そして二人だけになった の商品レビュー
舞台はA海峡大橋を両端で支えるコンクリート構造物内部にある核シェルター《バルブ》 国家機密プロジェクトに携わった六人の関係者がここで共同生活をすることになるが、一人また一人と連続殺人が起きて… クリスティの超有名作品を彷彿とさせるタイトルに惹かれ、手に取った。クローズドサークル...
舞台はA海峡大橋を両端で支えるコンクリート構造物内部にある核シェルター《バルブ》 国家機密プロジェクトに携わった六人の関係者がここで共同生活をすることになるが、一人また一人と連続殺人が起きて… クリスティの超有名作品を彷彿とさせるタイトルに惹かれ、手に取った。クローズドサークルにおけるフーダニットものは大好きで、“二人だけになる”までの展開はまずまず良かった。しかしながら、このトリック及び○オチにはガックリ。頭の中がはてなマークで埋め尽くされたまま終了。ちーん。“理系ミステリ”作家として有名な著者だが、アカデミックな章題及びサブタイトルは物語となんら関係なく、思わせぶりなままで消化不良。 本格ミステリ・ベスト10 10位
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主人公たちのいる施設が停電になって暗闇の中恐怖に襲われる場面はハラハラドキドキしましたし、何度か本を閉じそうになりましたw しかし、最後の結末がはっきりせず、かつ主人公たちの手記と第三者の視点を合わせるには違和感が幾つかあった(キスのシーンとか)ので読後感は少々モヤっとしました。
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すごい。 と、読み終えてすごく興奮。 ミステリーに対して苦手意識のある(…というか、あまり好みではない。)私が、珍しく読んだミステリーだったが、どんどん続きが気になって読み進めていた。 バルブ内での緊張を、我が事のように感じられたにも関わらず…どんでん返しに振り回された。 読み終...
すごい。 と、読み終えてすごく興奮。 ミステリーに対して苦手意識のある(…というか、あまり好みではない。)私が、珍しく読んだミステリーだったが、どんどん続きが気になって読み進めていた。 バルブ内での緊張を、我が事のように感じられたにも関わらず…どんでん返しに振り回された。 読み終えた後も、何だか信じられない。 森博嗣氏、頭いい。
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コッテコテの森ワールド作品。 再読だったので、注意深く読んだけれど、油断も隙もない。 激しくネタバレしたくない一冊。
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あたたかい話です. ハードボイルドなミステリー作品で、森博嗣さん作品は少年ものよりもこっちの方が好き. 実際戦慄しますた
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明石海峡大橋と阪神大震災をモデルにした、非常に残念ながら卑怯とも言える後味を残す、C級ミステリー。 アイデンティティだったかなぁ、モーテルでの多重人格の映画。あの感じだが、映画はラストの現実世界でのキレがすばらしかったので、卑怯とは思わなかった。この作品の最終章は、まだ非現実...
明石海峡大橋と阪神大震災をモデルにした、非常に残念ながら卑怯とも言える後味を残す、C級ミステリー。 アイデンティティだったかなぁ、モーテルでの多重人格の映画。あの感じだが、映画はラストの現実世界でのキレがすばらしかったので、卑怯とは思わなかった。この作品の最終章は、まだ非現実世界が描かれる。少しくどい。 ディックワールドのような、どっちが真実なんだ?ってな問いかけをにおわすものの、読みようによっては、作者が最後に物語を捨ててしまった感じを受ける。残念。
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持っているのは新潮社のハードカバー 結局何が真実だったのかは読んだ人の感じ方次第なのかな…と。 ひっくりかえしてひっくり返されてまたひっくり返された感じ?
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ミステリーものだったけど、 単なる主人公の妄想? 刑事役の人の手記が現実に起こった現象 なんだろうが。。。 オチが妄想っぽい感じだと 何でもありな希ガスる。
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密閉された空間で起きた殺人事件。 次々起こる事件のなかで増える死体の数。 最後に残ったのは彼と私の二人だった。さて、犯人は…?というお話。 森さんにしてはすっきりしないお話でした。 盛り上がりすぎたのか。
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森さんはやはり長編がいい。 あと、全然関係ないけど、個人的に橋という構造物が好きなので、巨大な吊り橋を支えるアンカレイジの中という舞台設定はとても好みだ。 ミステリとしても、正統派な感じがして好ましいです。スタンダードにミステリを楽しめる一冊かと。
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