百年の孤独 の商品レビュー
ラストで「あああ~」となる。 人生は結果ではなく、過程にある、と私は思う。 独特の説得力を持つ筆致が、マジックリアリズムの世界に読者を引き込む。 じっくり再読したくなる本。 小町娘レメディオスの性癖、退場のシーンが印象的だった。
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中1の時位に読んだ本。当時は難しくてさっぱりだったけど、読み返してみた。海外文学って訳によって相当印象変わるから他のもよまないと何とも言えないかな…
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リアリズムのファンタジー、男と女、乾季と雨季、定住と放浪、生と死。饒舌なモノローグ。すご過ぎる。私のナンバー1.
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南米の村が生まれやがて消滅するまでの百年について、それに深く関わった一家を中心に綴った物語。 多くのエピソードの淡々とした記述の中で、不思議な事が次々と受け入れられていく世界。何世代にも渡る物語なのですが、登場人物の名前が受け継がれたりするために同じ名前が出てきます。その入り組ん...
南米の村が生まれやがて消滅するまでの百年について、それに深く関わった一家を中心に綴った物語。 多くのエピソードの淡々とした記述の中で、不思議な事が次々と受け入れられていく世界。何世代にも渡る物語なのですが、登場人物の名前が受け継がれたりするために同じ名前が出てきます。その入り組んだ構造も、混沌とした雰囲気を作り出しています。 個々のエピソードは本当に面白い。ただ冗長さも感じてしまいます。
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これは長かった。。。 とりあえず息子に自分の名前や祖父の名前を付けるのをやめてください・・・ 誰が誰だか判らなくなります・・・・・・ でも数代にわたって話を呼んでいると、 あの人のように~ とか、なんか、昔からの知り合いのように思いでが語れてしまうみたいな、 本と旧友のような...
これは長かった。。。 とりあえず息子に自分の名前や祖父の名前を付けるのをやめてください・・・ 誰が誰だか判らなくなります・・・・・・ でも数代にわたって話を呼んでいると、 あの人のように~ とか、なんか、昔からの知り合いのように思いでが語れてしまうみたいな、 本と旧友のような関係が築かれていく気がする不思議な一冊でしたw
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高校生の時筒井康隆のファンで筒井康隆が激賞 していたため購入して読んだ本。2段組の濃密 な文章。ラテンアメリカについては何も知らな いのに、匂いや手触りをからだで感じた。 話の筋自体はそれほど難解ではないように思う。 難解ではないけど、読むのに体力はいると思う。 でも私はフルマラ...
高校生の時筒井康隆のファンで筒井康隆が激賞 していたため購入して読んだ本。2段組の濃密 な文章。ラテンアメリカについては何も知らな いのに、匂いや手触りをからだで感じた。 話の筋自体はそれほど難解ではないように思う。 難解ではないけど、読むのに体力はいると思う。 でも私はフルマラソンをもはや違う種類の運動 のように5時間以上かけて走ったこともあるの でそういう種類の体力は快感を覚える。 ある村のある一族の年代記。また読み直したい。
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濃密でほこりっぽい南米の空気が感じられます。 最後の最後でどーんと驚き、思わず息をのみました。 久々に読んだすごい本。
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1つの町の人生を しかも100年分を読むのは だいぶ体力が要りました(笑) 愛憎めくるめく人間の愚かな感じと 世の中のどうしようもなさ加減が なんともセンチメンタルな気分にさせるお話でした。 それにしても どこまでいっても人間というものは孤独なんだなぁ。 この孤独に負け...
1つの町の人生を しかも100年分を読むのは だいぶ体力が要りました(笑) 愛憎めくるめく人間の愚かな感じと 世の中のどうしようもなさ加減が なんともセンチメンタルな気分にさせるお話でした。 それにしても どこまでいっても人間というものは孤独なんだなぁ。 この孤独に負けると ただ朽ちていくのみなんだなぁ。 ウルスラがすごく素敵でした。 赤朽葉万葉さんみたいでした。
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学生の時から、読まねばと思いながら未だ手をつけていない。 読み始めるにはかなりの決断力を要する。 これを読んでレポート提出された同級生の皆様、尊敬に値します。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1年ほど前から読もう読もうと思っていたけどようやく読んだ 本当は買おうと思っていたんだけど、図書館で見つけたから借りて読む 作家はコロンビア生まれでラテンアメリカ文学として数えられる一人、ノーベル賞作家 友人が最高に面白いと絶賛していたので期待していたけど確かに面白かった 書き方はあとがきにもあるように古風で、しかも、登場人物の名前が孫と祖父で同じだったりするものだから本来なら訳わからなくなってもおかしくない筈なのに、気づいたら引き込まれてあっという間に読み終わってしまった ただ、最後の方、ブエンディア家が落ちぶれていくあたりは、前半の勢いがなくなったような気がする まあ盛者必衰の「衰」の部分なのだから勢いがそがれるのは仕方無いとは思うけれども あと訳のせいなのか原文もそうなのかわからないけれども、所々前後がつながっていないんじゃないかと思う箇所がある ただそれが逆に独特のリズムを作っているので、それほど苦にならない 不思議だ あとがきにもあったけど、どれもラテンアメリカの人々がどれも経験したことがあるようなエピソードらしい とある地域の歴史や地域性を物語として昇華させる、そういったものが名作と呼ばれるもののひとつの在り方なのかもしれない 中上健次を思い出してそんなことを思いついた
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