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龍臥亭事件(上) の商品レビュー

3.9

48件のお客様レビュー

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2010/05/04

御手洗潔シリーズ。 に、なるのかな? 御手洗が日本を去ってから一年半。 今回の事件は石岡和己が探偵役として活躍します!

Posted byブクログ

2009/10/04

御手洗潔シリーズの一冊 鬱屈した過去を探偵の助手が解きほぐしていく 過去編が本編 主人公がほぼ出てこない 爽快感より、ひたれる世界が欲しい人におすすめの一冊

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2009/10/04

御手洗潔が日本を去り北欧へ向かってから一年半。 津山三十人殺しを題材に、ワトソン役であった石岡和己が事件に身を投じる長編。この作品で島田作品のファンなのではなく、御手洗潔の推理モノが好きだった私は、以降の作品に興味を失ってしまった。 島田荘司という作家は、時として自分の他作品から...

御手洗潔が日本を去り北欧へ向かってから一年半。 津山三十人殺しを題材に、ワトソン役であった石岡和己が事件に身を投じる長編。この作品で島田作品のファンなのではなく、御手洗潔の推理モノが好きだった私は、以降の作品に興味を失ってしまった。 島田荘司という作家は、時として自分の他作品から登場人物をクロスラップさせて登場させることの多い作家ではあったけれど、この作品で以降の島田作品に欠かすことの出来なくなったニューヒロイン・犬坊里美を得る代わり、本格ミステリの旗手としての役目は終えた感がある。 ミステリとしては、良作です。

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2009/10/04

老舗の味わい、といいますか(笑)やっぱり島田さんはスゴイなぁと感じました。読み出したら、止まらないんですね。ぐいぐいって感じで作品世界に引き込まれてしまいます。優柔不断な石岡さんが自分なりに足掻いて、答えにたどり着く過程が細かに描写されていて共感がもてます。これは御手洗という天才...

老舗の味わい、といいますか(笑)やっぱり島田さんはスゴイなぁと感じました。読み出したら、止まらないんですね。ぐいぐいって感じで作品世界に引き込まれてしまいます。優柔不断な石岡さんが自分なりに足掻いて、答えにたどり着く過程が細かに描写されていて共感がもてます。これは御手洗という天才に、ある意味翻弄されていた石岡さんの自立の話でもあったのですね。そして舞台となる土地の因習と、かつてあった事件の再現。土地のもつ閉鎖性が生んだ歪みと、普通であろうとする人間の残酷さ。上下巻の長編ですが、読んでて飽きませんでした。

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2009/10/04

この本評価が非常に分かれるところですが、私的には非常にいいと思います。文中にかの30人殺しについてかかれてますが、私見も交えいいと思います。興味がある方は是非読まれた方がいいです。

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2009/10/04

思春期で精神的に少し不安定な時期に読んだ1冊です。 だから、石岡くんの辛さや心細さがとても身近に感じました。びくびくおどおどする気持ち。 それと一緒に、島田荘司の研ぎ澄まされた文章や情景が胸に迫りました…。当時の気持ちを思い出してしまうのが辛くて、あまり読み返したりはしないんだけ...

思春期で精神的に少し不安定な時期に読んだ1冊です。 だから、石岡くんの辛さや心細さがとても身近に感じました。びくびくおどおどする気持ち。 それと一緒に、島田荘司の研ぎ澄まされた文章や情景が胸に迫りました…。当時の気持ちを思い出してしまうのが辛くて、あまり読み返したりはしないんだけど、捨てられないし 本棚の背表紙を見ては、「この本好きだな、」と目を留める…。

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2009/10/04

石岡君、大活躍!突然訪ねてきた女性の頼みで、岡山県まで悪霊祓いに出かけた。え〜これって横溝正史へのオマージュ? 岡山県、大量殺人ときたらピ〜ンときますよね。本は厚いのですが、面白くてすぐ読めます。「村の業」とか「因縁」とかもう大好きな私。石岡君、がんばれ〜〜。

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2009/12/14

石岡の元に突然訪ねてきた二宮佳世は前世の業を払う為に樹に埋まっている手首を一緒に探してほしいと言った。不承不承引き受けた石岡は佳世とともに岡山県貝繁にある龍臥亭へと辿り着く。一晩の宿泊を求めるべく主である犬坊一男と押し問答してる最中、火事が起こった。焼け跡からは額に弾痕が残る菱川...

石岡の元に突然訪ねてきた二宮佳世は前世の業を払う為に樹に埋まっている手首を一緒に探してほしいと言った。不承不承引き受けた石岡は佳世とともに岡山県貝繁にある龍臥亭へと辿り着く。一晩の宿泊を求めるべく主である犬坊一男と押し問答してる最中、火事が起こった。焼け跡からは額に弾痕が残る菱川幸子の遺体が発見されるが、彼女の居た部屋は密室だった。翌日、再び密室の部屋の中で中丸晴美が銃殺される。それと共に菱川幸子の遺体が何者かによって持ち去られる事件も起こった。事件は異常者を匂わすような犯行が次々と起こる。戦前に起こった都井睦男の30人殺しの事件とこの事件との繋がりはどこにあるのか……。 内容が濃すぎてあらすじがどうも上手くかけない……。 次々と事件が起こるので飽きるどころかのめりこむ。下巻の9章〜11章は過去の話で纏められているのだが、これだけでも1冊の本が出来そうな勢いだ。この部分があるのでこの話に深みが出来るんだろうが、長い……。長すぎて、何の小説を読んでるのか本編を忘れそうになった。 この舞台設定である龍臥亭が物凄くいい。こーゆー旅館があれば是非お泊りさせて欲しい。映像で見たい気持ちは多々あるが、事件の内容が結構エグイし根底にあるものがR指定になりそうなので無理なんだろーな。そもそもこんな旅館を完璧に作ったらすげー金かかるよな(笑) 勝手な思い込みだが、作品に横溝的な匂いが漂ってる感じがして、この雰囲気はかなり好み。ふっと思ったが、島田荘司の作品って結構好きかも。

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