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の商品レビュー

4.3

63件のお客様レビュー

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2010/05/25

「凍」というタイトルなくしてありえない本でした。。人間の精神はこれほど強いものかと。自分に置き換えて考えられないほどハード。困憊のノンフィクションです。

Posted byブクログ

2010/05/09

実話とは知らずに読み始めました。 希薄な酸素、次々起こる雪崩、不安定で極小な場所でのビバーク。 フィクションでもここまで起こったら生きてられないだろう所を生還。すごい! 山野井泰史さん、妙子さんの偉業を知るのに十分な迫力でした。

Posted byブクログ

2010/05/06

予備知識なしで手にとったのですが、世の中にはすごい人々がいるもんだ。7千メートルからの下山で雪崩、滑落に冷静に対処していけるのは経験だろうし一線を越えた才能でもあるのだろう。沢木氏の書き方にもよるのだろうが、第三者的な視点で自分を見ることができなければ対処できないよな。さて、取材...

予備知識なしで手にとったのですが、世の中にはすごい人々がいるもんだ。7千メートルからの下山で雪崩、滑落に冷静に対処していけるのは経験だろうし一線を越えた才能でもあるのだろう。沢木氏の書き方にもよるのだろうが、第三者的な視点で自分を見ることができなければ対処できないよな。さて、取材もきっちりで、大変興奮して読みました。これだけ壮絶な体験のあとにまだ山やっているんだから山野井さんはほんとに好きなんだな。これは羨ましいことです。

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2009/12/06

沢木耕太郎にはまってます。 沢木さんは、再度立ち上がる人たちが大好きだ。 彼らに向けられる視線がたまらねえ。 それは優しいだけでなく、温かい、とも熱いとも言える熱気を孕んでいる。 だからたまらねえ。 クライミングって、考えてみればスポーツなのに全く映像で報道が出来ないな、と。...

沢木耕太郎にはまってます。 沢木さんは、再度立ち上がる人たちが大好きだ。 彼らに向けられる視線がたまらねえ。 それは優しいだけでなく、温かい、とも熱いとも言える熱気を孕んでいる。 だからたまらねえ。 クライミングって、考えてみればスポーツなのに全く映像で報道が出来ないな、と。 そんな場合、最も過酷さ・壮絶さを伝えられるのって、ノンフィクションなのかもしれないなあ、と思ったり。 前知識なんてないしね。読んでて全てが新しい。

Posted byブクログ

2009/11/26

日本を代表するアルパイニストである山野井夫婦を題材にした山岳物語です。全てを山にかける二人の生き様がストイックなのにうらやましくなるような一冊です。

Posted byブクログ

2009/11/02

「旅する力」を読んだことから沢木耕太郎さんの作品を立て続けに読むようになって、今回も2005年の作品 「凍」 を読んでみた。 世界的にも有名なアルパインスタイルのアルピニストーー山野井泰史&妙子夫妻の物語。 8000メートル近くにも及ぶギャチュンカン登山の顛末が主なテーマで、こ...

「旅する力」を読んだことから沢木耕太郎さんの作品を立て続けに読むようになって、今回も2005年の作品 「凍」 を読んでみた。 世界的にも有名なアルパインスタイルのアルピニストーー山野井泰史&妙子夫妻の物語。 8000メートル近くにも及ぶギャチュンカン登山の顛末が主なテーマで、これほど純粋にクライミングを愛している夫婦がいることにまずビックリ! 妙子さんにいたっては登山中に重度の凍傷にかかり、足の二本の指を残してすべて失っているにもかかわらず、それがクライミングを諦める理由にならない。結局その二本の足指もギャチュンカンで失うことになる。 泰史さんも同じく決定的なダメージを受けるにもかかわらず、今もチャレンジの日々を送っている。 壮絶というか、読了後は一種、爽快感すら受けてしまう。 沢木氏は山野井夫妻を徹底的に取材し、全く登山経験がないにもかかわらず、ギャチュンカンへのベースキャンプ地点(標高5500メートル)まで登ったようだ。 最終章に出てくる登山経験のない夫妻より年配の男性とは、勿論、沢木氏のことだろう。

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2009/10/07

-絶対に、生きて帰る- この短い一行の「重量感」が読後に増す一冊。凍えると書いて「とう」→「闘」と想起させるタイトルは絶妙。加えて、個人的には、読中読後にたえず浮かんだ文字は「再生」だった。何度も何度も「生きる」ということを、体の細胞が疼いて、脳に伝える、とでもいうべきか・・・...

-絶対に、生きて帰る- この短い一行の「重量感」が読後に増す一冊。凍えると書いて「とう」→「闘」と想起させるタイトルは絶妙。加えて、個人的には、読中読後にたえず浮かんだ文字は「再生」だった。何度も何度も「生きる」ということを、体の細胞が疼いて、脳に伝える、とでもいうべきか・・・。世界最高レベルのクライマー山野井夫妻の生き方と沢木耕太郎の組み合わせがベストマッチなノンフィクション。

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2009/10/04

「垂直の記憶」を読んでから手に取ったが、登った本人でもないのにこれほどまでにリアルに迫れるのは凄い。 クライマーが一歩ゝ慎重に歩を進めていくような緻密な文章は、時にマンネリに感じられることもあるが(と言っても様々なエピソードを挟んで変化がある)、クライミングというのが同じ作業の繰...

「垂直の記憶」を読んでから手に取ったが、登った本人でもないのにこれほどまでにリアルに迫れるのは凄い。 クライマーが一歩ゝ慎重に歩を進めていくような緻密な文章は、時にマンネリに感じられることもあるが(と言っても様々なエピソードを挟んで変化がある)、クライミングというのが同じ作業の繰り返しであることを具現化しているようだ。

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2009/10/04

この夫婦は絶対死ぬんや、いつ死ぬんや、と思いながら読んでました。 生きている人の話やと知っていたら、読み方も違ったかも? その後、この主人公の顔を見たくってネットで調べてビックリ!! クリスマスの沢木耕太郎のラジオ番組の、雑音の中で聞いた、熊に襲われて顔をえぐられた人だった!!...

この夫婦は絶対死ぬんや、いつ死ぬんや、と思いながら読んでました。 生きている人の話やと知っていたら、読み方も違ったかも? その後、この主人公の顔を見たくってネットで調べてビックリ!! クリスマスの沢木耕太郎のラジオ番組の、雑音の中で聞いた、熊に襲われて顔をえぐられた人だった!! この人は何回死に掛けるんやら。 クライマーって、凄いわ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ただただ圧倒される。 情熱大陸で観たときに始めて圧倒された山野井夫妻。 改めて度肝を抜かれました。 そして、最近のクマに襲われたニュース。 100針近く顔を縫ってなお、野生のクマに触れたと喜ぶ。 ちょっと私には近づけませんな。

Posted byブクログ