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連合赤軍「あさま山荘」事件 の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

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2011/09/03

おもしろく読めた。文章にところどころ「ユーモア」があるという感じ。警察側、マスコミ側からの視点のものを読んだことがなかったので、官僚体制含め興味深かった。犯人も警察も世界をよくしようという目的というか動機というかの元に行動しているのに、どうして血が流されなくてはならないのかと思う...

おもしろく読めた。文章にところどころ「ユーモア」があるという感じ。警察側、マスコミ側からの視点のものを読んだことがなかったので、官僚体制含め興味深かった。犯人も警察も世界をよくしようという目的というか動機というかの元に行動しているのに、どうして血が流されなくてはならないのかと思う。まあ、思想実践の方法と信条の違いなのだろうけれど。

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2009/10/04

犯人5人対警官1,500人。これが中国で起きてたら、確実に犯人全員殺されてる。犯人5人対特殊部隊5人、というコストパフォーマンスの良い結果になったと思う。多分ペルーなんかでも。でも、日本ではこういった事件には警察があたるし、そのために機動隊がある。あくまで検挙が目的だから、こんな...

犯人5人対警官1,500人。これが中国で起きてたら、確実に犯人全員殺されてる。犯人5人対特殊部隊5人、というコストパフォーマンスの良い結果になったと思う。多分ペルーなんかでも。でも、日本ではこういった事件には警察があたるし、そのために機動隊がある。あくまで検挙が目的だから、こんな途方無い非効率な結果に見える。けどそれがこの日本って国のくそったれで馬鹿馬鹿しくありながら、甘っちょろいけど素晴らしい部分だよ。 / けど学生達の投石にしたって、警官が発砲してこない事が分ってるから出来る、甘えがあるから出来てたんだと思う。だからこの事件の犯人達も、殺されないって思ってたんじゃないか、とか考えたけど、総括なんつって平気で仲間をリンチして殺すような連中だから、その辺の覚悟だけは出来てたのかも知れないな。 / 犯人の1人の板東が今でも超法規的措置で国外に出されてそのままだってのは劇的。今の日本から見たら隔世の感だ。俺が生まれてからの日本なんて、バブルがあってサリンと地震があっただけに見える。うーん、激動の時代だったんだなぁと感慨を覚える。 / 鉄球、あれ本当に効果的なんだろうか。うーん。良くわからない。

Posted byブクログ

2009/10/04

指揮官の視線で描かれているので、賛否両論あるとは思いますが、この事件をなによりも知ることができる、フィクションを超えたノンフィクションです。

Posted byブクログ

2009/10/04

小学生か中学生の頃に祖母に渡されるもおそらく未読 たぶん途中までは頑張って読んだのですが 挫折したものと思われます

Posted byブクログ

2009/10/07

著者がいかに優れているかという自慢話が鼻につきますが、事実を詳細に述べた語り口は迫力があります。 あさま山荘事件をリアルタイムで経験していなかったので、偏った視点とはいえ知ることができてよかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

いろいろな浅間山荘本を読んだが、結局一番リアリティのあるのはこの本。当事者ならではの、緊張感、いらだち、達成感、虚脱感などいろいろな感情が伝わってくる。

Posted byブクログ

2009/10/04

あさま山荘事件を警察の視点で描いた迫力の一冊。緻密なデータと迫力ある文章で小説仕立てになり、すさまじく面白い。著者は当時の警察側の実質的な指揮者。組織横断の型破りさもあったと初めて知る。 緊迫した状態での悲喜こもごもが活き活きと語られ、一気に読みきった。傑作。

Posted byブクログ

2009/10/04

読んだこの人の本では『東大落城』が一番面白いですが、これもオススメ。頭で想定している内容と実戦はどれだけ難しいかという(ついでに指揮系統も)いい例。警察側の視点なので、警察官を銃弾で薙ぎ倒していくまったく肉声の聞こえてこない赤軍幹部たちは恐ろしい存在ですが、これ読んだあとに見沢知...

読んだこの人の本では『東大落城』が一番面白いですが、これもオススメ。頭で想定している内容と実戦はどれだけ難しいかという(ついでに指揮系統も)いい例。警察側の視点なので、警察官を銃弾で薙ぎ倒していくまったく肉声の聞こえてこない赤軍幹部たちは恐ろしい存在ですが、これ読んだあとに見沢知廉『囚人狂時代』(新潮文庫)を読むと「………こんな人?」という拍子抜けが。<このとき山荘に立て籠もってたうち一人と刑務所で一緒だった人の体験記。

Posted byブクログ

2010/04/18

迫真のノンフィクション。こういう事件だったんだ…。現場の刻々と変化していく様子が生々しい。次はきちんと、危機管理本として再読しようかしら。

Posted byブクログ

2009/10/04

民間人一人を人質にとり「あさま山荘」に篭城した赤軍派と警察との熾烈な戦いの詳細が示されていた。「あさま山荘事件」の背景として赤軍派の引き起こした数多くの事件の経緯が述べられ、その上で「あさま山荘」事件現場でのさまざまな苦闘・民間人救出・犯人逮捕までの事実が詳述されていた。精神的に...

民間人一人を人質にとり「あさま山荘」に篭城した赤軍派と警察との熾烈な戦いの詳細が示されていた。「あさま山荘事件」の背景として赤軍派の引き起こした数多くの事件の経緯が述べられ、その上で「あさま山荘」事件現場でのさまざまな苦闘・民間人救出・犯人逮捕までの事実が詳述されていた。精神的に追い込まれながらも励ましあい、外乱・激論・計画失敗・犯人の抵抗に遭いながらも目標に向かって突き進んだ警察官の直向な姿に心を打たれた。本事件を始めとし無慈悲な事件を数多く引き起こした連合赤軍なるものがなぜ生まれたのかが強烈な問題意識として残った。

Posted byブクログ