そして二人だけになった の商品レビュー

3.4

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2009/10/04

◆◆ネタバレ警報発令◆◆ たいへん面白く読み進んだ。最後を読むまでは。 話のテンポもよく、密室のドキドキ感もあるし、トリックも大業、謎解きも明快ですっきり爽快。 はぁ〜!やってくれましたね!さすが森先生!・・・・と思ったら 最後の最後で犯人自らネタバラシしてしまい、一気にトーンダ...

◆◆ネタバレ警報発令◆◆ たいへん面白く読み進んだ。最後を読むまでは。 話のテンポもよく、密室のドキドキ感もあるし、トリックも大業、謎解きも明快ですっきり爽快。 はぁ〜!やってくれましたね!さすが森先生!・・・・と思ったら 最後の最後で犯人自らネタバラシしてしまい、一気にトーンダウン・・・。 せっかくクリスティの「そして誰もいなくなった」バリの不思議な読後感を想定していたのに なんでみなまで言っちゃうのさ。なんなのさ。 お話の舞台は海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊「アンカレイジ」。 その内部に造られた窓ひとつないバルブと呼ばれる空間に ある実験のため科学者、医師、建築家など6名が集まった。 そして海水に囲まれた完全なこの密室で次々と人が殺されていく。 物語は2人の登場人物による一人称で交互に語られ、 双方の時間軸にズレが生じていることに読者も気付くのだが その帳尻あわせたるや・・・爆発だーっ! 要は、ただの精神に異常をきたした多重人格者が妄想世界と現実世界、 この2つの世界で起こした事件ということで・・・って森せんせー!それを言っちゃーおしまいよ? せっかくの不思議感が台無しじゃないのさー。 しかし最後を除いてはとにかく傑作!「封印再度」を超えているかもしれないので5点満点。 おもいっきしネタバレ。

Posted byブクログ

2009/10/04

森氏の文章力の凄さ、思考力の深さ、言葉選びの巧みさが凝縮されていると思う。ただしこの本から読んでシリーズものを読み出すのはどうかな、と言う感じ。

Posted byブクログ

2009/10/04

森さんの作品の中で好きな方だと思います。何故か理由はよくわからないけど。。最後のオチがイマイチ消化しきれてないとこが自分の頭の弱さを悔やみました。

Posted byブクログ