穴 の商品レビュー

ルイス・サッカー(著者),幸田敦子(訳者)

2009/10/04

主人公スタンリーはマジでついてない男の子。でも彼は自分に起きる悪いことすべてを受け入れる。その寛容さに感服！ひいひいじいさんから続く物語が絡みあっていろんなふうにつながってくる。面白い！

2009/10/04

野球選手の靴を盗んだという疑いで少年院に入らされた少年のおはなしでした。何もかもが家系。穴を掘って改正させようとする少年院側、面白いでした。

2009/10/04

内容が玉ねぎ推進委員会かなにかだとつい思ってしまう。最後まで読んでから本当に好きになった。本当にいいお話。絶対オススメ。

2009/10/04

スタンリーは、有名野球選手が寄付したスパイクを盗んだ冤罪で干からびた湖跡の更正施設へ送られ、他の少年たちと毎日穴を掘らされます。数日後、穴の中にあるものを見つけます！小心者の少年が、穴を掘りながら他の少年たちと交わり、ゼロという皆からばかにされている少年に文字を教え、彼の賢さを知り、この地の陰謀や自分の先祖からの悪運も払っていくきます。少年が自分自身に価値を見つけていく成長と冒険の物語です。過去の因縁と今とが繋がっていくところは面白くてどんどん読んでしまいます。桃のジャムもこういう結果になるとは！！(笑)人生にはついていない時もあるけれど、
大事なことは、腐ったり自棄になったりせず、笑い飛ばすこと。そう言うユーモアこそが、いつか、道を切り開いていく力の源なんだなとスタンリーから学びました。

2009/10/04

やることなすこと全てが裏目に出る（不運とか不遇とかでななくあえて言うなら）ツイてない少年、スタンリーが無実の罪で送られた荒野の少年院で穴掘りをさせられる日々の物語。

まるでゆるやかな上り坂を足元の草花だけ見て黙々と歩き続け、ふと振り返ってみたら背後には広大なパノラマが広がっていたような、爽快な読書感が大好きでした。

2009/10/04

びっくりするくらい面白い。
随所に散りばめられた言葉遊び的なヒント、話は過去と現在を縫い合わせ、謎がどんどん解けていく感覚、そして最後には大どんでん返し！
わくわくどきどき、けれど途中の話は泣きました。