グミ・チョコレート・パイン グミ編(グミ編) の商品レビュー
山口美甘子が私が高校時代に好きだった子にそっくりです。とても淫乱な女の子でした。あの子は羽村とニャンニャンをしたのでしょうか。あの子が幸せならそれでいいと思える本です。
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自分は他とは違う 自分は何か特別だ。 誰もが抱きそうな想いを胸に青春時代を這うもクラスでは冴えない部類で教室の隅っこにいるような男の子たちのストーリーと、学校で表面的には周りに合わせながらも本心では周囲に全く興味がないクラスのマドンナ的存在で多くの人に囲まれている美甘子たちを中...
自分は他とは違う 自分は何か特別だ。 誰もが抱きそうな想いを胸に青春時代を這うもクラスでは冴えない部類で教室の隅っこにいるような男の子たちのストーリーと、学校で表面的には周りに合わせながらも本心では周囲に全く興味がないクラスのマドンナ的存在で多くの人に囲まれている美甘子たちを中心に話が進んでいく。 グミ編のみの感想だが、続編が気になる。 自分は何か特別に違いない。 そんな想いに葛藤して何かを表現しようとしたり、体現しようとする、この気持ち。沁みる、熱い。 だけど、どこか甘酸っぱかったりドロドロしていたり読んでいて楽しくなる。
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日々オナニーのことで頭がいっぱいの高校生大橋賢三、ロックと小説と映画を愛する。同じく内向的な友人カワボンとタクオと酒を飲みダラダラしていた。クラスのマドンナ美甘子が実は映画だと知り、、、そして仲間でロックバンドを作ろうと考え、、 薬師丸ひろ子、中森明菜、痙攣しながら歌うジョー・...
日々オナニーのことで頭がいっぱいの高校生大橋賢三、ロックと小説と映画を愛する。同じく内向的な友人カワボンとタクオと酒を飲みダラダラしていた。クラスのマドンナ美甘子が実は映画だと知り、、、そして仲間でロックバンドを作ろうと考え、、 薬師丸ひろ子、中森明菜、痙攣しながら歌うジョー・ コッカー、GORO、エロトピアなど大槻ケンヂの頃の青春キーワードの出まくり。(よくそんなに覚えてる) 賢三のちまちました内面(=大槻ケンヂの内面?)の、あーそれわかる、自分も同じだった感と、いや、そこまでいつもエロいこと考えてなかったぞ感の組み合わせ。 賢三と比べればまだ自分の方が健全(?)な青春を過ごしたのだろうか。ということはあまり重要でなく、どんどん頁をめくらせるリーダビリティと、「グミ編」 のラストを読むと、次の「チョコレート」が気になるということの方がよほど大事なはず。
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中学にハマって聴いたゴイステのミネタカズノブがなんかの曲でこの本の事を言っていて、読みたいなーと思って読んでいなかった。 たまたまブックオフに110円であったので購入。 懐かしかった。自分も中学や高校の頃、ブランキージェットシティを聴いてからロックにハマり、めんたいロックにハマ...
中学にハマって聴いたゴイステのミネタカズノブがなんかの曲でこの本の事を言っていて、読みたいなーと思って読んでいなかった。 たまたまブックオフに110円であったので購入。 懐かしかった。自分も中学や高校の頃、ブランキージェットシティを聴いてからロックにハマり、めんたいロックにハマって、レンタルCDショップで大量にCDを借りていたのを思い出した。 父親には、ジミヘンも知らんのか?三大ギタリスト、三大キングも知らんのか?と言われてそのあとブルースやら色々聴くようになった。兄貴にはロックやら教えてもらった。 そうやって、若い頃は本や映画は見ずに音楽を聴き、音楽にハマっていたのを思い出させてくれた。 もっと早くこの本を読んでいたら小説や、映画にももっと早く興味が持てたかもしれない。し、当時聴いていた音楽の中にあるエッセンスのような何かを感じ取れたかもと思った。
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前半部分はテンションについていけずあまり楽しめませんでしたが、登場人物の人となりがわかり、それに親近感を抱くことが出来てからは終わりまですぐでした。 文学としての文章とは程遠いながらも、若い時の自分は他の人とは違う、違うはずだ、違っていてくれという自意識過剰が力ずくで表現されてい...
前半部分はテンションについていけずあまり楽しめませんでしたが、登場人物の人となりがわかり、それに親近感を抱くことが出来てからは終わりまですぐでした。 文学としての文章とは程遠いながらも、若い時の自分は他の人とは違う、違うはずだ、違っていてくれという自意識過剰が力ずくで表現されていて主人公達と同じようにもんもんとしていた自分の若い頃を思い出しました。 終わったと思ったら続きが2作もあるんですね。 今度は最初から楽しめそうです。
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面白かったです。 あまりにもカッコ悪くて、若くて青いから、読んでいるこっちもオープンマインドになってすごく好感が持てて、不思議な感覚がしました。 若いって眩しいなぁ…
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3部作の1部目だからか、話が動き出すのに時間がかかって、せっかちな私にとっては退屈な場面が続いていたが、終盤はかなりおもしろい! 特に終わる直前は衝撃的だったので、チョコ編を読むのが楽しみ!
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学生時代、この本が図書室にあって、その時はなんだこの下劣な本は...とやめてしまったけど、今読むと共感できることが多すぎて胸がキュウッてなった、大名作すぎる
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敬愛する銀杏BOYZ峯田和伸が敬愛する大槻ケンヂの作品。 峯田の「十七歳」にある通り、 「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックsよりもグミチョコレートパインを青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ」 自分は特別なんじゃないかという思いの青さや、 社会に...
敬愛する銀杏BOYZ峯田和伸が敬愛する大槻ケンヂの作品。 峯田の「十七歳」にある通り、 「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックsよりもグミチョコレートパインを青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ」 自分は特別なんじゃないかという思いの青さや、 社会に迎合する同級生や、 いずれは迎合を迫られるかもしれない自分 を意識しながらも、「特別」であるために泥臭く地面を這いつくばって、議論とか空想ばっかりしてしまう愛すべき男共のお話。 そして彼らすら横目に大人の階段を登る美甘子。 青臭い青春が好きな私は楽しく読めました。
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大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にもなじめず、オナニーとマニアックな映画やロックにひたる日々。クラスメート達をバカにしつつも、彼らより秀でたものを見つけられずにいた賢三はある日、親友のカワボン、タクオ、山之上らとロックバンドを結成することを決意する。気になっていたクラスメートの...
大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にもなじめず、オナニーとマニアックな映画やロックにひたる日々。クラスメート達をバカにしつつも、彼らより秀でたものを見つけられずにいた賢三はある日、親友のカワボン、タクオ、山之上らとロックバンドを結成することを決意する。気になっていたクラスメートの美甘子とも名画座で出会ったのをきっかけに仲良くなるが―― 半自伝的青春小説。名前が賢三だし(笑)。もう「5478回…」って書き出しから笑う。 賢三とカワボンとタクオはいつもタクオの家である電気店の2階でとりとめのないバカ話をしている。ちょっと(?)危ないヤツ山之上も実は賢三たちからの誘いを藁をも掴む思いで待っていたりする。何より孫思いの元気なおじいちゃんがよかった。 タイトルのグミ~はジャンケンで勝ったらその数だけ前に進む例の遊びから。悶々とした青春からチョコレートで一足飛びに抜けるのははたして誰か? ラスト、予想外の人物が予想外のことをして一抜けする
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