百番目の男 の商品レビュー
いわゆるバカミスの範…
いわゆるバカミスの範疇に入る作品。受け付けない人もいるかもしれませんが、個人的にはとても気に入ったので、多くの人に読んでいただきたいです。
文庫OFF
もろ、ジャケ買い。で…
もろ、ジャケ買い。でもけっこう面白かった。 おもいっきり「羊達の沈黙」に影響受けまくった感がありあり。 見つかった死体には、股間のトコに謎の文字が書かれていて、同じような死体が2体見つかるんだけど、その文字が書かれた理由が、すごく斬新だった。 主人公が惚れて、事件にも大きく関わる...
もろ、ジャケ買い。でもけっこう面白かった。 おもいっきり「羊達の沈黙」に影響受けまくった感がありあり。 見つかった死体には、股間のトコに謎の文字が書かれていて、同じような死体が2体見つかるんだけど、その文字が書かれた理由が、すごく斬新だった。 主人公が惚れて、事件にも大きく関わる女検視官が出てくるんだけど、その人が普通にアル中。日本ではなかなか無いシチュエーショhンで、アメリカのアル中社会っぷりをうかがわせる。 映画化が進行中らしい。楽しみ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ブラッド•ブラザーズ」が面白かったので、シリーズ一作目に戻って読んでみた。 僕、カーソンの恋バナ有り、息のあったコンビを組むハリーとの軽妙な掛け合いも良し。癖強な上司や同僚に囲まれたやりにくい職場、異常な親子関係によりサイコパスな連続殺人鬼となってしまった兄との複雑な関係。話がてんこ盛りだが、しっかりまとまって、スムーズに読み進めて楽しめた。描かれる事件も、程よく猟奇的で読み応えがある。 カーソンの事件の解決方法の一つは兄の助言によるものだが、カーソン自身に超能力が有るの?と思ってしまうほどの推理の出来過ぎが気になるが、、、全てにおいて、抜かりなく楽しませてくれた一冊だった。
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アメリカの作家ジャック・カーリイの長篇ミステリ作品『百番目の男(原題:The Hundredth Man)』を読みました。 ミステリ小説はサマンサ・ダウニングに続き、アメリカの作家の作品です。 -----story------------- 連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署...
アメリカの作家ジャック・カーリイの長篇ミステリ作品『百番目の男(原題:The Hundredth Man)』を読みました。 ミステリ小説はサマンサ・ダウニングに続き、アメリカの作家の作品です。 -----story------------- 連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。 誰にも触れられたくない暗い秘密だ。 だが連続斬首殺人が発生、事件解決のため、カーソンは過去と向き合わねばならない...。 死体に刻まれた奇怪な文字に犯人が隠す歪んだ意図とは何か。 若き刑事の活躍をスピーディに描くサイコ・サスペンス。 ----------------------- 2004年(平成16年)に刊行されたジャック・カーリイのデビュー作で、アメリカ南部アラバマ州のモビール市を舞台に、モビール市警本部の異常な犯罪の捜査を専門とする精神病理・社会病理捜査班(PSIT)に所属する刑事カーソン・ライダーが活躍するシリーズの第1作です。 犠牲者の体に謎の文字を残す殺人鬼を追え……法医学知識、心理学知識を満載、スピーディな文体で一気に疾走する驚異のデビュー作、、、 かつて起こった連続殺人を見事に解決に導いた若き刑事カーソン・ライダーは、その腕を買われて異常犯罪専門部署に抜擢……そこに発生した連続斬首殺人事件解決のため奔走する。 だが、彼の推理能力には秘密があった……サイコ・サスペンスの定型を、若き刑事の瑞々しい語りと高速の展開で新たに仕立ててみせた本書、、、 映画化権も早々と売れ、英米独伊ほか九カ国で出版されるほどの注目を浴びました……仕掛け多数の本書ですが、すごいのは、犯人のある「意図」! 誰もが唖然とすること請け合い。 犯罪心理学と法医学の知識に基づいた、息をのむようなサイコ・サスペンス……精神病理・社会病理捜査班(PSIT)に所属する若き刑事カーソンが、敵対する上司から数々の邪魔をされながら連続斬首殺人事件の真相を探り、犯人の残した奇妙な文字の意味を解き明かしながら、自分の過去との対決にも直面していくという展開、、、 犯人の手口や動機が非常に複雑で巧妙に仕組まれており、その謎が一気に解けるという展開が心地良かったですね……そして、犯人が判明して追い詰められた仲間を救出に向かう終盤のサスペンスフルな展開が印象的でした。 ショッキングで陰惨なシーンが多いので想像力は控えめにしながら読みましたけどね……カーソンの相棒ハリー・ノーチラスも魅力的、機会があれば本シリーズの第2作以降も読んでみたいですね。
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今年こそは海外翻訳小説に読み慣れようと手を出してみた作品。 「シリアルキラーを兄に持つ若き刑事」という字面は大好物だけど、肝心のカーソン・ライダーに魅力を感じなかった。相棒ハリーとの言葉遊びを含めたやり取りもドラマで観たら「好き!」となったかもしれないけれど、やはり私にはまだ「く...
今年こそは海外翻訳小説に読み慣れようと手を出してみた作品。 「シリアルキラーを兄に持つ若き刑事」という字面は大好物だけど、肝心のカーソン・ライダーに魅力を感じなかった。相棒ハリーとの言葉遊びを含めたやり取りもドラマで観たら「好き!」となったかもしれないけれど、やはり私にはまだ「くどい!」と感じるようで、兄が思っていた以上に厄介だったこと以外は個人的には少し期待はずれでした。(犯人に関しても海外ドラマでよくある感じではありました。)でも他の翻訳小説と同じで続刊から急に慣れたりすることもあるので、シリーズを追いたいと思います。
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グロさ☆なし 首なしだけどね 久々の海外ミステリは。。。。読みにくい。正直な感想。構成ではなく、文章の流れ的に。 昨年読み漁ったアンソニーホロヴィッツの作品でも感じたけど、好みではないのかもしれない。 ただ、後半も後半の回収劇は素晴らしい。ここら辺からやっと一気に読めた感...
グロさ☆なし 首なしだけどね 久々の海外ミステリは。。。。読みにくい。正直な感想。構成ではなく、文章の流れ的に。 昨年読み漁ったアンソニーホロヴィッツの作品でも感じたけど、好みではないのかもしれない。 ただ、後半も後半の回収劇は素晴らしい。ここら辺からやっと一気に読めた感じ。 続編は和訳であるのかな?あるのであれば是非読みたいと思う程の面白さはあった。 主人公の僕が幼稚な気がするけど、それが面白さを作っているのかな?
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首なし死体が見つかり。捜査に駆り出されるカーソンとハリーは自分たちを敵視する同僚の妨害にあいながら犯人を追う。その過程でカーソンの過去にも触れられる。 警察小説としては面白かったが、ところどころで挟まれるサイコサスペンス小説としての部分が読みにくく、邪魔だったように感じた。
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ほとんど全ての本を「すべての国民は、いつでも必要とする資料を入手し利用する権利を有し、この権利を社会的に保証することに責任を負う機関」に依存している私は「読みたい本リスト」を地域の当該機関の蔵書を一括して検索でき、その予約ページに直接アクセスすることができる便利サイト「カリール」...
ほとんど全ての本を「すべての国民は、いつでも必要とする資料を入手し利用する権利を有し、この権利を社会的に保証することに責任を負う機関」に依存している私は「読みたい本リスト」を地域の当該機関の蔵書を一括して検索でき、その予約ページに直接アクセスすることができる便利サイト「カリール」(年寄りは一度覚えてしまった言葉を簡単には修正できないの法則に基づいて変換された「カーリル」)にて管理しているのですが、そのサイトに本作を登録した直後にブクログを覗いたらヒボさんが本棚登録してました やだなにこのシンクロ率の高さw まさに『百秒後の男』なんちて さて『百番目の男』です その本を読むスピードだけは早いという無駄な能力と暇人特性を活かしてお先に読了しました めちゃくちゃ面白かったです! 心理学を専攻しており、その過去に秘密を抱える若き刑事カーソンと暖かくときに厳しく彼を見守り導く先輩刑事ハリーのユーモアと機知にとんだバディが彼らの関係性も含めてとんでもなく魅力的 彼らをとりまく人物たちも色々抱えていてなかなか興味深い 二人が犯人を追うクライマックスではドキドキさせてくれました また二人(プラス1もしくは2?)の活躍を読みたいな!と思ったらシリーズものでした! やった! 続けて読むぞ!
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猟奇物ド定番の増殖する首無し死体様+暗号。 前面に出してはいないものの十分にアウトローすぎるブラザーズ。典型的な悪の組織。 レク〇ター博士顔負けの囚われたサイコパス。 そのサイコパスの手綱の握り方がプロ並のアル中。 ーーーーーーーーーーーーーーメモ。 よだれもののセットリストと...
猟奇物ド定番の増殖する首無し死体様+暗号。 前面に出してはいないものの十分にアウトローすぎるブラザーズ。典型的な悪の組織。 レク〇ター博士顔負けの囚われたサイコパス。 そのサイコパスの手綱の握り方がプロ並のアル中。 ーーーーーーーーーーーーーーメモ。 よだれもののセットリストと難解なユーモアにページをめくる手と戻す手が止まらない。 とても楽しませてくれる表現力だが、区切り区切りで背景がガラッと変わる事が多く、切り替えるのには慣れが必要だった。 乏しい想像力を鍛える為にも続編を楽しみたいと思う。
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抜群にグロテスクなサイコミステリーなのだけど、主人公のライダーとハリーの刑事コンビが溌溂とユーモアも交えながら捜査に取り組んでいく展開で、題材の割に気分良く読み進めることができる。 ハリーのアメリカンジョーク?が中々理解し難いし、アラバマ州モービルという土地柄を情景描写から場面...
抜群にグロテスクなサイコミステリーなのだけど、主人公のライダーとハリーの刑事コンビが溌溂とユーモアも交えながら捜査に取り組んでいく展開で、題材の割に気分良く読み進めることができる。 ハリーのアメリカンジョーク?が中々理解し難いし、アラバマ州モービルという土地柄を情景描写から場面を想像するのも多少疲れるけど、登場人物たち間で繰り広げられる人間活劇はとっても魅力的。 ただ、クライマックスの犯人に迫る場面は小説的というより映像的、さらにはど派手な展開を好むアメリカ的な感じがして、少々脂っこかったかな。個人的にだけど。 それを差っ引いても読み応え抜群、散りばめられた伏線もちゃんと終盤に回収してくるし満足×2。 ジェレミー・リッジクリフが何よりも頭脳明晰かつぶっ飛んでて魅せられた。第2作の「デス・コレクターズ」の評価がすこぶるいいので、当然読んでいるつもり。
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