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人を伸ばす力 の商品レビュー

4.6

49件のお客様レビュー

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2013/03/02

私が箸の持ち方を矯正できたのは、口うるさい親の説教ではなく、社会人になってから自律的にだった。まさに内発的動機付け。自分自身にも若手の育成にも役立つ内容。

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2013/01/11

統制か自律かによって成果にどれくらい違いが出るか、 この本の実験結果を読んで驚いた。 内発的動機付が大切なのは分かっているつもりだったが、 これほど差があるとは。 さらに、自分で動機付けしていても統制によっている場合もある、 褒めて伸ばすのも統制になる場合がある、など、 本当の...

統制か自律かによって成果にどれくらい違いが出るか、 この本の実験結果を読んで驚いた。 内発的動機付が大切なのは分かっているつもりだったが、 これほど差があるとは。 さらに、自分で動機付けしていても統制によっている場合もある、 褒めて伸ばすのも統制になる場合がある、など、 本当の自律についての深い理解が得られた。 後半からの、社会が統制できでも自由に生きられる人もいる、 社会が自由でも統制されている人が多い中で、 自律的に生きるためには、という議論は難しいが面白かった。

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2012/12/17

大学生のときに読んだ名著。人間の動機を内発的動機と外発的動機に分類し説明する。内発的動機で何かを頑張るのは本当に楽しい。

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2012/08/18

2回目、読み終わりました。私にとっては最も大切な本の1つです。 デシは、人が社会と調和しながら成長するためには「内発的な動機とそれに基づく自律性」や「周囲が自律性を援助すること」が最も大切であると繰り返し主張します。そして、人への動機づけとして、報酬・強要・脅し・監視・競争・評価...

2回目、読み終わりました。私にとっては最も大切な本の1つです。 デシは、人が社会と調和しながら成長するためには「内発的な動機とそれに基づく自律性」や「周囲が自律性を援助すること」が最も大切であると繰り返し主張します。そして、人への動機づけとして、報酬・強要・脅し・監視・競争・評価というような方法を用いることに反対します。単に思想として反対するのでなく、数々の実験結果に基づいて、結果として持続性のある自然な意欲を低下させることを実証しています。 以上は自分の子供を育てる観点からも大切なことですが、自分自身も「内的な関与」や「取り入れられた規範」から自由にならなければいけないと思うのです。 今回特に意識に残った箇所です。↓ 「人間の発達とは、生命体がより大きな一貫性を獲得していきながら、たえず自分自身と周囲の世界に対する内的な感覚を精緻化し、洗練するプロセスなのである」「自分はいったい何者なのかという問題の中心には、統合された自己という感覚を発達させようとする衝動がある」

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2012/06/19

教育関係のいろんな本に登場するデシとフラスト。 そんな2人の論の概要は知っているけど、 どうやってその論を考えたのか、どんな経緯があたのか。 そんな事がわかる本。

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2012/01/02

是非、上司に読んでもらいその後の行動を観察してみたいと感じた。また、自分自身もこの本を読んで、これから家庭・仕事とどのように変わっていくかを自身で振り返ってみようと思う。

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2011/12/10

オススメです。 自律性は、いろいろ特長があげられていますが、一言で言えば、選択する自由を自覚をもって行使すること。自律性を支援するとは、相手を尊重することだと思いました。 手元に置いておきたい本。 ちなみに、自律性の考え方は、かなりモンテッソーリで有名な相良敦子さんの考えるそれ...

オススメです。 自律性は、いろいろ特長があげられていますが、一言で言えば、選択する自由を自覚をもって行使すること。自律性を支援するとは、相手を尊重することだと思いました。 手元に置いておきたい本。 ちなみに、自律性の考え方は、かなりモンテッソーリで有名な相良敦子さんの考えるそれと近いと思います。

Posted byブクログ

2011/10/30

20111030 第1章 権威と不服従 第1部 自律性と有能感がなぜ大切なのか 第2章 お金だけが目的さー報酬と疎外についての初期の実験 第3章 自律を求めて 第4章 内発的動機付けと外発的動機付けーそれぞれがもてらすもの 第5章 有能感をもって世界と関わる 第2...

20111030 第1章 権威と不服従 第1部 自律性と有能感がなぜ大切なのか 第2章 お金だけが目的さー報酬と疎外についての初期の実験 第3章 自律を求めて 第4章 内発的動機付けと外発的動機付けーそれぞれがもてらすもの 第5章 有能感をもって世界と関わる 第2部 人との絆がもつ役割 第6章 発達の内なる力 第7章 社会の一員になるとき 第8章 社会の中の自己 第9章 病める社会の中で 第3部 どうしたらうまくいくのか 第10章 いかに自律を促進するか ・何をどのようにするかを決めることについて ・どこまで自律的に行動させるか ・目標の設定と成果の評価 ・報酬と承認を与えること ・障害を認めること 第11章 健康な行動を促進する ・行動を変える理由 ・医師の処方箋に従わないことについて ・患者の自律性を支援することについて ・生物心理社会的アプローチ ・責任と自律性の支援 ・自律性が支援できるように医者をトレーニングする 第12章 統制されても自律的に生きる ・特別な支援を見つける ・個人と社会 ・動機付けの個人差 ・自分をより成長させること ・自分の経験をマネージすること ・自分の感情を調整すること ・自分の行動を調整すること ・テクニックの使用 ・自分を受け入れること 第4部 この本で言いたかったこと 第13章 自由の意味

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2011/04/03

最近読んだ100冊の中でトップレベルの良書。上司、親、そして先生と呼ばれる全ての職業の人に読んでほしい。

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2011/02/14

第1章 正しい問いは「他者をどのように動機づけるか」ではない。「どのようにすれば他者が自らを動機づける条件を生み出せるか」が問われなければならない。 第2章 内発的動機づけ - まるでその活動をすること自体が、その活動の目的であるかのような行為の過程、つまり、活動それ自体に内在...

第1章 正しい問いは「他者をどのように動機づけるか」ではない。「どのようにすれば他者が自らを動機づける条件を生み出せるか」が問われなければならない。 第2章 内発的動機づけ - まるでその活動をすること自体が、その活動の目的であるかのような行為の過程、つまり、活動それ自体に内在する報酬のために行う過程を意味する。 金銭によって動機づけられるということのほんとうの意味は、金銭が人を統制するということなのである。そしてそのとき、人は疎外されるのである。つまり、真の自己を放棄するのである。疎外は、人が内発的動機付けとの関係を絶ち、興奮や活力との関係を絶ち、活動に取り組むことそれ自体を目的とした行為との関係を絶ち、存在の本質的状態(普通に存在しているとき以上の状態)との関係を絶つときに始まるのである。 第3章 ヘンリ・マレーは、人の身体に生理的欲求があるのと同じように、心にも心理的欲求があると述べた。人は自らの行動を外的な要因によって強制されるのではなく自分自身で選んだと感じる必要があるし、行動を始める原因が外部にあるのではなく、自分の内部にあると思う必要がある、ということである。 自律性の感覚が低まると - 統制されているという感覚に陥ると - 内発的動機付けが低まり、他のマイナスの結果が大変生じやすくなる。マイナスの効果を生じさせる出来事としては、金銭的報酬、脅し、締め切りの設定、目標の押しつけ、監視、評価など、人に圧力をかけ、人を統制するために、しばしば使われる手法。

Posted byブクログ