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連合赤軍「あさま山荘」事件 の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

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2009/10/04

死者3人、負傷者27人、動員された警察官のべ12万人、報道陣6百人。テレビ中継の視聴率は史上最高を記録。極寒の軽井沢の山荘で何が起こったのか。10日間にわたって繰り広げられた戦後警察史上最悪の事件の一部始終を克明に再現した衝撃のノンフィクション。

Posted byブクログ

2009/10/04

非常に面白かったです。現場の緊迫感や情景が頭にすぐに浮かび上がる文章で、はまり込んで読んでしまいました。 「あさま山荘」はリアルでは知らない世代ではありますが、すさまじい戦いだったんだなと思いました。身震いする思いで読んでいました。いや〜、面白かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

戦後の重大事件史の1ページに間違いなく残る、近頃映画化もされたあさま山荘事件を、実際の現場で指揮を取っていた著者がドキュメント形式で時系列を追って書いている。警官も指揮官も人質の無事救出を目指すという到達点は変わらないのに、立場によって言う事やる事が全く違っていたり、実力もないの...

戦後の重大事件史の1ページに間違いなく残る、近頃映画化もされたあさま山荘事件を、実際の現場で指揮を取っていた著者がドキュメント形式で時系列を追って書いている。警官も指揮官も人質の無事救出を目指すという到達点は変わらないのに、立場によって言う事やる事が全く違っていたり、実力もないのに地位や年次が上なだけで偉そうにしてる輩がはびこる、警察内部の悪しき習慣が露呈したりと、普段ニュースで見てるだけでは全然分からない醜い部分が満載でありながら、それとは逆に、寝る間も惜しみ命すら献上しても構わないという覚悟で臨む、警官たちの心意気も充分に感じ取れ、凄く読み応えがある1冊だった。この事件当時私はうまれておらず、リアルタイムでの体験は当然ながらないが、これを読み、プロジェクトXでやってた鉄球の映像を頭に浮かべつつ、知った気になることは可能。そしてこの本で、亀井静香代議士が警官であったことや、後藤田官房長官、ライフル銃で狙撃された国松警視総監もこの事件に携わっていたことを知りました。

Posted byブクログ