心臓を貫かれて(上) の商品レビュー
長い でもなんだか頁をめくらせる魅力があった。 暗い因縁 運命 秘密 暴力 血 あえて読みたくないキーワードだけど読んでしまった。
Posted by
1976年罪もない二人を殺した兄、ゲイリー・ギルモアは死刑になった。50年代のユタ州、オレゴン州で少年期を過した4兄弟、悪魔のような父親、狂気の母親の壮絶なる家族ドラマ。まるでとりつかれたかのような、家族の歴史が忘れられた記憶を辿って徐々に解きあかされる。末っ子でローリングストー...
1976年罪もない二人を殺した兄、ゲイリー・ギルモアは死刑になった。50年代のユタ州、オレゴン州で少年期を過した4兄弟、悪魔のような父親、狂気の母親の壮絶なる家族ドラマ。まるでとりつかれたかのような、家族の歴史が忘れられた記憶を辿って徐々に解きあかされる。末っ子でローリングストーン誌音楽ライターのマイケルが書いた壮絶なる家族のノンフィクション。翻訳が村上春樹なのも、読みごたえあります。
Posted by
著者の兄であるゲイリー・ギルモアは何の罪もない人を二人殺した。判決は死刑。ゲイリーは銃殺刑を希望し、執行された。実弟のマイケルが「何が兄にそうさせたのか?」を追い求める。 父親と息子の物語でもあります。翻訳家としての村上春樹はいい仕事をするなあと思わせた。
Posted by
書評でみつけた「トラウマのクロニクル」という言葉、読み進む程にこの作品を言い当てていると感じます。 家族の歴史というものの深さを考えさせられる。
Posted by