百番目の男 の商品レビュー
このところ海外サスペンスにはまってしまい、米国サスペンスのサイコスリラーということで読みました。 しかし読んでいて、どうも入り込めない。多分、原書は韻を多用したリズミカルな文章だと思うのですが、日本語訳にしたときにリズミカルな感じを無理に軽い感じで表現しようとしているように感じら...
このところ海外サスペンスにはまってしまい、米国サスペンスのサイコスリラーということで読みました。 しかし読んでいて、どうも入り込めない。多分、原書は韻を多用したリズミカルな文章だと思うのですが、日本語訳にしたときにリズミカルな感じを無理に軽い感じで表現しようとしているように感じられて、それが文の意味がわかりにくい感じになってしまったように感じます。しかしながら、ストーリーとしては結構面白かったので、なんか惜しいです。翻訳も大事だと思いました。 ストーリーは、犯人探しもさることながら、主人公とその彼女が抱える問題との葛藤等も描かれていて、純粋に小説としても楽しめます。 著者の第2作は傑作なようなので、また機会があったら読んでみたいと思います。
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10月-4。3.0点。 シリーズもの。サイコ犯罪捜査班。 首無し死体が連続で見つかる。検死官、上司との確執や、 主人公の秘密など、第一作のため、説明的な部分も。 本筋の事件は、途中寄り道しながらも進んでいく。 まあまあかな。次作も期待。
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設定的には捕まってる精神異常者に話を聞くという、どっかで聞いたことある感があるものの、まぁそれは良いとして。しかしこの主人公、なんだか適当にやっている若者というか、地道に頑張るみたいなのはなく、でもそこそこ頭もまわってる事もあるけど、行きあたりばったりで、でも最後にはなんだかうま...
設定的には捕まってる精神異常者に話を聞くという、どっかで聞いたことある感があるものの、まぁそれは良いとして。しかしこの主人公、なんだか適当にやっている若者というか、地道に頑張るみたいなのはなく、でもそこそこ頭もまわってる事もあるけど、行きあたりばったりで、でも最後にはなんだかうまくいく、というような、なんだかうまく言えないものの、イマイチぱっとしないのである。終わりよければすべて良し的な。 と思って気が付くに、やっぱ年を取ったらおっさんが頑張ってる感の方に惹かれるのかもしれぬ。若いもんがうまいことやってもね、それはいけません、という年寄りのやっかみ。ああ、そんなおっさんになってしまったわな。
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陰惨な殺人事件、刑事の弟とその愛憎絡むシリアルキラーの兄 とくれば重くて張り詰めた展開になりそうなんですがテンポの良い文体でサクサク読めてしまう。 百番目の男 というのは主人公のことを形容する褒め言葉で、99人が安易な解法を取る中で困難な真実に向き合うただ一人 という意味なんだけ...
陰惨な殺人事件、刑事の弟とその愛憎絡むシリアルキラーの兄 とくれば重くて張り詰めた展開になりそうなんですがテンポの良い文体でサクサク読めてしまう。 百番目の男 というのは主人公のことを形容する褒め言葉で、99人が安易な解法を取る中で困難な真実に向き合うただ一人 という意味なんだけど、実際そう呼ばれるほどの傑物ではなくて、ただ主人公の未熟で血気にはやる姿勢がストーリーの雰囲気とあいまって良い感じ。 真相に関してはふざけた理由 とは思わないんだけど、あれこれさすがにちょっと展開うまく運び過ぎでは? という点もあり、それも軽い作風を考えるとまあ良いか…となるので、軽いことは大事だなあ。
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ブラッド・ブラザーが面白かったので、著者の第一作も読んでみた。今時のアメリカの犯罪ドラマによく登場するアイテム満載。でも他の作品も読んでしまいそう。
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カーソンとハリーの刑事コンビ。まだ荒い感じがするが、期待する要素も大。シリーズ物なので、次を楽しみにしたい。
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(〝ロ゛)!!!2015年読みおさめ。やばい、おもしろい♪首切り遺体、体へ謎の書き込み、そしてハンパないWhy done it.惚れそう(笑)主人公が勇敢で頭が良いのだけれども、それでいて無鉄砲。優しさを見せつつも、どことなく陰を感じさせます。そしてその陰が、この話に濃い色を与え...
(〝ロ゛)!!!2015年読みおさめ。やばい、おもしろい♪首切り遺体、体へ謎の書き込み、そしてハンパないWhy done it.惚れそう(笑)主人公が勇敢で頭が良いのだけれども、それでいて無鉄砲。優しさを見せつつも、どことなく陰を感じさせます。そしてその陰が、この話に濃い色を与えてくれます。本筋ももちろん、途中に挟まれる警察組織内部のゴタゴタと、伏線を生かしたその見事な終結。追われるものの秘密と追うものの秘密。両方の要素が絡み合って面白いドラマを見せてくれます。あとはさるお方にレクター博士を感じたりも。
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死体に文字が刻まれ首が切断された死体が見つかる。刑事のカーソンは相棒のハリーと共に捜査を進めるが、第二の事件が発生し… 『羊たちの沈黙』系統を思わせるサイコ・サスペンス。それでありながら重苦しさはあまり感じませんでした。主人公コンビのキャラが立っていたことや語り口が柔らかいも...
死体に文字が刻まれ首が切断された死体が見つかる。刑事のカーソンは相棒のハリーと共に捜査を進めるが、第二の事件が発生し… 『羊たちの沈黙』系統を思わせるサイコ・サスペンス。それでありながら重苦しさはあまり感じませんでした。主人公コンビのキャラが立っていたことや語り口が柔らかいものだったのがその理由かと思います。カーソンが好意を寄せるアヴァもなかなかキャラの立ったヒロインで、二人のロマンス要素もまた注目です。 そしてカーソンの兄がまた強烈…。この立ち位置のキャラは先人にものすごい人がいるので、ぜひ、その人を超えるような名物キャラになってほしいところです。 そしてミステリの真相、特に死体に刻まれた文字の意味が分かった時は唖然としました…。ある意味すごい、としか言いようがないです…。たぶん既存のミステリの中でも類を見ないものなんじゃないかなあ。かと言ってその点を大声で人に薦められるか、と言えばそうでもないのですが(苦笑)。 2006年版このミステリーがすごい!海外部門6位
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昨今のミステリー、連続首なし殺人くらい珍しくないが、この死体施されたもうひと手間がミソ。そういう目的かよー、人間腐るにも程がないかー(≧∇≦) でも…だよ。ダイイングメッセージの類って、その書かれた言葉の「意味」を考えちゃうよね、無条件に。犯人側(作者側)も、どういう「意味」を持たすか、が腕の見せ所な訳で、普通。まさかまさか、意味じゃないところに目的があるとはね‼️ 考えなかったよ〜〜。
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この作家の本を初めて読んだ デビュー作らしい 刑事ものなのだけど、登場する刑事がみんな激しやすい 同じ組織の中で、角突き合っている ちょっとやり過ぎなくらい
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