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西の善き魔女(4) の商品レビュー

3.9

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2019/06/24

この作品にはいろんな典拠がありそうだなあ。 「赤がね色の髪の乙女」に、「魔術使いの弟子」。 そうすると、「影の王国」は一体何だろう? たぶん、自分に気づけないものもあるに違いない。 前巻を読んで、うわあ、このまま王宮での権力闘争か、めんどくせえ…と思った。 まあ、次期女王の座を...

この作品にはいろんな典拠がありそうだなあ。 「赤がね色の髪の乙女」に、「魔術使いの弟子」。 そうすると、「影の王国」は一体何だろう? たぶん、自分に気づけないものもあるに違いない。 前巻を読んで、うわあ、このまま王宮での権力闘争か、めんどくせえ…と思った。 まあ、次期女王の座をめぐる闘争から離れることはできないけれど、場面は南国、竜退治へと移る。 これで、ちょっと血沸き肉躍る雰囲気に。 アデイルの兄、ユーシスは、新女王の一の騎士になろうと、グラール王国の南のヘリへ向かう。 劉の侵入に苦しむカグウェル国を助けに行くのだ。 フィリエルは、彼を助けるため、そして生き別れたルーンを探すため、ユーシス一行についていく。 ここまでくると、フィリエルの今どきのヒロインぶりは明らか。 名誉や外聞ではなく、自分が真に欲しているものを探り当て、自らの手でつかみ取ろうとする。 行動するプリンセスだ。 空間を自由に行き来する、女王の吟遊詩人、バートが面白い。 でも、こういう人物が出てきちゃうと、後はなんでもありだなあ。

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2017/10/22

4巻まで読み進めてみたものの、どうも世界観に入り込めない感じがする。なんか悪い意味の少女まんがっぽさがあって苦手かも。私には合わないみたい。

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2017/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

竜退治に向かうユーシスについて行く事にしたフィリエルは、ユニコーンに懐かれたり、吟遊詩人と別の世界に行ったりとファンタジーを謳歌しています。ルーンと再会も出来たし、外に出てよかった。とはいえ、ルーンと一緒に得体のしれないところへ向かうことになるのでまだまだ一波乱の予感です。

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2016/09/14

いよいよ南へ。 ユーシスを守るため、と言いつつ、ユーシスに追い返されなように別動隊で移動するフィリエル。そのお供になんとイグレインが。イグレインすらも振り回しながら、一路南へ。 途中でアデイルとレアンドラの母であるオーガスタ王女のいる城に。そこで飼育されていたのは竜退治には必要な...

いよいよ南へ。 ユーシスを守るため、と言いつつ、ユーシスに追い返されなように別動隊で移動するフィリエル。そのお供になんとイグレインが。イグレインすらも振り回しながら、一路南へ。 途中でアデイルとレアンドラの母であるオーガスタ王女のいる城に。そこで飼育されていたのは竜退治には必要なユニコーン。その描写はかなりド派手な毛色で、想像が難しいほど。 アデイルたちが手に入れるはずだったかもしれないユニコーンの子どもをもらい受け、いよいよ竜に対面。 草食竜に肉食竜。飛ぶ西洋の竜ではなく、ジュラシックワールドの世界のような恐竜でした。 そんな古典的な世界の果てには壁があり、壁を越えると瞬間移動?といった感じでやけに先進的に切り替わる。 いったいこの世界はどうなってるの。 ルーンともあっさり再会してお互いに離れたくないといった感じで次巻へ。 前巻からすっかりフィリエルが苦手になったので、世界の謎と女王選抜の行方だけが気になります。

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2013/12/18

西の善き魔女 4 3を読み終えたのはいつだっただろうか・・・。 大体覚えていたけど、若干あいまいなところもあって、 時々、??となってしまった・・。 竜退治に出たユーシスを追いかけて旅に出たフィリエルとイグレイン。 途中でユニコーンの子供に懐かれ、共に加わる。 竜に襲われそう...

西の善き魔女 4 3を読み終えたのはいつだっただろうか・・・。 大体覚えていたけど、若干あいまいなところもあって、 時々、??となってしまった・・。 竜退治に出たユーシスを追いかけて旅に出たフィリエルとイグレイン。 途中でユニコーンの子供に懐かれ、共に加わる。 竜に襲われそうになったところをルーンに助けられ、再会を果たしたのも束の間、 不思議な道を通ってはるか東の地へと飛んでしまう。 そこで、吟遊詩人と出会う。 ルーンの元へ戻ってきたフィリエルは、ヘルメス党に加わることを決める。

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2013/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

王宮から出た事によって急激に広がる世界とその謎。 見えない壁や吟遊詩人との出会いは本当にワクワクした。 吟遊詩人の話している言葉はフィリエルには通じない、でも私たちには通じる言葉。ということは、私たちの世界が何らかの形でフィリエル達の世界に繋がっているのだろうか?そして物語や天体観測をはじめとする知識が規制されている理由は何なのだろうか? 登場人物と言うよりも世界の謎にワクワクする。 登場人物に関してはフィリエルに感情移入できるかどうかが楽しめるかどうかのポイントになりそう。私はちょっと難しかった。 フィリエルは自分の事しか考えてないように感じるし、周りの人に対する感謝がなさすぎるように思う。特に吟遊詩人とのシーンは酷いなぁと思った。ただ、思春期の女の子と思うと非常にリアルな気もする。今後どのように成長していくかが好きになれるかどうかの分かれ目。 ルーンとフィリエルの関係も、博士との関係も、もうちょっと過去を掘り下げればいいのにと思ってしまう。もしかしたら後半でフォローがあるかもしれないけど、現地点で二人の気持ちの盛り上がりにおいてけぼりをくらう感じ。 アデイルやユーシス、イグレインは大好きなんだけどなぁ。 特にイグレインの一本筋の通った感じはすごく素敵だ。 とりあえず壁が気になる。

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2013/08/17

竜の被害に悩む隣国の要請を受け、伝統ある竜退治の騎士がグラールを発った。 あかがね色の髪の乙女フィリエルは騎士を守ろうと心に誓い、ひそかに後を追う。 しかし胸の奥には消えた幼なじみルーンへの想いが秘められていた。 ——母国のはるかに南の土地で、竜騎士団とフィリエルが出会ったものと...

竜の被害に悩む隣国の要請を受け、伝統ある竜退治の騎士がグラールを発った。 あかがね色の髪の乙女フィリエルは騎士を守ろうと心に誓い、ひそかに後を追う。 しかし胸の奥には消えた幼なじみルーンへの想いが秘められていた。 ——母国のはるかに南の土地で、竜騎士団とフィリエルが出会ったものとは!? 長篇ファンタジー、南方冒険篇。

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2013/04/23

ルー坊……(苦笑 あくまで前向きに自分の手で未来を切り開いていくフィリエルは、竜退治に赴くユーシス一行を追いかけるため、王宮を飛び出して一路南へ。 ユーシスはいい口実にされてて、かわいそう。 ここにきて、フィリエルの暴走気味で独善的なところが少々鼻につくようになってきてしまっ...

ルー坊……(苦笑 あくまで前向きに自分の手で未来を切り開いていくフィリエルは、竜退治に赴くユーシス一行を追いかけるため、王宮を飛び出して一路南へ。 ユーシスはいい口実にされてて、かわいそう。 ここにきて、フィリエルの暴走気味で独善的なところが少々鼻につくようになってきてしまった。前向きでパイオニア精神あふれるところは多いに共感するけども。 まぁ、乗りかかった船だし、読みやすさは健在なので、結末まで見届けよう。

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2013/03/25

このシリーズって勢いで全巻読んだ方が楽しめたかもしれないです。 少し時間が空いてしまってノリを忘れていたためか、竜退治のテンションにちょっとついていけなかったかなあと。 終盤の恋愛モードはおあずけくらってた分、嬉しかったですが。 作者のサービスっぷりも凄いですね。 本当少女漫画で...

このシリーズって勢いで全巻読んだ方が楽しめたかもしれないです。 少し時間が空いてしまってノリを忘れていたためか、竜退治のテンションにちょっとついていけなかったかなあと。 終盤の恋愛モードはおあずけくらってた分、嬉しかったですが。 作者のサービスっぷりも凄いですね。 本当少女漫画でした。 次の巻はなるべく時間を空けずに読みたいですけど…どうかなあ。 2013.03.15

Posted byブクログ

2012/10/17

人間の知識欲・探究心が戦争や破壊につながってしまうという側面があることを提起していると言ってもいいのかな。グラール王国が「異端」の知識や研究をひた隠しにしてきた理由が少しずつ明らかになってくる。きっと、進歩史観に疑問を呈する意識があるのだと思う。だから、考えたい。

Posted byブクログ