ナラタージュ の商品レビュー
恋に恋する世代が読んだら、うっとりしてしまう物語なのかなあ。いい評判を聞いたので読みましたが、登場人物のどの人も気に入らないし、ショックな事件は起きるし・・・。なんだかなあ、でした。文章はきれいだと思った。
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読みながら泣いた。 やっぱりそうだ。深く愛しすぎると忘れるのに時間がかかるよね。そしてその思い出に帰る苦しさと、思い出に帰って再び出会えた幸福と両方を味わって生きていくって本当だ。 大人の葉山先生を、苦しみながら手に入れた後の手放さなくていけない瞬間の何倍もの苦しみ。葉山先生が大...
読みながら泣いた。 やっぱりそうだ。深く愛しすぎると忘れるのに時間がかかるよね。そしてその思い出に帰る苦しさと、思い出に帰って再び出会えた幸福と両方を味わって生きていくって本当だ。 大人の葉山先生を、苦しみながら手に入れた後の手放さなくていけない瞬間の何倍もの苦しみ。葉山先生が大人すぎて、大学生としてはこんなもんだろうと思う小野君がすごく子供に見える。愛し合っていても手放さなくてはならない恋もある。 作者が若いのに、こんなに深い恋愛が書けるなんてすごい。「誰かに頼み事を聞いてもらいたかったら、実際のお願いよりも無理なことを先に頼むと効果的」なんて。 ただ、柚子ちゃんの事が無くても十分切なく、苦しい。
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いい作品だと思う。 最後、大事なところで時間がなくて無理やり読んでしまったので感情移入できなかった。ちょっともったいなかったな。
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表紙に惹かれた。 主人公の回想が主に大学2年で、今の自分と同じだったので、自分に置き換えながら読むことが出来た。
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いろいろな書評で褒められているので、相当に期待して読み出した訳ではあるが、おいらにはどうにもダメである。好きじゃない、この小説。 四十過ぎのおじさんに共感できるわけなど最初からないのかもしれないが、泉という女の子がまず嫌い。というより、それに尽きるのかもしれない。そんな彼女...
いろいろな書評で褒められているので、相当に期待して読み出した訳ではあるが、おいらにはどうにもダメである。好きじゃない、この小説。 四十過ぎのおじさんに共感できるわけなど最初からないのかもしれないが、泉という女の子がまず嫌い。というより、それに尽きるのかもしれない。そんな彼女のnarratageなんだから、気に入るはずがないのか。 文章も少し苦手。読み始めた頃は、風景の移ろいなんかを丹念に書いているなあ、などと感心していたんだけど、途中からだんだん鼻についてくる。時々、思い出したように実在の商品名が出てきたりするけど、そのバランス感が妙に座りが悪い。 物語に話を返すと、なによりもラストがイヤ。で、プロローグに繋がっているわけだから、すっごく気持ち悪い。これが「一生に一度しかめぐり会えない究極の恋」なんだろうか。narratageではなくてexplanationなら納得できたかもしれないね。
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息苦しいほどの恋愛小説。なんだろう。言葉の使い方なのか、文章のつなぎ方なのか、とにかく、読んでいてひたすら息苦しかった。いい意味でね。 誰かを想う気持ちとか、その人を忘れなきゃいけないこととか、でもやっぱりその人と一緒にいたい、っていう気持ちとか、なんだか押し詰められすぎてるかん...
息苦しいほどの恋愛小説。なんだろう。言葉の使い方なのか、文章のつなぎ方なのか、とにかく、読んでいてひたすら息苦しかった。いい意味でね。 誰かを想う気持ちとか、その人を忘れなきゃいけないこととか、でもやっぱりその人と一緒にいたい、っていう気持ちとか、なんだか押し詰められすぎてるかんじがしたのかも。設定も状況も、これといって共感するわけでもなく、その中の誰かに感情移入するわけでもなく、淡々とこの息苦しさを味わった。それでも、「よかった」本だ。3日くらいで一気に読んだけど、それでよかったと思う。 「私も好きです。どうしようもないほど、あなたが好きです」 「これしかなかったのか、僕が君にあげられるものは、ほかになにもないのか」 「きっと、子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったから、愛してるってことに気付かなかったんだよ」
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美しい文体と綺麗な感じがなかなか趣がある。 いろんなものを詰め込みすぎていて、焦点がぼやけ、 ところどころに薄っぺらさを感じるのは、島本理生の若さなのでしょうか? 端々に見える、音楽と食事の話題の提供は 少し村上春樹チック。 魅力を感じないキャラクター達が、かなり惜しい。。。 ...
美しい文体と綺麗な感じがなかなか趣がある。 いろんなものを詰め込みすぎていて、焦点がぼやけ、 ところどころに薄っぺらさを感じるのは、島本理生の若さなのでしょうか? 端々に見える、音楽と食事の話題の提供は 少し村上春樹チック。 魅力を感じないキャラクター達が、かなり惜しい。。。
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ひさしぶりに母に会って気持ちが和むのを感じた。好きな人がいても友人がいても、やはり長いこと一緒に暮らした家族とだけ共有できる安心感があるのだなあ、と今まではとくに意識していなかったことを実感として得た。
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泉にイライラした 小野君に幻滅した 先生が憎かった でも、この感情はそれぞれの感情がリアルだから。 それぞれの想いから逃れられず、苦しくて、だから負の気持ちで自分を別のところに置いておきたかった。 “きっと、子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったか...
泉にイライラした 小野君に幻滅した 先生が憎かった でも、この感情はそれぞれの感情がリアルだから。 それぞれの想いから逃れられず、苦しくて、だから負の気持ちで自分を別のところに置いておきたかった。 “きっと、子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったから、愛してるってことに気付かなかったんだよ” このコトバに、泉は救われたのか・・打ちのめされたのか・・ 小野君が志穂から伝授された「誰かに頼み事を聞いてもらいたかったら、実際のお願いよりも無理なことを先に頼むと効果的」っていうテクニック。 いつか試してみよう。
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江国香織で撃沈した過去がありもともと恋愛小説は好きじゃないのですがわりとすっと読めました。が、やっぱり肌に合わなかったようで(笑)主人公がちょっと。等身大の恋愛だったので好感度はありました。
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