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蒼路の旅人 の商品レビュー

4.4

71件のお客様レビュー

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2010/10/23

新ヨゴ皇国皇太子のチャグムは罠と知りながら、祖父トーサと共に新ヨゴの港を出港する。この船出がチャグムの人生を大きく変えていく…罠におちひとり囚われの身となるチャグム。愛する人との別れそしてあらたなる出会い…(「BOOK」データベースより) ワタクシ大のジジコンなんです・・・。...

新ヨゴ皇国皇太子のチャグムは罠と知りながら、祖父トーサと共に新ヨゴの港を出港する。この船出がチャグムの人生を大きく変えていく…罠におちひとり囚われの身となるチャグム。愛する人との別れそしてあらたなる出会い…(「BOOK」データベースより) ワタクシ大のジジコンなんです・・・。 なので今回はチャグムの祖父・トーサさん一押しプッシュ!! お年を召しても凛々しい海軍大総督ぶり! 宮廷では目立たぬようにひっそりとチャグムを支え、ひとたび海に出ればチャグムが生き残るためのあらゆることを祖父として教え込む、この格好良さ! 今回から、ヒュウゴという謎の男前が登場しますが、彼もかすむほどの素敵な方でした~。 帝から預かった船と共に海に沈んだ彼でしたが、きっと生き延びていてくれると信じています。 ラストでチャグムが泳いで行った先で会えるといいのだけれど・・・。

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2010/08/12

守り人シリーズを読み始めてから十年くらいたった。チャングムよりも自分が年を重ねる方が早いなんて…! 誰かに守られたり、助けられたりすることが多かったチャングムが、本編では一人で危機に聡明に挑んでいく。早く続きが読みたい。

Posted byブクログ

2010/04/25

「旅人」だしこれはチャグムだなうわーい!と飛びついて読んだらまあかわいそうでかわいそうで(T.T)。 期待してなかった二ノ妃も出てきましたし最初は浮かれてたんですけどね(笑)。 でもずいぶんと心労のためか以前のような気丈さは見られませんでした…あのかわいらしかったお妃さまがもう一...

「旅人」だしこれはチャグムだなうわーい!と飛びついて読んだらまあかわいそうでかわいそうで(T.T)。 期待してなかった二ノ妃も出てきましたし最初は浮かれてたんですけどね(笑)。 でもずいぶんと心労のためか以前のような気丈さは見られませんでした…あのかわいらしかったお妃さまがもう一回見たいよ~。 くそうあの帝め!いろんなあくどい人が出てきたけど、なんかもうこのシリーズで唯一腹を立てているのが帝に対してです(笑)。 まあ身内同士で政権争いの起きる関係ともなればこういう冷淡な関係になって当然なのでしょうけど、それを分かっていても腹の立つものは立つのです!あーもう!! いろんな立場で自分のできることをする人たちがたくさん登場します。 それぞれチャグムの味方(心情だけでも)になる人もいるしそうじゃない人もいるけど、その人達を冷静に見るチャグムに泣かされます(涙)。 お祖父さま!こういう人をみすみす死なせるなんて!くそうあの帝め!! この厳しい帰路を乗り越えて帰ったとしてもチャグムの道は険しいですよね。 早く続き読みたい読みたい。

Posted byブクログ

2010/04/15

チャグムを主人公にした「旅人シリーズ」の第2段。 ただ上等の衣装をまとい人々にかしずかれるだけの皇太子ではなく、きちんと民の一人一人を見ることができるチャグムが好きです。敵国で囚われの身となりながらも故国のためにできることを探す姿に胸を打たれました。

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2010/01/27

これまで「旅人」が外伝だと思っていたけど、そうじゃなかったと確認。終章に向けてチャグムを取り巻く世界が大きく変わっていきます。登場人物が凄く魅力的^^

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2010/01/17

15歳になった新ヨゴ皇国皇太子のチャグム。あるとき、罠と知りながら、祖父のトーサを助けようともしない父、帝に怒りを感じたチャグムは父に対して暴言とも取れることを言ってしまう。そしてトーサと共に新ヨゴの港を出港することに。一人囚われの身となるチャグムだったが、新しい出会いもあった。...

15歳になった新ヨゴ皇国皇太子のチャグム。あるとき、罠と知りながら、祖父のトーサを助けようともしない父、帝に怒りを感じたチャグムは父に対して暴言とも取れることを言ってしまう。そしてトーサと共に新ヨゴの港を出港することに。一人囚われの身となるチャグムだったが、新しい出会いもあった。海賊の頭領である少女セナや、タルシュ帝国の手先となってチャグムを誘拐したヨゴ人ヒュウゴ。新ヨゴ皇国を征服しようと狙うタルシュ帝国の王子との対決。理想だけを見つめていればよかった少年時代から、現実との兼ね合いを考えながら民を守り国を守ってしたたかに生きる、チャグムの青年時代が始まった。 「精霊の守り人」でバルサに守られていたころから、随分成長したチャグムが頼もしい。でも反面、将来国の頂点に立つ者としてのしたたかさや冷たさが出てきたような気がします。帝のチャグムを憎む感情の大きさが怖い。そこまで嫌いなの?と問いかけたくなるほどすごい。トーサがかっこいいなぁと思いました。死を目前にしても、自分の船を守って死んでゆく彼は尊敬でした。チャグムが祖父を守れなかったと男泣きする場面が切ないです。守り人シリーズ外伝となっていますが、このシリーズだけでも十分楽しめます。

Posted byブクログ

2010/01/06

守り人シリーズ第7弾。 皇太子チャグムと帝である父との間にはついに決定的なひびが入り、チャグムは罠と知りながらもタルシュ帝国に行くことに。 そこでの出来事がチャグムの運命を大きく変えていくのであった。 チャグム、成長したなあ。笑

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2009/11/22

守り人シリーズ外伝のチャグムが主人公の物語。 今回は「虚空の旅人」で気になる動きをしていたタルシュ帝国が本格的に動き出し、新ヨゴ皇国も変化の波に飲まれようとしている感じがしました。 そんな変化の波に抗おうとするチャグムは身体的にはすらりとした長身になり、内面的にも内に秘める情熱は...

守り人シリーズ外伝のチャグムが主人公の物語。 今回は「虚空の旅人」で気になる動きをしていたタルシュ帝国が本格的に動き出し、新ヨゴ皇国も変化の波に飲まれようとしている感じがしました。 そんな変化の波に抗おうとするチャグムは身体的にはすらりとした長身になり、内面的にも内に秘める情熱は持ちつつ、冷静に物事を対処しようとする姿は「成長してるな~」と思わず思ってしまいました。 そんなチャグムがさまざまなことを経験しながらたくましくなっていく様子は心強く、また、さまざまな思惑が絡み合う中を自分の道を信じて歩み出す様は一段と成長したなと思いました。 満足度は★★★★★。 次の作品の序章的な今回でした。

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2009/10/07

バルサの話の方が好きだと思っていたが そうでもないことに気付いた。 「天と地」の読後に読んで、また違った味わいができたのかもしれない。 チャグムの純粋でしなやかな強さを秘めた芯の部分が ナユグとサグの間や、さまざまな立場の人の心に触れて 右往左往する描写がたまらなく切なく、胸...

バルサの話の方が好きだと思っていたが そうでもないことに気付いた。 「天と地」の読後に読んで、また違った味わいができたのかもしれない。 チャグムの純粋でしなやかな強さを秘めた芯の部分が ナユグとサグの間や、さまざまな立場の人の心に触れて 右往左往する描写がたまらなく切なく、胸に迫る。 ヒュウゴさんがかっこいいです。ステキ。

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2009/10/07

「守り人」シリーズの中のチャグムの物語です。 南のタルシュ帝国が北へ侵攻するために動いている。 戦力の少ない新ヨゴ皇国は隣国と協力し合い対抗する必要があるが、 父にその意図はなく・・・。 タルシュの属国(枝国と呼ばれる)を見、かの地で会合の場を持ったチャグムが、 自国の民とその...

「守り人」シリーズの中のチャグムの物語です。 南のタルシュ帝国が北へ侵攻するために動いている。 戦力の少ない新ヨゴ皇国は隣国と協力し合い対抗する必要があるが、 父にその意図はなく・・・。 タルシュの属国(枝国と呼ばれる)を見、かの地で会合の場を持ったチャグムが、 自国の民とその誇りを守るため、たった一人で動き出す。 「精霊の守り人」時代のチャグムを覚えていると、「こんなにたくましく賢くなって・・・」と目を細めてしまいます。 しかしその優しい心は変わらず、常に周りの人に影響を及ぼし、 少しずつ「予定調和」を変えていきます。 彼の志の高さ、意志の強さ、たった一人で大帝国とあいまみえる覚悟、そういった力が詰まったお話。

Posted byブクログ