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ブルースカイ の商品レビュー

3.4

86件のお客様レビュー

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桜庭一樹が独特の世界…

桜庭一樹が独特の世界観を展開した作品。やはりこの人は心情描写が抜群にうまい。

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「砂糖菓子の弾丸は撃…

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の作者、桜庭一樹氏の著作。少女の心情描写はやはりうまい。けどSFは桜庭氏にはあわないとおもう。SF抜きで楽しめればよい一冊。

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第一章を読んだときは…

第一章を読んだときは中世が舞台で魔女狩りから逃げる少女と異邦人女子高生の話かと思いきや・・・。面白いSFです。第二部でも、すっかりだまされました。

文庫OFF

特に最初の物語の世界…

特に最初の物語の世界観が素晴らしくおもしろい。魔女狩りや、金髪の少女、どこか背徳が漂うゴシック世界。だけど、何だか出てくるアイテムとかが微妙に気にかかる。最終的に他の登場人物の物語全てが交わった時に、この物語の真実の姿が見える仕掛けになってます。

文庫OFF

2024/07/15

目次や紹介がある本などは敬遠しがちだったけれど、やっぱり桜庭さんは面白かった。◆個人的には第二の箱庭の話がよかった。変わる時代の文化を形成する、少女、青年、老人というクリーチャー。なるほど。第一部の長さや濃さから、二部三部の薄さも目立ってきたけれど、それでもまじりあう様々なことは...

目次や紹介がある本などは敬遠しがちだったけれど、やっぱり桜庭さんは面白かった。◆個人的には第二の箱庭の話がよかった。変わる時代の文化を形成する、少女、青年、老人というクリーチャー。なるほど。第一部の長さや濃さから、二部三部の薄さも目立ってきたけれど、それでもまじりあう様々なことは確かに世界とつながって、僕の脳内にアクセスしていた。

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2019/03/27

初めは昔の西洋?の女の子の話、次に近未来の青年の話、最後に現代(少し前)の少女の話。どれも考えてしまうような部分というか議題があって、ふむふむと思ったり考えたりもして楽しめた。 どれもテイストが違うけれど、それぞれ空気感はやっぱり桜庭一樹。大きな感動などはないけど、スラスラ読めた...

初めは昔の西洋?の女の子の話、次に近未来の青年の話、最後に現代(少し前)の少女の話。どれも考えてしまうような部分というか議題があって、ふむふむと思ったり考えたりもして楽しめた。 どれもテイストが違うけれど、それぞれ空気感はやっぱり桜庭一樹。大きな感動などはないけど、スラスラ読めた。謎が多い感じでスッキリ!って感じではないけど、惹かれる文章が多かった。

Posted byブクログ

2019/02/17

20190213読了 少女の感覚の切取り方が絶妙 少女・青年・強化老人 3つの時代の話が一点に収束するのか?と思いながら読んでいたがそれぞれの着地地点で収まった。それもありかな。

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2018/11/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

途中からSF感強くなったけど、好みとしては好きな類に入る。 ただ、結局時空管理局とかシステムのこととかは詳しく説明されず(そこがいいのかもしれないけど)ちょっと残念。やっぱりその部分の説明というか詳細が知りたかった。 第二部でデバイスを通して翻訳して会話が成り立ったのが案外好きだった。翻訳デバイスを通すから少女の言葉があの翻訳独特の硬さがあって、そこから実際に少女が話した日本語を想像しながら読んだら楽しかった。それと少女の名前をそこから考えて、後にそれが当たってたのは簡単なクイズみたいだけど嬉しかった。 ソラちゃんは死から逃げていたんだろうか、と書きながら思った。そこからもしかしたら追いかけてきたあの黒い老人のような奴らは本当は死の象徴とか、時空管理局といっても生死だとかあの世この世の管理をしているのかもとふと思った。

Posted byブクログ

2018/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2008/5/5 Yahoo!ブログ) 桜庭一樹さんの作品は、初めて。 図書館でこの本を手に取ったのも ①「桜庭一樹」の名前に惹かれて ②桜庭さんの文庫本がコレ1冊しかなかった ③目次をみただけでは中身がわからなかったので興味が湧いたので 出だしは、魔女狩りの頃のドイツが舞台で、主人公は小さな女の子。 この子が主人公だと思ってました。 桜庭さんの表現って、今でいう“グロイ”ことも、さらっとして通り抜けやすい。 あとがきにも、自らSF好きだとあったけど、SFであってSFでない(?_?) だって、私はSF苦手 … でも、最後まで興味津々のまま読み終えたし。 第2部は、いったいそれまでの話と何のかかわりがあるの?あの少女は? 「彼女」が関わりがありそうだけど、なかなか登場しない。早くして~!! そして、第3部で、すべてがわかる。 過去→未来→現代 キーワードは、携帯電話。そうだったのね。 そして、それぞれの未来へ とても不思議な桜庭worldでした。また他の本を見つけられたら、読んでみようっと。

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2017/09/22

異なる三つの空の下を生きた少女の物語。 魔女狩りの混乱で命の危機にある少女、近未来の男女の変異に悩む男と、日本人の少女が時空を超えて出会った時ーー。 不思議なお話でした。少女が最後に言った台詞が、救いのない理不尽な運命に抗い続けたものなので、哀愁を感じます。それでも少女は最後に...

異なる三つの空の下を生きた少女の物語。 魔女狩りの混乱で命の危機にある少女、近未来の男女の変異に悩む男と、日本人の少女が時空を超えて出会った時ーー。 不思議なお話でした。少女が最後に言った台詞が、救いのない理不尽な運命に抗い続けたものなので、哀愁を感じます。それでも少女は最後に二つの世界を旅して、この世界に何かを残し、何かを感じ取ったのでしょう。

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