリッティとインテヒルダ!このフ二つのバンド名はすご~く色濃く私の記憶に残っています!あー、めちゃめちゃ読みたい! さ、て。 そして「チェーザレ」 「three」とは違って、男性誌に書かれたものです。歴史物。私の中...
惣領冬実先生といえば、「three」を再読したいのです。ニッティグリッティとインテヒルダ!このフ二つのバンド名はすご~く色濃く私の記憶に残っています!あー、めちゃめちゃ読みたい! さ、て。 そして「チェーザレ」 「three」とは違って、男性誌に書かれたものです。歴史物。私の中では「悪名高い」と思っているチェーザレ・・・1巻ではその幼年期が描かれていました。 思っていたより、率直、破天荒だけど、明晰な頭脳。このチェーザレが今後どう描かれているのか、楽しみです。
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マンガ歴史物.伝記物ではない.生い立ちから知りたい人は塩野七生さんを読みましょう.あと,少女漫画的な画風な上に文章が多いので,慣れてないと読み進めにくいかもしれないです. チェーザレ自身よりも当時の人々の暮らしや社会が描かれている印象.昔はよかったと,言われることもあるが,長い目...
マンガ歴史物.伝記物ではない.生い立ちから知りたい人は塩野七生さんを読みましょう.あと,少女漫画的な画風な上に文章が多いので,慣れてないと読み進めにくいかもしれないです. チェーザレ自身よりも当時の人々の暮らしや社会が描かれている印象.昔はよかったと,言われることもあるが,長い目で見ると人間社会は良くなっているのだろうなと思う.
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面白い。チェーザレは独裁者でよい印象がないはずなのに、とても魅力的。続きが気になる。地味な表紙からは想像もできないくらい深く面白い作品。
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