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藤子・F・不二雄異色短編集(文庫版)ミノタウロスの皿(1) の商品レビュー

4.3

76件のお客様レビュー

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2010/04/28

クジラは賢いから食べるな、といいつつ牛を食べ。 魚の活き造りは残酷だと言って、子牛の丸焼きを食べ。 昆虫料理をゲテモノと言って、タコを食べる。 考えさせられた作品。

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2010/04/17

子供の頃アニメで観た時の衝撃が今も残ってて、大人になってまた衝撃。カンビュセスの籤はさすがにあの時代でもアニメ化出来なかったんかな…。いやでもミノタウロスアニメ化しといてそれはないよな。

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2009/12/07

ブラックユーモアとはこういうことを言うんだろうな。 いろんな皮肉が込められている短編集。 ドラえもんの絵柄でブラックなところが良い。 表題作と劇画オバQが好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

藤子F不二雄といえばドラえもんのような可愛いイメージ。 だけどこのSFシリーズは、その絵のまま不思議な雰囲気をかもし出してるから怖い! SFシリーズで短編集色々出てますがその中でも好きな作品が多く載ってたので「ミノタウロスの皿」で。 「ミノタウロスの皿」以外にも一押しは、「ヒョン...

藤子F不二雄といえばドラえもんのような可愛いイメージ。 だけどこのSFシリーズは、その絵のまま不思議な雰囲気をかもし出してるから怖い! SFシリーズで短編集色々出てますがその中でも好きな作品が多く載ってたので「ミノタウロスの皿」で。 「ミノタウロスの皿」以外にも一押しは、「ヒョンヒョロ」! むしろこれをタイトルにして欲しいってくらいこっちの方がすきです。 「思い込ませ、それを気持ちよく裏切る」という行為が作者は大好きだなぁと改めて実感した作品でした。 ちなみにSFとは、「すこし、不思議」の略。

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2009/10/04

ドラえもんやパーマンで知られる藤子・F・不二雄先生の、1話完結で語られるSF(でないものも中にはありますが・・・)短編集。 ドラえもんに親しんだ方には特に自然に受け入れられるとは思いますが、これは大人向けに作られた、傑作です。どのような特殊効果を使った映画も決して敵わない魅力と...

ドラえもんやパーマンで知られる藤子・F・不二雄先生の、1話完結で語られるSF(でないものも中にはありますが・・・)短編集。 ドラえもんに親しんだ方には特に自然に受け入れられるとは思いますが、これは大人向けに作られた、傑作です。どのような特殊効果を使った映画も決して敵わない魅力と奇想天外さ、そして恐ろしさとリアリティに満ちています。 ドラえもんと同じ画筆で描かれる、宇宙の深遠へのあてのない旅・タイムマシンの功罪・ドロドロとした家族愛・生や性への執着・突拍子も無い発明品の数々・現代の状況を先取りしたかのような近未来社会の問題・そして人類滅亡と再生。 どれもこれも全て間違いなく面白いのですが、この巻で特に傑作なのはやはり表題の「ミノタウロスの皿」。 宇宙飛行士である主人公の男は、周りの仲間が全て病死する中でたった一人生き残り、そして地球型惑星に不時着する。そこである美少女に助けられ、保護されたのは地球の古代ギリシャ時代ほどの文明を持つ世界だった。 たったひとつ地球と異なっていた点は、この惑星では、地球では家畜にあたる牛達が人類を友好的に支配し、そして人間を食べるということ・・・・。 宇宙飛行士は自分を助けてくれた少女を守るべく立ち上がるが、その行動は牛達は勿論、当の人間達にも全く理解されず、やがてタイムリミットは迫ってくる。 この他にもこのような「発想の逆転」を使った魅力ある話は沢山収録されていますが、鮮烈なのはやはりこの1話。子供のときに初めて読んだ時にはこれがドラえもんの作者による作品とは信じられませんでしたが、今では強烈に心に残る名作として大切にしたいと思っています。 あと、この小学館の文庫以外にも中央公論でも同じくSF短編集が発刊されており、今でも古本屋で簡単に手に入ると思います。その中に収録された「みどりの守り神」や「宇宙人」が僕は最高に大好きです。

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2009/10/04

「みんなが持っている」ものがほしい。 牛は殺してもよくて、人間はダメ。っていうのは身勝手かしら。そういえば犬を食べる韓国中国や、鯨を食べる日本は、欧米でよく非難されるけど、牛は?鶏は?豚は?羊は?家畜化されているものなら食べていいけど、野生はかわいそうというのなら、ゲームパイは...

「みんなが持っている」ものがほしい。 牛は殺してもよくて、人間はダメ。っていうのは身勝手かしら。そういえば犬を食べる韓国中国や、鯨を食べる日本は、欧米でよく非難されるけど、牛は?鶏は?豚は?羊は?家畜化されているものなら食べていいけど、野生はかわいそうというのなら、ゲームパイはどうなの。これ、そういう人たちに読んで欲しいな。

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2009/10/04

小学校に上がる前に父親がアニメで借りてきました。「美しい女の人は美しいから内臓洗浄されて刺身にされて食べられるんだ、頭は頭だけ生かされて肉の良し悪しを見届けるんだ」と思っていました。子供の想像力と大人の無頓着恐るべし。 漫画で見たのは大人になってからです。藤子・F・不二雄はどれを...

小学校に上がる前に父親がアニメで借りてきました。「美しい女の人は美しいから内臓洗浄されて刺身にされて食べられるんだ、頭は頭だけ生かされて肉の良し悪しを見届けるんだ」と思っていました。子供の想像力と大人の無頓着恐るべし。 漫画で見たのは大人になってからです。藤子・F・不二雄はどれを読んでも薄気味悪い。しかしSF作家として素晴らしい作品ばかりです。 宇宙飛行士が漂着した惑星では人間は家畜でウシが飼う側です。美しい女性は食用家畜で、美味しく食べられることが無上の幸せだと思っている。彼女に恋する宇宙飛行士。宇宙からの客人としてもてなされる宇宙飛行士。彼女に一緒に逃げようと言い、ウシに人間を食べないよう訴えます(菜食主義者が肉食の悪を訴えるがごとく)が、彼女は自分の食用肉としての価値が認められないことで悲しむ。のちに宇宙飛行士は救いだされますが、その船の中でステーキを食べる。美味しい。涙が出ます。

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2009/10/04

藤子・F・不二雄の異色短編集・ミノタウロスの皿です。 昔からこの人の書く漫画が、なんとも言えない後味を残しており、幼心にも「ちょっとシュール...」と感じたものです。怪物くん然り、笑ゥせぇるすまん然り。 このマンガも「…」という後味が残ります。 話のシュールさと残酷さが、絵で中和...

藤子・F・不二雄の異色短編集・ミノタウロスの皿です。 昔からこの人の書く漫画が、なんとも言えない後味を残しており、幼心にも「ちょっとシュール...」と感じたものです。怪物くん然り、笑ゥせぇるすまん然り。 このマンガも「…」という後味が残ります。 話のシュールさと残酷さが、絵で中和され、幅広い年代にも考えさせ、最後まで読ませることが出来る内容になっているのではないかと思います。 何度も読む本ではなく、一度さらっと読んで、読み終わった後に「ぬーん」と感じて欲しいです。

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2009/10/04

トラウマがたくさんつまってる。ほのぼのタッチでえぐい内容。 短編だけどかなりひきこまれるものがたくさん。

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2009/10/04

21エモン似の主人公が、宇宙船の事故で着陸した、牛が人間を奴隷として支配する星での話を描く。 藤子F不二雄は子供作品だけ、という固定概念をくつがえしてくれた作品です。 30年近く前に掲載された短編集ですが、発想が面白く、むしろ「新しさ」を感じました。 同短編集に収録されている劇...

21エモン似の主人公が、宇宙船の事故で着陸した、牛が人間を奴隷として支配する星での話を描く。 藤子F不二雄は子供作品だけ、という固定概念をくつがえしてくれた作品です。 30年近く前に掲載された短編集ですが、発想が面白く、むしろ「新しさ」を感じました。 同短編集に収録されている劇画オバQは特にオススメです。

Posted byブクログ