ナラタージュ の商品レビュー

島本理生(著者)

2009/10/04

誰にだって、忘れられることができない人がいるんだなあって思いました。
あんなに想い合ってるのに、一緒にいられないなんて。

2012/04/22

やるせない恋愛小説。

前半は会話のやり取りや、ストーリーも淡々としていて物足りなさを感じさせるが。途中から有無を言わさず、惹きこまれていく。

ちなみに途中まではいわゆる「良い人」であった小野くんは、かなり可愛らしかった。後にリアルな汚い部分が露わになって、がっかりさせられるのだけど・・・それもまた人間らしさでだよね。

一番印象に残ったのは葉山先生の髪を、主人公の泉が切る場面。
指先に触れる髪が、頬が切なくて愛しい。
その後思わず泉がキスしちゃうのも、グッとくる。

この小説を読んで思ったのは、男はずるい生き物で、女は哀しい生き物だという事。

2009/10/04

作者の表現力が、あまり巧みでないところが、ぎこちなくて、逆に登場人物の純粋さを表していたようにも感じられました。

自分の心に、無理やり封をすることは、出来ないと思います。　まして、その場に（心を）置き去りにしたまま、先に進むなんて、してはいけないことだと思いました。

今度は、大丈夫なのかなぁ？　と、老婆心ながら思ってしまった（笑）

2009/10/04

前半部分は私が普通に思うようなことを泉も葉山先生も言っているので、すごく入り込んでしまうんだけど、後半の小野君の豹変っぷりと葉山先生の出した結論に関しては私にはよくわからないので、誰かその正当性を教えてください。

2011/11/06

2011.11.02.　通学途中の電車で、読むもんじゃない。もう、泣きそうで泣きそうで、必死だった。そして、その日は朝からずーっとブルー。何回読んでいても、忘れているもので、まさかの展開にびっくりしたり、そいでずーんと落ち込んだり。ここ、島本さんの原型なんだろうなぁ。私、葉山先生はずるいと思うけど、憎めないなぁ。そう、私も10代の頃付き合っていた人が、タイプは違うけど、状況は似たような人で、で、必死だった。つらかったこと、悲しかったことを怒濤の如く思い出して、急いで蓋をしないとまずいことになりそうだった。きっと、また読んで、私は泣くんだろう。　

2007.01.　泉が20歳の春、高校生の頃ずーっと片想いしていた葉山先生から電話がかかってくる。読了後、胸にズシーッときた。重かった。痛かった。泉にものすごく共感した。なんでそんなにダメ男ばかり好きになるんだと。人物に重みが増して、島本さんがうまくなったことを実感した。★5つ

2006.01.　何度も読み直すとまた違う想いが胸に残る。ダメダメな人だけど葉山先生は私の好みで、主人公は私と少し似ている。どうしようもないってわかっていてもどうしようもなく好きで、周りに何て言われても葉山先生のためなら…って想ってしまう気持ちが、痛いほどわかって読んでいて辛かった。★5つ

2005.09.07.　すごいズシーッときた。重かった。痛かった。泉、に共感。もーダメ男ばっかりでいやになる。けど、私も葉川先生を好きになっちゃいそうや。小野くんは最悪だ。。。島本さん、うまくなったなぁ。人物に重みがズッシリと。すごい成長してるね。★5つ

2009/10/04

大好きな作品とは言えないけど読みやすい本だったと思う。
年下の作家さんの作品はあまり読んだ事がなかったので素直に上手いなぁと思った。
１０代の頃に読んでたら絶対に共感出来なかったと思う。ので今読んで良かったと思う。
正直、小野君はかわいそうかな･･･
まぁしょうがないんですが。

2009/10/04

同い年の島本理生さんの作品。
文章がみずみずしい感じがしてスラスラ読めた。
けど、ここはいらないんじゃない？という箇所もあるような・・・。
暫く読み返すことはないと思うけど、好きな本。

2009/10/04

なんて自分勝手な男！
まぁ、そういう男にこそはまってしまうのかもしれませんが・・・
もう二度と会わないと決意する女性に電話するのはやめましょう。

2009/10/04

先生ずるいよくやしいよ。それでも恋にひきずりこまれちゃうんだからもうかなしくてかなしくて。バスルームで髪をきるシーンがとてもきれい。でもやっぱりせつなくてなみだがはらはらと。あたしにとってとくべつな一冊。

2009/10/04

無理だな、これは。ほぼ同世代ですが、全く理解できません。「あなた」「きみ」と呼び合う生徒と教師？お互いに想い合っている男女？あと文章表現、描写が相当うっとうしい。おしゃれっぽいけどお手軽、あれほど頻出すると軽薄としか言いようが無いかも。レイプ事件は余計。ほかに女子高生が家出したくなるほど悩む事を思いつかなかったのか？たとえ物語の登場人物だとしても、あんな告白させるなよ。あと、泉と先生の恋話を盛り上げるために登場したとしか思えなかった小野君。登場人物はもっと大事にしてあげてください。