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アドルフに告ぐ(文春文庫版)(1) の商品レビュー

4.3

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/02/13

鉄腕アトムのイメージしかなかった自分にとって、鮮烈すぎる作品でした。何度でも読みたい名作です(ムサシ)

Posted byブクログ

2011/01/24

(全5巻だが第1巻にレビューを書く。) 覚えておくこと: 日常語としてでさえ「正義」という言葉が話題にあがったら、十分に身構えること!自分がもし強い信念を持ったらよく点検すること!宗教対立は自分にはピンとこないが恐らくこのあたりが解決のポイントだ。 …という自分の強い信念は大丈...

(全5巻だが第1巻にレビューを書く。) 覚えておくこと: 日常語としてでさえ「正義」という言葉が話題にあがったら、十分に身構えること!自分がもし強い信念を持ったらよく点検すること!宗教対立は自分にはピンとこないが恐らくこのあたりが解決のポイントだ。 …という自分の強い信念は大丈夫だろうか?

Posted byブクログ

2011/05/27

B・Jを凌ぐかもしれない大傑作。 手塚治虫の才能は、B・Jよりこっちのほうがより発揮されてる気もする。 高校時代に読んで、本っ当に天才だと思った。 読みおわった時、ドラマチックっていう言葉はこの作品のためにあるんだと思いました。 身体の芯から震えたのも、漫画読んで理由も分か...

B・Jを凌ぐかもしれない大傑作。 手塚治虫の才能は、B・Jよりこっちのほうがより発揮されてる気もする。 高校時代に読んで、本っ当に天才だと思った。 読みおわった時、ドラマチックっていう言葉はこの作品のためにあるんだと思いました。 身体の芯から震えたのも、漫画読んで理由も分からず泣いたんも久しぶりだった。

Posted byブクログ

2010/06/19

手塚治虫のマンガはほとんど読んだけど、一番好きなのは、この「アドルフに告ぐ」 第2次世界大戦というデリケートな題材に、実話じゃないんだろうけどすごく考えさせられる内容。 3人の「アドルフ」の運命が複雑に絡み合い、最後まで目が離せなかった。 今までに100回以上読み返したけど、何度...

手塚治虫のマンガはほとんど読んだけど、一番好きなのは、この「アドルフに告ぐ」 第2次世界大戦というデリケートな題材に、実話じゃないんだろうけどすごく考えさせられる内容。 3人の「アドルフ」の運命が複雑に絡み合い、最後まで目が離せなかった。 今までに100回以上読み返したけど、何度読んでも飽きない。

Posted byブクログ

2021/07/23

数ある手塚作品の中でも最高傑作と呼んでも過言ではない作品ではないでしょうか。 実在したアドルフ・ヒトラーと架空の人物である2人のアドルフの 全く別の人生が絡み合っていく様が非常に面白かった。この話に絶対的な正義は見出せないなあと思いました。 ヒトラーの死後、時を経て2人のアドル...

数ある手塚作品の中でも最高傑作と呼んでも過言ではない作品ではないでしょうか。 実在したアドルフ・ヒトラーと架空の人物である2人のアドルフの 全く別の人生が絡み合っていく様が非常に面白かった。この話に絶対的な正義は見出せないなあと思いました。 ヒトラーの死後、時を経て2人のアドルフが再び出会うところでタイトルの意味が分かります。 国家や思想に翻弄される人間の姿は、漫画といえどしっかり目に焼き付けておくべきだと思いました。 

Posted byブクログ

2009/11/12

第二次世界大戦中、ナチスの迫害が酷くなる中の 三人のアドルフの物語。 これはスゴク良い。 ★五つじゃ足りないくらい。 この手の本はどうしても途中で辛くなって辞めがちですが、 この本は一気に読んでしまいました。 中学の時に友達から借りて読んだきりですが、 今でも内容は忘れられま...

第二次世界大戦中、ナチスの迫害が酷くなる中の 三人のアドルフの物語。 これはスゴク良い。 ★五つじゃ足りないくらい。 この手の本はどうしても途中で辛くなって辞めがちですが、 この本は一気に読んでしまいました。 中学の時に友達から借りて読んだきりですが、 今でも内容は忘れられません。

Posted byブクログ

2009/10/07

在日ユダヤ人のパン屋の息子アドルフ・カミユ、ナチス党幹部の息子アドルフ・カウフマン、そして独裁者アドルフ・ヒトラー。 新聞記者・峠草平を狂言回しにして語られる「アドルフ」の名を持つ三人の男の物語。 個人的には手塚治虫最高傑作。 物語の結末部に峠が訪れる寂寥とした墓地が、争いの到...

在日ユダヤ人のパン屋の息子アドルフ・カミユ、ナチス党幹部の息子アドルフ・カウフマン、そして独裁者アドルフ・ヒトラー。 新聞記者・峠草平を狂言回しにして語られる「アドルフ」の名を持つ三人の男の物語。 個人的には手塚治虫最高傑作。 物語の結末部に峠が訪れる寂寥とした墓地が、争いの到達点であり、その虚しさを強調する。 手塚先生の筆もキレキレで、ヒトラーの演説場面なんかまるでその声が聞こえてくるかのよう。 あとゲシュタポ幹部として峠草平を徹底的に追い詰めるアセチレン・ランプが異常にかっこいい。 余談ですが、この漫画の影響で「ヒトラーにはユダヤ人の血が入っているんだ」と信じ込んでいました、中学校卒業くらいまで。

Posted byブクログ

2009/10/04

ユダヤ人であることが何を意味するのか、ユダヤ教徒と「ユダヤ人」を漠然と隔てて考えるだけの私たち日本人の多くにはピンとこないのではないか。ユダヤ人はネーションステイト誕生以前から国亡き民として存在し、およそ政治的・文化的・宗教的・アイデンティフィケーションのうえで選択される(あるい...

ユダヤ人であることが何を意味するのか、ユダヤ教徒と「ユダヤ人」を漠然と隔てて考えるだけの私たち日本人の多くにはピンとこないのではないか。ユダヤ人はネーションステイト誕生以前から国亡き民として存在し、およそ政治的・文化的・宗教的・アイデンティフィケーションのうえで選択される(あるいは選択させられた)社会集合(エスニック・グループ)であると私は把握している。 この物語には表紙にあるアドルフ・ヒトラーと二人のアドルフが登場する。一人はドイツ人外交官の子として将来を嘱望されるエリート、もう一人はユダヤ人の息子として日本の学校で差別も乗り越えてたくましく育つ。幼い頃、神戸で旧知となった二人のアドルフが、ヒトラーの登場、激動の第二次世界大戦を経て、運命の糸に手繰り寄せられるように終戦の直前に再び巡り合う。 ナチス将校として反ユダヤを叩き込まれ、日本人を劣等民族としてドイツ国民の精神とアーリア人の血を誇りとするようになったとき、ドイツ人から日本人に戻った母とユダヤ人として日本人とともに生きる旧友に何を思うのか。かねてより黒人や人間未満に類される対象を意図的に描いてきた彼の「日本人というもの」へのまなざし、自責の念をひしひしと感じずにはいられない。 本作における結末には、エミール・クストリッツァの傑作映画『アンダーグラウンド』がオーバーラップする。血で血を洗う人の歴史のあさましさ、そして、むなしさ。昭和を生きた男・手塚治虫の行きついた「戦争」に対する一つの回答といっても過言ではないと私は思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

手塚治虫さんの漫画は、絵はあんまり相性よくないんですが内容が毎回ツボでツボで。 斬新な切り口がすごい生々しいんだけど、それがまたいい。 そして何より お も ろ い アドルフ・カウフマンの純粋な心理の流動が、また子供の残酷さを鮮明に表してて。 とりあえずと図書館で手に取ってまだ4...

手塚治虫さんの漫画は、絵はあんまり相性よくないんですが内容が毎回ツボでツボで。 斬新な切り口がすごい生々しいんだけど、それがまたいい。 そして何より お も ろ い アドルフ・カウフマンの純粋な心理の流動が、また子供の残酷さを鮮明に表してて。 とりあえずと図書館で手に取ってまだ4巻までしか読んでないんだけど、まとめて借りてくればよかった! とにかく続きが早く読みたい……。

Posted byブクログ

2009/10/04

前半はしっくり来ませんでした。 4巻以降、ようやく加速しました♪ 日本、ドイツ、レバノンと、場所を変え、展開される物語。 壮大なテーマで、考えさせられます。 もう1度読み返したい手塚マンガです♪

Posted byブクログ