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もてない男 の商品レビュー

3.5

35件のお客様レビュー

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文学作品やマンガを元…

文学作品やマンガを元に上手な恋愛の仕方を考察。

文庫OFF

オモシロイ

痛快で手厳しい、意図的な「独断と偏見」を振りかざし世の中を斬る本書。もてない男の怨念が詰まっているようにも見えるけど……共感するも反発するも自由です。タイトルにニヤリとしたあなた、まず読んでください。

yoko

2023/06/28

 本のタイトルにあるように、本書は女性にもてない男(昨今でいう弱者男性)に向けて、著者が性にまつわる歴史やそれに対する独自の見解を示し、各章の末尾にそこで話題となった題材と関連した本を紹介する構成となっている。この本は、とにかく性にまつわる話を展開して、女性とはなにか、恋愛とはな...

 本のタイトルにあるように、本書は女性にもてない男(昨今でいう弱者男性)に向けて、著者が性にまつわる歴史やそれに対する独自の見解を示し、各章の末尾にそこで話題となった題材と関連した本を紹介する構成となっている。この本は、とにかく性にまつわる話を展開して、女性とはなにか、恋愛とはなにか、性欲とはなにかと、考えさせられる。今回本書を読んで、性と宗教との関係性について(p52、p61など)色々と根深いものだとわかった。

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2023/04/30

このくだらない感じで盛り上げてくるところは好きなもので、ぶっちゃけ出てくる学者連中のほとんどは名前も知らんがなってなとこだけど、勢いで楽しめる。自慰行為というものに対して大っぴらに語れない程度にムッツリでも嫌いではないという場合においてはこの本を一人で読みながらニヤニヤするのが吉...

このくだらない感じで盛り上げてくるところは好きなもので、ぶっちゃけ出てくる学者連中のほとんどは名前も知らんがなってなとこだけど、勢いで楽しめる。自慰行為というものに対して大っぴらに語れない程度にムッツリでも嫌いではないという場合においてはこの本を一人で読みながらニヤニヤするのが吉でしょう。 とは言え後半に向けて次第にアカデミックになっていくもんで、いや段々と何言っているか分からんというか、あんまり残っていない模様。 結局のところ、恋愛に頑張れない男子はどうすればよかったのか。教えてエロいひと!

Posted byブクログ

2022/04/24

『恋愛論アンソロジー ソクラテスから井上章一まで』中公文庫  がこのアプリになかったので代わりに記録。 恋愛の民主化というワード

Posted byブクログ

2020/06/18

著者が言及している内容の妥当性・信憑性は一旦置いといて、着眼点が面白い。 これを根拠に論を展開するのはいただけないが、たたき台としては実に価値のある一冊だと思う。 なにより、小谷野氏の説得力が凄い。

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2019/12/11

また著者の読んでいる男女に関わる参考書籍の量がとにかく凄い。 『もてない男』が『もて男』になる為の本かとつい手に取ってしまったが、内容はいい意味で裏切られ、著者は同性からみても漢らしく、まさしく『もて男』なんだろうと。 「世の中には、三十過ぎまで女の人と付き合ったことのない、しか...

また著者の読んでいる男女に関わる参考書籍の量がとにかく凄い。 『もてない男』が『もて男』になる為の本かとつい手に取ってしまったが、内容はいい意味で裏切られ、著者は同性からみても漢らしく、まさしく『もて男』なんだろうと。 「世の中には、三十過ぎまで女の人と付き合ったことのない、しかも童貞だというような男もいる。世間ではジェンダー研究だのセクシュアリティー研究だの男性学だのと言っているが、こういう男が問題にされたのをほとんど見たことがない。どうなっているのか」まえがきより

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2018/12/31

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Posted byブクログ

2018/07/11

色んな文学作品にかこつけてのモテ論。ところで、気付けば本筆者の作品を結構読んでいる。今回もそうだし、毎回その主張に対しては首を傾げる部分が少なからずあるんだけど、どこか惹かれてしまう。題材の求め方が秀逸なんですね。巷の恋愛論なんて全く興味ないんだけど、上記の理由で本作も紐解くこと...

色んな文学作品にかこつけてのモテ論。ところで、気付けば本筆者の作品を結構読んでいる。今回もそうだし、毎回その主張に対しては首を傾げる部分が少なからずあるんだけど、どこか惹かれてしまう。題材の求め方が秀逸なんですね。巷の恋愛論なんて全く興味ないんだけど、上記の理由で本作も紐解くことに。相変わらず独特の論調で、逆に安心して読めました。レイプの項で取り上げられていた、筒井をはじめとした全時代的な言い分には参ったけど、それに対しても至極マトモな返しがなされていたし。総じて”分かる”言い分でした。

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2017/11/16

もてない男の定義とかそんな感じの内容かと思いきや、序盤はシモに対する話だった。しかし面白おかしく茶化しているのではなく、真面目に論じているので冷静になると一体私は何を読んでいるのかさえ思ってくる。 だが途中からペースが失速し、読み終えるのに苦労した。

Posted byブクログ