詩的私的ジャック の商品レビュー
シリーズ4作目 さくさく進んでもう4作目 ―相手の思考を楽観的に期待している状況…、これを甘えいる、というんだ。いいかい、気持ちなんて伝わらない。伝えたいものは言葉で言いなさい。それが、どんなに難しくても、それ以外に方法はないんだ
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キャラ読みをしている人からすれば犀川と西之園の関係にも注目できたはずです。「甘えてる」という言葉について犀川は僕と同じ考えのようです。
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『相手の思考を楽観的に期待している状況…、これを、甘えているというんだ。いいかい、気持ちなんて伝わらない。伝えたいものは言葉で言いなさい。それが、どんなに難しくても、それ以外に方法はない』 グサっとくる言葉です。 この本は古本屋で手に入れたのですが、これにはたまたま講談社の栞...
『相手の思考を楽観的に期待している状況…、これを、甘えているというんだ。いいかい、気持ちなんて伝わらない。伝えたいものは言葉で言いなさい。それが、どんなに難しくても、それ以外に方法はない』 グサっとくる言葉です。 この本は古本屋で手に入れたのですが、これにはたまたま講談社の栞が挟まっていて、森さんの詩が書かれていました。 -死のうとして死ねなかった友と -生きようとして死んでいった友と -君を思えば血路に咲く -左の胸の花となれ この言葉が、この作品のすべてを物語っていると思う。
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S&Mシリーズ四作目。 確か、これはトリックを読んだとき 「反則だああああ!!!」 って思った覚えがあります。 面白かったけどね。
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これまでインパクトのある人物が登場していただけに少しの物足りなさを感じた。<切り裂きジャック>が題材としてあったので嬉しかったが、事件も犯人もそして動機も案外普通でした。ただ、犀川と萌絵の心理描写で楽しめる。犀川創平がかっこよすぎる。この作品にも刺激的なフレーズがいくつも溢れてい...
これまでインパクトのある人物が登場していただけに少しの物足りなさを感じた。<切り裂きジャック>が題材としてあったので嬉しかったが、事件も犯人もそして動機も案外普通でした。ただ、犀川と萌絵の心理描写で楽しめる。犀川創平がかっこよすぎる。この作品にも刺激的なフレーズがいくつも溢れている。巧妙で面白く洒落ている。ああ、好き。
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建築の様式や構造に全く明るくないので、説明の半分も分からなかった。それが惜しかった。 理解には苦しむが、篠崎の精神が綺麗だと思った。綺麗であることがいいこととは限らないのよね。 個人的に篠崎と犀川先生の会話がもっと見たかったと思う。現実にこんな二人のような会話と出くわしたら、もど...
建築の様式や構造に全く明るくないので、説明の半分も分からなかった。それが惜しかった。 理解には苦しむが、篠崎の精神が綺麗だと思った。綺麗であることがいいこととは限らないのよね。 個人的に篠崎と犀川先生の会話がもっと見たかったと思う。現実にこんな二人のような会話と出くわしたら、もどかしい!ってなっちゃうんだろうけど、ね。
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2009/11/23明け方読了 この日に全部読破するつもりはなかったのに、つい展開が気になって 読破。ああ、これこそが推理小説!!小気味いい展開に、爽快感。 このシリーズは面白い、でも建築関係やら理系の知識はさっぱり、なのでこの本の楽しさを半分しか味わえないような気もする・・・。...
2009/11/23明け方読了 この日に全部読破するつもりはなかったのに、つい展開が気になって 読破。ああ、これこそが推理小説!!小気味いい展開に、爽快感。 このシリーズは面白い、でも建築関係やら理系の知識はさっぱり、なのでこの本の楽しさを半分しか味わえないような気もする・・・。残念・・・。
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『今まで幾つもの書物で見ていたことを覆すような、新しいものを見つける。それは正確には見つけたのではない。それ以前に、人間は気づくようにできている。ただ、それを確認するために何かを見つけるだけだ。』 S&Mシリーズの第四作目。本書は森博嗣の作品の中でも、ちょっと色合いが独特である...
『今まで幾つもの書物で見ていたことを覆すような、新しいものを見つける。それは正確には見つけたのではない。それ以前に、人間は気づくようにできている。ただ、それを確認するために何かを見つけるだけだ。』 S&Mシリーズの第四作目。本書は森博嗣の作品の中でも、ちょっと色合いが独特であるように感じた。動機に多少の重点が置かれているためかもしれない。台詞の切れ味は相変わらず素晴らしい。夢と希望のくだりとかもう堪らん。
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タイトルの音の響きが好きです。 話の中心となっている密室については、密室のトリックについてと言うよりも密室とは何か?密室の意味とは?などの密室自体についての考えが興味深く面白かったです。 作中にあるライブの描写は、腹に来るドラムの音や空気の圧力、破壊的な音などの表現がまさにその通...
タイトルの音の響きが好きです。 話の中心となっている密室については、密室のトリックについてと言うよりも密室とは何か?密室の意味とは?などの密室自体についての考えが興味深く面白かったです。 作中にあるライブの描写は、腹に来るドラムの音や空気の圧力、破壊的な音などの表現がまさにその通りだったなぁと、Coccoのライブを思い出しました(ライブ行ったことあるのCoccoのライブのみなんですが)。 触れるぐらいの音の強さと厚みは強烈で、あの強引な力強さを感じたくてまたライブに行きたくなります。 でっかい音は嫌いですが、あの音は好きですね。 満足度は★★★★☆。 犀川と萌絵の変化が今後楽しみ。
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これは、読みにくかったな。あ、犀川&萌絵シリーズです。でもって、二人が「結婚」とか口にするのが、どうもねぇ。なんか、世界狭くないですか?と、他人のことながら心配してみたりして。 最後の方になると、すっごい面白いんだけど、途中がつらいのはやっぱり萌絵のせいだろうか?(苦笑) と...
これは、読みにくかったな。あ、犀川&萌絵シリーズです。でもって、二人が「結婚」とか口にするのが、どうもねぇ。なんか、世界狭くないですか?と、他人のことながら心配してみたりして。 最後の方になると、すっごい面白いんだけど、途中がつらいのはやっぱり萌絵のせいだろうか?(苦笑) と、今回はゲストキャラに魅力がなくて吸引力が落ちてたな。ああ、でも最後のある人の独白はとてもよかったけど。うむ、これを生かすための前の部分だったのだろうか。
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