百物語(文庫版) の商品レビュー
一番最初に読んだ日向子先生の本です。 これほど絵と話が合っている漫画もそうそう無いと思います。即惚れました。漫画家の中でも一番好きかもです。
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【江戸に息づくあやかしを集めた、日向子流怪異譚集。】漫画の魅力とは、一体なんだろう?と考えた時、私は登場人物たちの個性にある、と答えると思います。絵のタッチとか、物語性とかは、その後についてくるものだろうと。で、この先品はどうかというと・・・語り手であるご隠居はおいとくとしても、...
【江戸に息づくあやかしを集めた、日向子流怪異譚集。】漫画の魅力とは、一体なんだろう?と考えた時、私は登場人物たちの個性にある、と答えると思います。絵のタッチとか、物語性とかは、その後についてくるものだろうと。で、この先品はどうかというと・・・語り手であるご隠居はおいとくとしても、たくさん出てくる登場人物、そのどれもがいまいち魅力に欠ける。百物語という題材の難しさでしょうか。。。
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漫画家、江戸風俗研究家として名高い杉浦日向子さんの百物語。 小さいころに聞いた怖い昔話のようなものを思い出させてくれます。ホラーではありません。怖さの中に日本人としてなにか郷愁のようなものを感じてしまいます。 若くしてなくなったのが残念な方ですね。
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なんでもないような空気と、じっとりと暗がりの手触り。こわくて、全然こわくなくて、悲しかったり切なかったりするのもただそれだけのことで、なんだか粋だと思います。
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ひやり、じわじわと効いてくる恐怖。数が物を言うということもわかる。もちろんひとつひとつの話が面白いことは確かだが、通読したときの怖さといったら、もう。
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初版本で持っていたのだがいつの間にか第2巻だけになってしまったので1冊にまとめた本書を買い直しました。 我が家ではトイレに置いて一回に一話ずつ楽しんでいます。杉浦作品は独特の間がいい雰囲気を醸し出していますね。文章を書くときの饒舌な江戸オタクぶりを発揮するのと比較すると面白いかも...
初版本で持っていたのだがいつの間にか第2巻だけになってしまったので1冊にまとめた本書を買い直しました。 我が家ではトイレに置いて一回に一話ずつ楽しんでいます。杉浦作品は独特の間がいい雰囲気を醸し出していますね。文章を書くときの饒舌な江戸オタクぶりを発揮するのと比較すると面白いかも。
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今は亡き、江戸風俗学者の杉浦日向子さんの作品 タイトルからホラーと思われがちですが、江戸時代の百物語は「不思議なもの」を100こ集める。ということなので、その通り不思議な感じの話が集まっています勿論妖怪も出てきますが、怖くなく、江戸っ子のカラっとした感じの本。 簡単に言うと結論が...
今は亡き、江戸風俗学者の杉浦日向子さんの作品 タイトルからホラーと思われがちですが、江戸時代の百物語は「不思議なもの」を100こ集める。ということなので、その通り不思議な感じの話が集まっています勿論妖怪も出てきますが、怖くなく、江戸っ子のカラっとした感じの本。 簡単に言うと結論が無い感じ(良い意味で)
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文庫本ですが、中は漫画です。しかしきわめて文学的漫画。作者はドラマの江戸時代考証などの仕事もされていただけあって、江戸情緒たっぷりです。中の熱い底なし沼にとーちゃんが笑いながら沈んでく話が最高に怖かったです!
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一読に値するコミック。江戸の巷間の人々の感覚や息遣いまで僅かな頁に密度高く表現されている。ホラーな話ばかりではなく伝承、考証的な興味深い話も収録されている。
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ことさらに恐怖心を煽る現在の怪談と違って、不思議なものと対峙した昔の人の世界観などが読み取れるようで面白いです。静かな穏やかな気持ちになりたい夜に読みたくなる。
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