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架空通貨 の商品レビュー

3.5

161件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2015/12/31

ある町だけに存在する通貨。その町の経済をほぼ握る企業一社が流通させている。 銀行さえも支配されてしまっているその企業の力は絶対的。 小さな中小企業が破産の窮地に追い込まれ、何とかしようと社長の一人娘まだ高校生が希望を見出したのが、その架空通貨の企業。彼女の副担任である教師もかつて...

ある町だけに存在する通貨。その町の経済をほぼ握る企業一社が流通させている。 銀行さえも支配されてしまっているその企業の力は絶対的。 小さな中小企業が破産の窮地に追い込まれ、何とかしようと社長の一人娘まだ高校生が希望を見出したのが、その架空通貨の企業。彼女の副担任である教師もかつて商社でアナリストをしていたことから、一緒に乗り込むことに。 経理的なことには全く無知なので、専門的な事はよくわからず雰囲気で読み進めました。それでもある企業のたくらみに高校生と教師が挑んでいくと言うストーリーが面白く、何とか読み切りました。 企業の企み、その企業をハメようとする企み。様々な仕掛けが交差して面白いけれど、やり切れなさも感じます。

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2015/12/20

読書日数20日 調査会社の体質に嫌気をさして退職した高校教師である主人公が、親密な関係である女子生徒から社債について相談を受けたことをきっかけに、その生徒の親の会社を救おうと、田神町の田神亜鉛に立ち向かっていくというストーリー。 その町では「田神札」という架空の通貨が流通して...

読書日数20日 調査会社の体質に嫌気をさして退職した高校教師である主人公が、親密な関係である女子生徒から社債について相談を受けたことをきっかけに、その生徒の親の会社を救おうと、田神町の田神亜鉛に立ち向かっていくというストーリー。 その町では「田神札」という架空の通貨が流通してしていて、それが街全体を浸食してしまっていた。それがどれほどことなのか?また、その目下で暴力団のマネーロンダリングが絡んでいたりと、今回はかなりややこしい感じでもあった。 今まで読んだ中でも、かなりストーリーが難しい方で、なかなか読み進められなかったため、ストーリーごあまり入らない作品となったが、もう一度再読してみようかとも思っている。

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2015/11/11

悪い金まみれの町の崩壊の序章から結末。一人の男の野望と、一企業に振りまわされた者達の怨念と復讐は、まさにドラスティックな人間ドラマ♪。

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2015/11/08

ビットコインの話かと勝手な先入観だったが、そんな訳ないわなぁ。何せ15年以上前に書かれた本だったからね。 架空通貨 というのは、中部地方の山奥の企業城下街で流通する(でしか通用しない)商品券のようなもで、私企業が発行する社債(私募債)。 元商社マンの高校教師が、教え子の父親が...

ビットコインの話かと勝手な先入観だったが、そんな訳ないわなぁ。何せ15年以上前に書かれた本だったからね。 架空通貨 というのは、中部地方の山奥の企業城下街で流通する(でしか通用しない)商品券のようなもで、私企業が発行する社債(私募債)。 元商社マンの高校教師が、教え子の父親が経営する会社の倒産を防ごうと、架空通貨で町を支配する企業主や謎の仕掛け人相手に奮闘するのだが、何でそこまで出来るのかなぁ? の部分で共感できんところが、いまひとつ。 まぁ、今や売れっ子の池井戸さんも、若かりし頃は、こんなもんだったということでしょう。 (2015/10/17)

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2015/10/03

2015年10月3日読破! 予想外の世界! 池井戸さんらしい一冊。架空通貨なんて、現在のプレミアム商品券みたいだけど、こんな都市があったら怖い。 また、余計な件がなくて読みやすい一冊でした。

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2015/09/17

Amazonにネタバレしているコメントがあり、見てしまった。痛恨。 面白いと思うが、駆け出しの頃の作品かな、粗削り。 非日常的な世界を描き出すには少し足りないかなぁ。ご都合主義はいつもの展開だけど、それにしても物足りない。ビジネスという余りに現実的な素材だからか?

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2015/09/04

2015年9月1日読了。池井戸潤が「果つる底なき」で江戸川乱歩賞受賞後に発表した小説。元アナリストの教師・辛島は教え子・麻紀の父の会社の倒産の危機に奔走するうちに、地方を支配する大企業の発行する「架空通貨」と地元経済の惨状を目の当たりにし・・・。他の池井戸作品を読み終わった身から...

2015年9月1日読了。池井戸潤が「果つる底なき」で江戸川乱歩賞受賞後に発表した小説。元アナリストの教師・辛島は教え子・麻紀の父の会社の倒産の危機に奔走するうちに、地方を支配する大企業の発行する「架空通貨」と地元経済の惨状を目の当たりにし・・・。他の池井戸作品を読み終わった身からすると「別の人が書いた小説みたい」、一発逆転や労働者賛歌的な要素がまだ希薄だからか。原題「M1」が放つ緊張感や架空通貨が強いものから弱いものに吹きだまっていく様子など面白く読めるが、登場人物が何を考えてどう行動しようとしているのかがいまいち把握しづらく、ある事象が起きたときにそれを吉事なのか凶事なのか読んでいて判断できなかったりする・・・。ま、現実はそういうものなのかもしれないが。

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2015/08/26

趣味・読書のデビュー作品。 装丁に惹かれて買った。この作品から池井戸作品&読書にはまっていった。 でも、今考えたら内容はイマイチ。

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2015/05/21

書店で本を選ぶ際、間違いないだろうと思い選んだ久しぶりに池井戸潤氏の作品。しかしちょっと外れ、いつもの軽快さがない。何かどろどろしていて読むのが辛くなってきた。設定も現実離れしていてぴんとこない。半沢尚樹のような痛快さもない。ちょっとがっかりでした

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2015/05/07

1505 読みやすくミステリー調で面白かったが、設定に無理があるような。終わりが物足りないような。。。お金に魅せられた人間は怖い。

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