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人を伸ばす力 の商品レビュー

4.6

50件のお客様レビュー

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2016/10/22

「人を伸ばす」というタイトルから「他人(部下や後輩)を伸ばす」ものかと思ったら、むしろ「自分を伸ばす」ために必要な考え方の基本であると理解できた。自分を伸ばすことで他人を正しく導くことが可能になるということ。「他者から強制されるのではなく、自ら選択することで行為の根拠を感じる」「...

「人を伸ばす」というタイトルから「他人(部下や後輩)を伸ばす」ものかと思ったら、むしろ「自分を伸ばす」ために必要な考え方の基本であると理解できた。自分を伸ばすことで他人を正しく導くことが可能になるということ。「他者から強制されるのではなく、自ら選択することで行為の根拠を感じる」「他者の自律性を支える」「人は自ら選択基準に一貫性を持たせようとする傾向がある」「かたくなにルールを取り入れようとするのは自律化・内在化に失敗したことの表れ。反抗も然り」「行動を変えるという決意は自分自信で行わなければならない」

Posted byブクログ

2015/07/21

これは本当名著ですね。もっと早く出会いたかったです。教師や人の上につく立場の人は必読かもしれません。

Posted byブクログ

2015/06/02

あなたが日々大学の教室に足を運んで学習しているのは、本当にあなたがそうしたいからですか。誰かや何かにそうしろと圧力をかけられているからではなく、あなたが自由に自発的にそうしたいからですか。「自律性」が行動に伴っているかいないかで、学習のパフォーマンスには明確な差が出てきます。 で...

あなたが日々大学の教室に足を運んで学習しているのは、本当にあなたがそうしたいからですか。誰かや何かにそうしろと圧力をかけられているからではなく、あなたが自由に自発的にそうしたいからですか。「自律性」が行動に伴っているかいないかで、学習のパフォーマンスには明確な差が出てきます。 では、自律的であるためにはどうすればよいのでしょうか。この本の著者は様々な心理学実験を通して、人間が自律的であるための条件を明らかにしています。一般の読者に向けてわかりやすく書かれた本です。 (ラーニング・アドバイザー/教育 MATSUBARA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=865542

Posted byブクログ

2015/05/20

最初はなぜかなかなか読み進められなかった...中身は「人を伸ばす」ことを「健全なモチベーションのもたせ続け方」について書いてる。自分自身が仕事へのモチベーションが下がっているという方にもおすすめの1冊。 【内発的動機づけが上がる時・下がる時】 ・活動それ自体に内在する報酬。活動...

最初はなぜかなかなか読み進められなかった...中身は「人を伸ばす」ことを「健全なモチベーションのもたせ続け方」について書いてる。自分自身が仕事へのモチベーションが下がっているという方にもおすすめの1冊。 【内発的動機づけが上がる時・下がる時】 ・活動それ自体に内在する報酬。活動それ自体に完全に没頭している状態で、何かの目的を到達することとは無関係。そのため、報酬を受け取り始めると目的がすり替わり、その活動に対する興味を失ってしまう。 →内発的動機づけを低下させる要因 金銭的報酬/脅し文句(できなかったらクビだ!)/締め切りの設定/目標の押しつけ/監視/評価 →内発的動機づけを向上させる(下げさせない)要因 選択余地を与える/競争に勝つ/正のフィードバックを受ける 【内発的動機づけの3要素】 内発的動機づけに関わる3軸は、 「有能感(コンピテンス)」×「自律性」×「関係性」 →「有能感」を持つことで、達成感を感じることができる。しかし、それだけでは十分条件であり、そこに自分自身の考えが入り、更には最適な挑戦であるとき、内発的動機づけは形成される。 →「自律性」は成長と健康を促進する。自律性によって人は自分らしさを体験することができ、自分の行為の主人公が自分自身であることを実感できるからである。そのためには、自分自身の選択で行動していると心底感じられることが重要。だから、自分の所属する集団の価値やルールを「~すべき」「~でなければならない」と捉えているうちは「自律性」を感じられない。自律性の支援は、相手の立場に立って、相手の視点から世界を見るということ。 ・面白くない活動をするには、合理的な理由を与える ・他者からやってほしいと言われたことを、本人はやりたくないと思っているかもしれない ・最後に我々が活動への参加を促すときに使う言葉や態度が、圧力を最小限にしか含まないことが重要 →「関係性」は他者と結びついていたいという欲求である。 【自分と向き合う】 変化への出発点は自分を受け入れること。自分の内的世界に関心を持つことである。例えば、自分はなぜ食べ過ぎるのか?なぜグダグダしてしまうのか?なぜ時間を拘束されてしまうとイライラするのか?何か行動する理由を見つけるのは、出発点としては有益であるが、非難する機会になってはいけない。その行動には、それを引き起こす原因があるはずだ。それに向き合うことが大切。 キーワード:自律性、有能感、関係性

Posted byブクログ

2022/12/06

◼︎統制ではなく自律性を支援される事 ◼︎有能感を持つ事 ◼︎選択肢を与えられる事 ◼︎偽りのない自分を知る事 等が、環境に左右されず、自分に偽りのない選択を可能にするポイントのようだ。 このような支援は、子どもが「生きる力」を獲得する事に直結するのではないかと思えた。 「親や先...

◼︎統制ではなく自律性を支援される事 ◼︎有能感を持つ事 ◼︎選択肢を与えられる事 ◼︎偽りのない自分を知る事 等が、環境に左右されず、自分に偽りのない選択を可能にするポイントのようだ。 このような支援は、子どもが「生きる力」を獲得する事に直結するのではないかと思えた。 「親や先生がそうしろと言ったから」「規則だから」「皆がそうするから」「報酬の為だから」という外発的意欲は見捨てた方が良いかも。

Posted byブクログ

2014/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人を伸ばす力と聞いて「部下がなかなか成長してくれない。」、「生徒がいうことを聞いてくれない。」などと考えた方いらっしゃるのではないでしょうか、そんな方にはぜひ一度読んでみることをお勧めします。作中には、具体的な方法と具体例が示してあり、すぐにでも役立つ内容が書かれています。そして読み進めていくと、「部下がなかなか成長してくれない。」、「生徒がいうことを聞いてくれない。」などの考え方が、そもそも間違っていたと気づくはずです。 また一方で、どうせ下っ端だし関係ない感じた方にも読める内容となっています。そもそも「人」とは、他者ではなくて、自分自身のことでもありますから読んで損はありません。 作中、真の自由とは自らの行為が意志にもとづいて決定されることとあったのですが、はたしてその意志、思考プロセスが本当に自身の決定によるものなのでしょうか。もしかしたら他者によってプログラムされた統制的思考でないとなぜ言い切れるのでしょうか。本当はそのことについての解も、書かれていたのかもしれませんが、まだ読み足りないせいか、見つけ出せなかったのでこの点をこの作品を読んでの疑問点とさせていただきました。

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2013/11/29

この数年で最高にインスパイアされた本でした。モチベーション3.0とかもいいけど、やっぱり古典のもつ力はすごいです。 ようするに、人は、芸を覚える猿とは違う。芸をやったら餌をあげる、という方式では人は伸びない。人は、やりたいことをやることではじめて伸びる、という話しでした。子供の教...

この数年で最高にインスパイアされた本でした。モチベーション3.0とかもいいけど、やっぱり古典のもつ力はすごいです。 ようするに、人は、芸を覚える猿とは違う。芸をやったら餌をあげる、という方式では人は伸びない。人は、やりたいことをやることではじめて伸びる、という話しでした。子供の教育と似てるなあとおもいました。しょうもないビジネスのモチベの本よりもこういった正統派の心理学や児童心理学の本を読むほうが人の心、モチベーションを理解できるとわかったのが大きな収穫。

Posted byブクログ

2013/09/23

私たちが行動するときの要因を、「自律」と「統制」に分け、自律的な生き方の優位性を強調する。 もっとも、自律的に行動することは大変困難だ。私たちは集団生活の中を生きており、その中には様々な規範があり、関係性があり、また金・地位・名声・娯楽といった誘惑がある。 そのような環境下で、自...

私たちが行動するときの要因を、「自律」と「統制」に分け、自律的な生き方の優位性を強調する。 もっとも、自律的に行動することは大変困難だ。私たちは集団生活の中を生きており、その中には様々な規範があり、関係性があり、また金・地位・名声・娯楽といった誘惑がある。 そのような環境下で、自律的に生きるために重要なのが、「自分の内的世界に関心を持つこと」である。そして、偽りのない自分として、選択し、目標を定め、物事を受容することである。 真の自分として生きること。そのことが、自分自身にとって、ひいては周りの人にとっていかに幸福に繋がるかを実感する素晴らしい本である。

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2013/05/06

名言がいっぱいである 名著と言っていいだろう 未だに理解者の少ない、または、誤用が実に多い内発的動機付け理論のデシによるよくまとまった一冊 ずいぶんとキャリアの後半に書かれているので、考え方についてもまとまっていて、伝えたいメッセージも分厚い 父親 学校の先生 管理職...

名言がいっぱいである 名著と言っていいだろう 未だに理解者の少ない、または、誤用が実に多い内発的動機付け理論のデシによるよくまとまった一冊 ずいぶんとキャリアの後半に書かれているので、考え方についてもまとまっていて、伝えたいメッセージも分厚い 父親 学校の先生 管理職 研究室で学生を指導する研究者 はじめ人をモチベートするひつようのあるあらゆる人に読んでもらいたい そして自由と自律性について考えながらこの社会を作って行きたいですね

Posted byブクログ

2013/04/29

娘に対する子育ての方針をうまく説明できなくてモヤモヤしていたのですが、この本がかわりにうまく解説してくれました。 自律性と関係性の両立。実践し続けたいと思います。

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