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安政五年の大脱走 の商品レビュー

3.5

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

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2013/07/15

この本の解説でも書かれてたんですが、五十嵐貴久さんは本当にいろんなジャンルの小説を書いてますね。 年下の男の子は恋愛小説できゅんきゅんしたし、ダッシュとか1985年の奇跡は爽やかな青春小説だったし。私はまだ読んでないけど、ホラーやサスペンスなんかもあるようです。 この安政五年の大...

この本の解説でも書かれてたんですが、五十嵐貴久さんは本当にいろんなジャンルの小説を書いてますね。 年下の男の子は恋愛小説できゅんきゅんしたし、ダッシュとか1985年の奇跡は爽やかな青春小説だったし。私はまだ読んでないけど、ホラーやサスペンスなんかもあるようです。 この安政五年の大脱走は、時代小説であり、ハラハラドキドキのエンターテイメント作品だと思いました。 序盤はちょっといまいちかなと思いました。 私は歴史上の人物として井伊直弼があんまり好きじゃないんですが、1章で直弼の苦労時代のことを知ってちょっと同情してしまいました。 でも2章からは私の知ってる通りの直弼って感じになっててやっぱり好きじゃないなと思いました(笑) 権力は恐ろしいですね。 南津和野藩がかわいそうです。 どうやって脱出するのかみたいな感じになってからは面白くて一気読みでした。 ハラハラドキドキって感じです。 どうなるの?大丈夫なの?頑張って!って思いながら読み進めました。 そして最後は予想外でした。 相変わらず五十嵐さんの伏線はすごいです。 私はすっかり美雪姫と桜庭さんのファンになっちゃいました。 冷静な策士はかっこいいです。 ただ、鮫島さんの件は納得できません。 完全勝利で終わってほしかったです。

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2013/01/09
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 時代劇としては読みやすく、ボリュームの割にはサクサクすすめました。途中までの展開は面白かったのですが、ラストに行くにつれ、ちょっと尻すぼみ感が否めません。あれだけ苦労した洞穴を使わずに、気球で逃げるって・・・・。 お姫様が気球で逃げた後家臣がどさくさまぎれに全員無事に逃げられるのも、ちょっと??。 どうやって終わらせるか、五十嵐さんの中でも葛藤があったような気がします。ちょっと消化不良の終わり方でした。残念。

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2013/01/02
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映画 大脱走を江戸時代ベースに置き換えたような作品。トンネルは途中上手く行き過ぎていて最後何かあるとは、簡単に想像できたし、途中のフリも落ちを予感させた。 井伊直助わるいやつだなあ。」

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2012/10/03

井伊直弼に見染められた津和野藩の姫。そして姫を我がものにするため、人質として脱出不可能な山上に拉致される 津和野藩士。痛快娯楽作ながら、それだけではない熱い血が 隅々まで通っている。 姫のため仲間のため、今己に出来る事を決して 諦めない藩士達。そして姫も。 最後の1頁までエンター...

井伊直弼に見染められた津和野藩の姫。そして姫を我がものにするため、人質として脱出不可能な山上に拉致される 津和野藩士。痛快娯楽作ながら、それだけではない熱い血が 隅々まで通っている。 姫のため仲間のため、今己に出来る事を決して 諦めない藩士達。そして姫も。 最後の1頁までエンターテイメント。ちなみに盛岡の某書店のTwitterから全国に火がついた小説です。

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2012/09/20
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さすが五十嵐さんの作品だなぁ。やっぱり違うなぁ やぁー桜庭さんがよかったね。色々な伏線があって 宗十郎さんイメージ的には土方タイプ。和解最期にできてよかったなぁ。美雪姫はずっと桜庭敬吾がおもいびとだったんだなぁー。やっぱり五十嵐さんの作品は面白い

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2012/06/17

五十嵐貴久さんの時代小説ということで興味津々で手にとってみましたが、期待に違わない仕上がりでした。当然映画「大脱走」を意識して書かれたんだと思われますが、面白かったです。

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2016/08/23

井伊直弼の理不尽な理由によって脱出不可能な山頂に幽閉された藩士と姫のお話です。 歴史小説だと思って読むと物足りない感じですが、軽くさらっと読めて面白かったです。 が、物語の半分は南津和野藩士による穴掘り・・・苦労して頑張ってるので応援してただけに最後のオチはちょっと・・・・ ...

井伊直弼の理不尽な理由によって脱出不可能な山頂に幽閉された藩士と姫のお話です。 歴史小説だと思って読むと物足りない感じですが、軽くさらっと読めて面白かったです。 が、物語の半分は南津和野藩士による穴掘り・・・苦労して頑張ってるので応援してただけに最後のオチはちょっと・・・・ 意外な結末はいらないよ~

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2012/02/06

ストーリーの設定は大変強引。 井伊直弼が宇和島藩の姫の側室話を断られた腹いせに、津和野藩士51人を拘束し、姫を脅して妾にしようと企む。その津和野藩士が台形の絶壁に閉じ込められなんとか姫のために脱出をしよう!という展開。ストーリーは強引だが、脱出のための手段・努力・意気込みなどは...

ストーリーの設定は大変強引。 井伊直弼が宇和島藩の姫の側室話を断られた腹いせに、津和野藩士51人を拘束し、姫を脅して妾にしようと企む。その津和野藩士が台形の絶壁に閉じ込められなんとか姫のために脱出をしよう!という展開。ストーリーは強引だが、脱出のための手段・努力・意気込みなどは楽しくストーリ展開もわくわくハラハラして読める。最後に藩士と姫が結ばれてアメリカで医者を開業なんハッピーエンドで終わるのも後味がよい。

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2011/12/12
  • ネタバレ

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安政五年、井伊直弼に謀られ、南津和野藩士五十一人と、美しく才気溢れる姫・美雪が脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された。直弼の要求は姫の「心」、与えられた時間は一カ月。刀を奪われ、逃げ道を塞がれた男達は、密かに穴を掘り始めたが、極限状態での作業は困難を極める…。恋、友情、誇りが胸を熱くする、痛快!驚愕!感動の娯楽大作。

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2012/03/20

マックイーンの大脱走を思わせるような、天然の要塞からの脱出劇。 でもドキドキハラハラというより“ザ・武士の一分” 面白いけど、どっぷり感情移入はしなかったなぁ。 割とスラスラ読める感じ。悪い意味じゃないんですけど。 南津和野の主要人物をもうちょっと掘り下げてあったらよりハマったか...

マックイーンの大脱走を思わせるような、天然の要塞からの脱出劇。 でもドキドキハラハラというより“ザ・武士の一分” 面白いけど、どっぷり感情移入はしなかったなぁ。 割とスラスラ読める感じ。悪い意味じゃないんですけど。 南津和野の主要人物をもうちょっと掘り下げてあったらよりハマったかも。 井伊大老も、若君時代のエピソードのおかげで憎めないというか。 悪役ではないよなーと。 ただ、やり方が悪かったしそれだけの権力を持ってしまったのも仇になったんじゃないかと。あれだけの権力を持っていなかったら、ああいう手法を思いついたとしても 実行に移すことはできなかっただろうし。 力を持ってて「イケそうな気がする!」って思ったら、やっぱり実行しちゃいますよね。。。 でも爺が最後の最後まで忠を尽くしてくれてよかった。かっこいいよ爺。 そしてクライマックスを過ぎてちょっと油断してたらラストに「おおっ」と(笑)

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