神様のボート の商品レビュー
主人公の葉子達が一時期住んでいた場所として、佐倉が描かれています。葉子達が遊びに行く城址公園など、佐倉の町が登場します。読んだ後で、物語の中に描かれた場所はここかな?と想像したり実際に訪れてみるのも、また楽しいですね!
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小学6年生のときに なんとなく買ってしまった本でした。 小学生にはなかなか奥が深すぎて 理解するのが難しかったのを今でも覚えてます(苦笑) けど江國香織さんの本を読む きっかけを与えてくれた本です。
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江國香織さんを好きになったきっかけの一冊。今でも一番心に残り続けている本です。しずかな物語ですが、あいだあいだに見え隠れする危ういまでの葉子の感情と、またその娘の草子との対比が、よりいっそうこの物語の狂気を強めているように感じました。 江國さんの書かれる言葉は、本当にうつくしい...
江國香織さんを好きになったきっかけの一冊。今でも一番心に残り続けている本です。しずかな物語ですが、あいだあいだに見え隠れする危ういまでの葉子の感情と、またその娘の草子との対比が、よりいっそうこの物語の狂気を強めているように感じました。 江國さんの書かれる言葉は、本当にうつくしい。
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2002年12月20日読了。以下、過去の日記から抜粋。 久しぶりにまともな本を読んだ。 必ず探し出すという恋人の約束だけを頼りに、 ふらふらと街から街へ引越しつづける葉子と娘の草子の物語。 江國女史の書く登場人物はいつも輪郭がぼんやりしているのだが、 葉子は際立ってつかみ所のな...
2002年12月20日読了。以下、過去の日記から抜粋。 久しぶりにまともな本を読んだ。 必ず探し出すという恋人の約束だけを頼りに、 ふらふらと街から街へ引越しつづける葉子と娘の草子の物語。 江國女史の書く登場人物はいつも輪郭がぼんやりしているのだが、 葉子は際立ってつかみ所のない水のような女性。 一方で、草子は成長するにしたがってリアリストに変化していく。 (リアリスト? いや、一般人というべきかな) 仲の良かった親子が娘の自立とともに離れてしまい、 唯一、恋人と自分とつなぐ支えであった娘を失った葉子は ますますその輪郭を失って、空気に溶けていく。 はっきり言って、怖い。作者当人が言うのだから間違いない。 思い出すのは「井筒」や「松風」・・・要は狂女物なのだ。 もう逢う事はできないであろう恋人、現に傍にはいない恋人を 恋い慕うあまり、現実と空想の境界線がなくなっていく女性達。 でも、空想に浸っている彼女達は誰が何を言おうと幸福なのだ。 だから、「井筒」も「松風」もシテは成仏しない。 成仏する必要がないのだ、と我が教授はおっしゃった。 すると、葉子も幸福だったのだろう、夢の世界にいる限りは。
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<内容>「あなたとかわす約束は、それが口に出された瞬間にもう叶えられている」 もう何年も放浪の旅をしている母と娘の、小さく静かだが、狂気に満ちた危険な恋愛物語。『小説新潮』98年1月号から99年3月号まで連載。
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ああ最後まで読めなかった! あのころは若すぎたんだ。 また今度、いやもうちょっと 大人になってからよもう
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帯の背表紙に、 「しずかで危険な恋愛小説」ってあるけど、 たしかにその通りの話です。 大恋愛の末、行方知れずになった相手をずーっと待ち続ける女の人と、その相手との間にできた娘との数年間の物語。 私は、ずーっと変われない孤独な性分の母親と、成長するにしたがってその母親の世界からは...
帯の背表紙に、 「しずかで危険な恋愛小説」ってあるけど、 たしかにその通りの話です。 大恋愛の末、行方知れずになった相手をずーっと待ち続ける女の人と、その相手との間にできた娘との数年間の物語。 私は、ずーっと変われない孤独な性分の母親と、成長するにしたがってその母親の世界からはみ出していってしまう娘のせつなさが、痛いように印象的です。 あいかわらず読み口はやさしい江國作品です。
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江國 香織さんのきれいな文章で 最後、あっと思う結末でした。 読み終わったあとからじわーっと 余韻がくる・・・そんな本でした。
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日常なのに非日常的でした。 こういう親子もいいなーって思うけど どっちの立場にも絶対なりたくないなー
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危うい。 こどもから「リアル」を突きつけられたとき、うちは泣いた。 前、DVDでみたバイバイ、ママを思い出した。 ひとつの言葉でひとりの少女が育つくらいの月日を信じてこられた 母はとても危うい。でも、うちはこの彼女がすごく愛しい。 自分もいつかこんな風にリアルを突きつけ...
危うい。 こどもから「リアル」を突きつけられたとき、うちは泣いた。 前、DVDでみたバイバイ、ママを思い出した。 ひとつの言葉でひとりの少女が育つくらいの月日を信じてこられた 母はとても危うい。でも、うちはこの彼女がすごく愛しい。 自分もいつかこんな風にリアルを突きつけられ不安定になる気がした。
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