グミ・チョコレート・パイン グミ編(グミ編) の商品レビュー
大槻ケンヂの自伝的小説。思春期にありがちなモンモンとした心情とか、焦りとか、大槻ケンヂならではのテイストで描かれていて、面白い。
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この作品は大槻ケンヂの自伝的な意味合いの強い小説になっている。3部作になっており、その第一弾である今作は主人公がバンドを組むまでの話になっている。オナニーとサブカルチャーに逃げ込みそこにアイデンティティを見出しクラスの奴らと自分は違うという意識を持つ主人公が、ヒロインへの恋愛感情...
この作品は大槻ケンヂの自伝的な意味合いの強い小説になっている。3部作になっており、その第一弾である今作は主人公がバンドを組むまでの話になっている。オナニーとサブカルチャーに逃げ込みそこにアイデンティティを見出しクラスの奴らと自分は違うという意識を持つ主人公が、ヒロインへの恋愛感情をきっかけに自意識を補完するための道具である音楽を自己表現の手段として選び、ほんの少しだけ成長するというような物語になっている
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大好きな大槻ケンヂの本。 三部作になってます。「グミ」「チョコレート」「パイン」という風に。 誰もが一度はやったんじゃない?!っていう遊びですよね。ジャンケンをして、グーならグミで2歩、チョキならチョコレートで6歩、パインならで3歩と進んでいく遊び。 主人公賢三は変わらない...
大好きな大槻ケンヂの本。 三部作になってます。「グミ」「チョコレート」「パイン」という風に。 誰もが一度はやったんじゃない?!っていう遊びですよね。ジャンケンをして、グーならグミで2歩、チョキならチョコレートで6歩、パインならで3歩と進んでいく遊び。 主人公賢三は変わらない毎日にもんもんとしている。かといって自分を出せないから更に自分の中へ中へと引き蘢り、自慰(笑)とマニアックなサブカルチャーに埋もれる毎日を送る。 ・・・とこんなかんじで思春期特有の欲求不満さを一気に詰め込んだのがこの「グミ編」です。まだまだその欲の上手な吐き出し方を発見出来ない、動く事の出来ない、グミばかりの賢三。 はっきりいってグミ編では賢三ってただのオナニスとかよ!ってかんじです。笑 オーケンの自伝込みらしいから面白い!おもしろくなってくるのはチョコからです。グミは青春悶々小説なのだよ!チョコも!そしてパインで飛び出せ! まるでhideのロケットダイブのようです。本当そんな感じです。
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