百番目の男 の商品レビュー
百番目の男――百人のうちの99人が考えることとは別のことを考える男。…らしいのだが、私はこの主人公には魅力のかけらも感じなかった。若い刑事ゆえ無駄に爽やかなだけで単純にイライラした。タイトルやあらすじに何となくそそるものを感じてみたが中身は凡作。元コピーライターの作者ゆえ言い回し...
百番目の男――百人のうちの99人が考えることとは別のことを考える男。…らしいのだが、私はこの主人公には魅力のかけらも感じなかった。若い刑事ゆえ無駄に爽やかなだけで単純にイライラした。タイトルやあらすじに何となくそそるものを感じてみたが中身は凡作。元コピーライターの作者ゆえ言い回しに癖はあるが、そのさじ加減は好き嫌いが分かれるところ。私は場面によって好きにも嫌いにもなれたが、だんだん鬱陶しく感じていた。ひとつのエピソード、ひとりのキャラクターに尾ヒレが付きすぎる。よりドラマチックにしようという作為的なものを感じたサイドストーリーは、興味もなく退屈なだけだった。肝心の事件だが、『羊たちの沈黙』を連想しない読者はいないだろう。“サイコとは何か?”を考えた時、単純に思いついたアイテムを使って小説を書いたような。ただそれだけのような。それではマズいだろうということで、ラストの真相をひねり出してみたものの、今度は突飛すぎてついて行けない。何となく期待感を持たせる作家だが、本作品がシリーズ化するなら用はない。もっと熟練した人物を読ませてほしい。
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やっと読み終えました。最近日本の物ばかり読んでいたので、なんだか読みづらく感じてしまいました。衝撃の結末っていう感じでもなかった。もう少し臨場感みたいな物感じられれば...
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びっくりオチでした。ジャンル的には、サイコ・サスペンスに分類されるみたいです。 タイトルの意味が内容にどう関係してるのかよくわからなかったのですが・・。 刑事の主人公が事件を探っていく話です。
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