穴 の商品レビュー
無実の罪で少年矯正キャンプに送り込まれたスタンリー。待っていたのは焼けつく大地に来る日も来る日も大きな穴を掘るという過酷な仕事だった。ある日とうとう決死の脱出。その中で1人の少年との間に友情が芽生えていく。子供だけでなく大人も楽しめる児童文学です。
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『穴』と聞きみんなは何を想像するんだろう。 この本に出てくるのは本当の『穴』(と言う言い方は変かな?) ひたすら穴を掘り続ける…意味?意味は建前は『更正』のためでも実際は・・?? 主人公スタンリーのような運の悪い子は(ココまでひどい子はざらにいないかも知れないけど) どこにでも...
『穴』と聞きみんなは何を想像するんだろう。 この本に出てくるのは本当の『穴』(と言う言い方は変かな?) ひたすら穴を掘り続ける…意味?意味は建前は『更正』のためでも実際は・・?? 主人公スタンリーのような運の悪い子は(ココまでひどい子はざらにいないかも知れないけど) どこにでもいそうな子。 おでぶちゃんでいじめられっ子、すぐに諦めてしまって自分が悪いんじゃないと言い訳する。 この本を読んだから生き方が変わるわけではない。 でもほんの少しでも『自分で考える大切さ』を面白おかしくでいいから感じてくれたらいいのにな って思えた本。 この 『穴』 という本には続編があり実はナツはこの続編 『道』 を先に読んでしまったんだけど どっちから読んでも楽しめると思う。 もし続編から読んだらその後 『穴』 を読みもう一度続編の 『道』 を読むのも面白いかも。 読み直ししても苦にならない程度の児童書だしテンポ良く読める本だと思うな。 こちら 『道』 はスタンリーが後に 『穴』 を掘り続けた日々をどう乗り越えたかを綴ったもの。 面白おかしくユーモアを交えながら語っている。 人生どんな答えを出したとしても自分で考え選んだものならOKと思わせてくれる。 ま、キャンプアドバイスが役に立つとは思わないけどね(笑) だって、実生活でサソリやガラガラヘビには出会わないだろうし ちょっぴり自信を無くしてる大人にもお勧めかも…ね。 この本、表紙を比べてみると地面の色が違う??ってくらい。 これは見方によっては暗い未来も明るく見えるって事なのかな?
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(「BOOK」データベースより) ニューベリー賞、全米図書賞ほか多数受賞。 「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、無実の罪で、砂漠の真ん中の少年院にぶちこまれ、残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も...
(「BOOK」データベースより) ニューベリー賞、全米図書賞ほか多数受賞。 「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、無実の罪で、砂漠の真ん中の少年院にぶちこまれ、残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も不毛の地に“穴”を掘る毎日。ある日、ついにスタンリーは、どこかにあるかもしれないイェルナッツ家の“約束の地”をめざして、決死の脱出を図るのだった。五代にわたる不運をみごとに大逆転する少年。
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ストーリーの展開がおもしろいです。登場するキャラクターも、しっかり個性があって、全体が可愛いと思いました。
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児童書の定義て何でしょう?"ハリーポッター"は児童書であり小説ではないと力説する人をたまに見ますが、そんなに分類する事に意味があるのでしょうか?ルイス・サッカー著の"穴"。この作品も、アメリカで児童文学賞を受賞しているので、定義的には児童書...
児童書の定義て何でしょう?"ハリーポッター"は児童書であり小説ではないと力説する人をたまに見ますが、そんなに分類する事に意味があるのでしょうか?ルイス・サッカー著の"穴"。この作品も、アメリカで児童文学賞を受賞しているので、定義的には児童書なのだと思います。ハリーポッターシリーズのように、非常にストーリーが作られていて、無駄がありません。複線の張り方も上手!9割方はきれいにストーリーが進んでいくのですが、ラストがなんだか唐突に終わってしまった感があり、そこだけが不満。ハリーポッターシリーズが好きな人にはお勧めだと思います!ちなみに"道"という続編も出ています。 KEY WORD>>穴/ルイス・サッカー著 代々運の悪い家系に生まれた主人公、やはり無実の罪で砂漠の真ん中にある矯正施設に入れられた。そこで待っていた日々は、残酷な女所長のもと、涼しさの欠片もない炎天下の砂漠で毎日毎日地面にただ穴を掘るという作業。当初は従順に規則に従っていた主人公。ところがとある事件がきっかけでそこからの脱出を試みる。なぜ穴を掘らなければいけないのか?矯正のため?忍耐のため?それとも・・・?はたして、脱出は成功するのか?
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「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、靴を盗んだという濡れ衣を着せられ無実の罪で、砂漠の真ん中のグリーン・レイク・キャンプにぶちこまれてしまう。残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も不毛の地に「穴」...
「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、靴を盗んだという濡れ衣を着せられ無実の罪で、砂漠の真ん中のグリーン・レイク・キャンプにぶちこまれてしまう。残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も不毛の地に「穴」を掘る毎日。ある日、ついにスタンリーはどこかにあるかもしれないイェルナッツ家の“約束の地”をめざして、決死の脱出を図るのだった。五代にわたる不運をみごとに大逆転する少年の14ヶ月の物語。 作者、ルイス・サッカーは本当に物語のストーリー性をうまく掴んでいると思う。主人公のスタンリーは、不幸と不運だらけの人生にめった打ちにされながらも力強く生きていく姿がカッコいい。スタンリーに限らず、私たちが生きていく中で必要な心構えとか、そういうものがすごく伝わってくる。あと、グリーン・レイク・キャンプの監督たちが悪人ぞろいってところもツボだと思う。今の現代社会を風刺しているように感じました。施設のスタンリーの仲間のあだ名を初めとして、全体的にユニークでいいなぁ。
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読み終わった後に、無性にタマネギが生で食べたくなった。 きっと辛いのだろうが、私の中でのタマネギは今や、「甘い」。 それほど、この小説の中の描写がすごかったのだろうと思うと さすがルイス・サッカー氏だ。
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読み始めたら止められなくなって、中学生の夏休みに、一晩で読んだ。 これ以上におもしろい児童文学はないとおもう。 たまねぎはきらいだけどね^q^
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いやー、面白かった!! 無実の罪で砂漠の真ん中の少年院に 服役することになったついていない少年、スタンリー。 毎日毎日「穴」を掘り続ける彼が、院で出会った少年の行方を追い、 脱出を図る・・・2人の結末は??? 過去と現在がリンクして。 ある食材がキーポイント。ありがたや。 結末...
いやー、面白かった!! 無実の罪で砂漠の真ん中の少年院に 服役することになったついていない少年、スタンリー。 毎日毎日「穴」を掘り続ける彼が、院で出会った少年の行方を追い、 脱出を図る・・・2人の結末は??? 過去と現在がリンクして。 ある食材がキーポイント。ありがたや。 結末も良い。
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先祖代々ついてない遺伝子を受け継いでしまった男の子が運が悪くて少年院に行くことになってしまいます。その少年院では毎日一日中穴を掘らされます。なぜ?最後にすべての複線がつながって思わずひざをたたいてしまいます。児童書ですが、大人が読んでも楽しいです。
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