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連合赤軍「あさま山荘」事件 の商品レビュー

3.7

62件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2016/09/17

読了。 強烈な事件だったのだなというのが感想。 なぜ、この本を読もうと思ったのかというと、佐々淳行氏の著書だったこととあさま山荘事件についてほぼ知らなかったから。 佐々さんは昔、笑福亭鶴瓶さんとSMAPの香取慎吾ちゃんがやっていた深夜番組に出ているのを見たりそのほかTVで見...

読了。 強烈な事件だったのだなというのが感想。 なぜ、この本を読もうと思ったのかというと、佐々淳行氏の著書だったこととあさま山荘事件についてほぼ知らなかったから。 佐々さんは昔、笑福亭鶴瓶さんとSMAPの香取慎吾ちゃんがやっていた深夜番組に出ているのを見たりそのほかTVで見かけて面白い人だな~と思っていた。 最初のほうは、人物が肩書き付きで紹介されているものだからページが文字で埋め尽くされている。 昔の警察幹部らしく、軍隊や武士の話がでてきたり時代を感じるところがあるがそれも事実としてなるほどねと思う。 あとは少し誇張され美化されて書かれている部分もあるのかな、とか。 有名なカップヌードルの件もでてきたりところどころユーモラスに描かれていて読みやすかった。 後半は殉職された方もいてり負傷者が多数出たりと凄惨なシーンもあって陰鬱な気分にもなる。 政治家の亀井静香氏が警察出身だったのも初めて知った。 あさま山荘の時も現地にいたらしい。 史実として興味深い内容だった。 山本直樹の漫画、レッドも連合赤軍の話らしいので今度読んでみたいと思う。

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2014/11/26

あさま山荘事件の総指揮をとった著者の一級品のレポ。当時の世論、政治家たちの思惑、現場の葛藤などが生々しく描かれている。人命を扱う事件の中で現場の決断力は文字通り命がけ。それをお役所と現場の間でどのように対処したか、これはビジネスの世界でも大いに役立てることができるだろう。読んだ後...

あさま山荘事件の総指揮をとった著者の一級品のレポ。当時の世論、政治家たちの思惑、現場の葛藤などが生々しく描かれている。人命を扱う事件の中で現場の決断力は文字通り命がけ。それをお役所と現場の間でどのように対処したか、これはビジネスの世界でも大いに役立てることができるだろう。読んだ後は手汗がびっしょりで当時の緊迫した雰囲気がこちらにも伝わってきた。

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2014/11/24

昔の日本にはわけの分からない、悪い連中がいたものだな・・・。本書は40年以上前の事件で、警察と機動隊の命がけの人質救出作戦の記録だ。当時現場で指揮を執った佐々氏の著書である。警察と県警との権力関係、組織内の上下関係、真冬の軽い沢の極限に寒い様子などが伝わってくる。 突入の瞬間など...

昔の日本にはわけの分からない、悪い連中がいたものだな・・・。本書は40年以上前の事件で、警察と機動隊の命がけの人質救出作戦の記録だ。当時現場で指揮を執った佐々氏の著書である。警察と県警との権力関係、組織内の上下関係、真冬の軽い沢の極限に寒い様子などが伝わってくる。 突入の瞬間など、ハラハラしながら読み進めた。残念にも殉職者が出たものの、人質が無事救出されたときはほっとした。 自らの危険を顧みずに事件解決に向かう警察官の正義感の強さには心を打たれ、頭が下がる思いだ。本書に書かれている通り、その姿勢はまさに現代の武士である。 著者の佐々氏自身が大活躍しているように、つまり自分の手柄を描いているように少し見えてしまうが、この事件そのものに興味があったので、読んでよかったと思う。

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2014/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1972年に連合赤軍が人質を取り立てこもった「あさま山荘」事件を解決するため、長野県警と警視庁の初の共同組織、いわゆる日本版FBIを著者が指揮した歴史を記している。 テレビ史上視聴率調査以来最大の89%を超え、高い国民の関心の中、警察のセクショナリズムや、マスコミへの対応、厳しい寒さ、犯人との度重なる銃撃戦、1名の民間人犠牲者、2名の警察官殉職者を経て、無事人質を救出するまでの過程が生々しく描かれている。 死を厭わず、家族を顧みず、薄給の中で、国家安全のため闘った、当時の警察のサムライ魂は、平和慣れした現在の日本人にとって考えさせられるものがあると思います。

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2014/04/01

あまり読まないジャンルなのですが、おススメされて。 みんな若いんですよね…。いろいろ考えさせられました。

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2014/02/14

社会を震撼させたあさま山荘事件で現場の指揮をとった著者が、当時の状況を語ったノンフィクション。 同じ著者の『東大落城』(文春文庫)に続く本ですが、前著ではどこか、学生たちの甘えから発した社会に対する不満を、厳しくも温かく見るようなまなざしが感じられたのですが、今回は2人の機動隊...

社会を震撼させたあさま山荘事件で現場の指揮をとった著者が、当時の状況を語ったノンフィクション。 同じ著者の『東大落城』(文春文庫)に続く本ですが、前著ではどこか、学生たちの甘えから発した社会に対する不満を、厳しくも温かく見るようなまなざしが感じられたのですが、今回は2人の機動隊員が殉職する凄惨な事件ということもあってか、前著よりも重苦しいと感じました。

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2013/08/17

信憑性はともかく、面白い。笑ってられない内容だけどその余裕が連合赤軍に足りなかったから殺人集団になったわけで。ツッコミどころは多いけど、とにかく小説のようで面白い。

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2013/04/06

借りてた本を2年越しで読む。 有名なあさま山荘事件を警察側からの視点で書いたもの。 想像していたよりも面白かった。 連合赤軍とかその時代の歴史に関しても勉強になる。 壮絶な現場の描写は、その場にいた人にしか描けない臨場感があり 当時の現場の混乱ぷりが生々しい。

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2012/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012.10.6〜11 読了 題名に実戦とあるだけに臨場感あふれる内容になっており、改めて1970年前後の荒んだ時代が思い起こされる。東大安田講堂事件が68年、よど号ハイジャック事件が70年、そしてあさま山荘事が72年、当時高専5年の卒業式前の時期で突入時にはずっとテレビを見ていた記憶がある。武力革命を本気で信じていた若者たちの暴力に暗澹とさせられるが、それに立ち向かった警察側も壮絶だ。しかし連合赤軍の散弾銃・ライフル104発、パイプ爆弾1発に対し、警察側はわずか16発の威嚇射撃、発煙筒12発、催涙ガス弾1489発、放水148.9トンという対比はどうだろう。隊長を撃ち殺されても撃ち返さないという警察はいかにも日本的で我慢強いにも程がある。犯人を射殺した場合「殉教者」として神格化されることを恐れたためでもあるが、結果的に籠城犯がリンチ大量殺人を犯した犯人グループだったのは皮肉だ。自分たちが殺した寺岡恒一の親が籠城していると信じての説得をどのような心情で聞いていたものか?左翼学生運動~連合赤軍までの一連の騒乱事件を対処したのは後藤田、佐々コンビだったこと、佐々は佐々成政の傍流(実姉)の子孫であることを再確認した。

Posted byブクログ

2012/07/20

ちょいちょい出てくる筆者の自慢が面倒臭い。でも警察視点での事件はどうしようもないくらいの臨場感。本としての評価は低いけど。

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