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王都炎上・王子二人 の商品レビュー

4.2

56件のお客様レビュー

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2010/03/15

何度しゃぶり読んでもこのお話には不思議なくらいトリコになってしまう魅力がある。 初めて読んだ時から約二十年くらいは経過しているのであるが、あの時の感動やドキドキ感は今なお色褪せない。 時代は中世ペルシアに似た架空の世界。 アルスラーンという皇太子と、魔術と剣術と陰謀がうごめく動...

何度しゃぶり読んでもこのお話には不思議なくらいトリコになってしまう魅力がある。 初めて読んだ時から約二十年くらいは経過しているのであるが、あの時の感動やドキドキ感は今なお色褪せない。 時代は中世ペルシアに似た架空の世界。 アルスラーンという皇太子と、魔術と剣術と陰謀がうごめく動乱の世に生きる漢たちの英雄譚。 智将ナルサスの人智を超えた策略が敵を惑わし、黒衣の勇将ダリューンは敵陣真っ只中を無人の荒野の如く駆け抜ける。 旧王家の生き残りヒルメスが銀仮面の下で自虐的に冷笑すれば、女神官ファランギースが緑色の冷静な眼で矢をつがえる。 嗚呼まさに田中芳樹版「ファンタジック三国志」なのだ。 アニメチックな丁装だからジュブナイル系の小説と思われがちだが、大人でも十分読み応えのある作品となっている。 ぜひ。

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2010/03/02

銀河英雄伝説の作者、田中芳樹さんの本。こちらも人生に大切な考え方など書かれています。すばらしい一冊です。

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2009/10/24

元々角川文庫で出版されていて、カッパ・ノベルスに移籍して続編が販売。 前の部分は持っているしな…と買うのを悩んだものの、揃えたい誘惑に負けて購入。 FTモノの所為か田中芳樹独特(?)の過剰というかクドイ政治家批判も少ないので、読みやすいのではなかろうかと。 (政治家を庇うわけでは...

元々角川文庫で出版されていて、カッパ・ノベルスに移籍して続編が販売。 前の部分は持っているしな…と買うのを悩んだものの、揃えたい誘惑に負けて購入。 FTモノの所為か田中芳樹独特(?)の過剰というかクドイ政治家批判も少ないので、読みやすいのではなかろうかと。 (政治家を庇うわけではなく、あれが延々と続くとげっそりするのは私だけではない筈) 作品自体は面白い。 伝説級の悪の親玉を倒す王道ながら、事件や人間関係の展開、戦闘シーンなどは流石。

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2009/10/04

すべての始まり。 「王子二人」で初めてヒルメスと対峙するアルスラーンが まだ弱々しいながら必死なのが、すごく……キュンときます(ひどい感想)

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2009/10/04

中学の頃に出会いましたが、私はすっかり黒衣の騎士の年を追い越しました。 ・・・いつ完結するんでしょうか^^;

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2009/10/04

オリジナリティあふれるわけでも、血湧き肉踊る訳でもないのに、ついつい読んでしまうところに田中芳樹のすごさがあるのかもしれん。と最近思う。

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2009/10/04

あたしの小説デビュー(?)はこの本からだったと思います。 今となってはもう遠い日のこと、 友達の部屋で何気なしにぱらぱらと読んだこの本の、 読みやすさとキャラクターの濃さと。 漫画を読むことの多かったあたしに、文字だけでも膨らむ想像力というのが、 なんとも不思議な感覚に陥り、 気...

あたしの小説デビュー(?)はこの本からだったと思います。 今となってはもう遠い日のこと、 友達の部屋で何気なしにぱらぱらと読んだこの本の、 読みやすさとキャラクターの濃さと。 漫画を読むことの多かったあたしに、文字だけでも膨らむ想像力というのが、 なんとも不思議な感覚に陥り、 気付いた時にはすっかりハマって、本屋にその当時発行されてたこのシリーズを買いに走ってました。 その当時は画期的と言ってもいいぐらいの、 中世ペルシアを舞台とした、剣とちょっとしたファンタジーと、国の滅亡と再生という、 なんとも乙女心をくすぐる設定。 そして、登場人物がなんとも魅力的。 主人公は、一夜にして攻め込まれ国を失った十五才の王子様。とすればもーそれはハマらない訳には行きません(笑) 剣と魔法とファンタジーの好きな人にはぜひお勧め。 既刊されてから随分経って、シリーズもまだ終わらず巻数は大変なことになってるけど、それでもちっとも古臭さを感じません。

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2011/09/17

私が小学生の頃に初めて読んだが、未だ続いているシリーズ。途中こちらも忘れていたが、最近ようやく続きがでて慌てて最初から読み返した。パルスというペルシャ帝国を模した架空の国の年代記。十字軍遠征をモデルにした感じだが、それをイスラム側から見るとこういう話になるのだろうか。物語はようや...

私が小学生の頃に初めて読んだが、未だ続いているシリーズ。途中こちらも忘れていたが、最近ようやく続きがでて慌てて最初から読み返した。パルスというペルシャ帝国を模した架空の国の年代記。十字軍遠征をモデルにした感じだが、それをイスラム側から見るとこういう話になるのだろうか。物語はようやく伝説の「蛇王ザッハーク」が復活したようで、これから怒濤の終末へ向けてまっしぐらというところのようだが…「殺しの田中」と異名を取る作者のこと、いったい何人生き残る事ができるのか戦々恐々である(笑)とにかく続きが早く読みたい!

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2009/10/07

角川版は日焼けしてしまったので改めて購入。 作者にはエンディングは見えているようだけど、今までのことがあるし、完結に至ることを信じて・・・ 完結したら通して読みますからw

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2009/10/04

古代ペルシアとその周辺諸国をモチーフにした異世界ヒロイックファンタジー。大国であり軍事的強国であるパルスの王太子アルスラーンが主人公。パルス国にとって蛮族の国と位置づけられるルシタニアの侵攻により、アトロパテネ平原で大規模な戦闘が行われた。誰もがパルスの勝利を疑わなかったが、結果...

古代ペルシアとその周辺諸国をモチーフにした異世界ヒロイックファンタジー。大国であり軍事的強国であるパルスの王太子アルスラーンが主人公。パルス国にとって蛮族の国と位置づけられるルシタニアの侵攻により、アトロパテネ平原で大規模な戦闘が行われた。誰もがパルスの勝利を疑わなかったが、結果は惨敗。沢山の戦死者を出し、王はルシタニア軍の捕虜となり、王都は陥落。逃げ延びたアルスラーンが苦難の末に(と言っても人材的には結構恵まれていたはず)王都を奪還するまでが第一部。 第二部は第一部でちらちら姿を見せていた魔族との本格的な戦いに移行。 第一部は勢いのある展開と人知の範囲内の策略と戦がメインで楽しめた。

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