不安な童話 の商品レビュー
主人公の万由子は『殺…
主人公の万由子は『殺された母の生まれ変わり』と言われ………とてもインパクトのある作品でした。
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恩田氏らしい細かい描…
恩田氏らしい細かい描写のうまさが光る作品です。
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古橋万由子の能力と高…
古橋万由子の能力と高槻倫子殺害原因、画家が残した4枚の絵とそれを渡される人物の特徴。その他、さまざまに張った伏線が(まだまだ完璧じゃないけれど)うまく回収されていて気持ちがよかったです。犯人がわかってからだらけそうなところをエピローグで締めたのも○。
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私はこのハサミで殺さ…
私はこのハサミで殺されるというデジャヴュに襲われ女流画家の遺作展で意識を失い、「殺された母の生まれ変わり」と告げられる。ホラーなのかミステリィなのか、既存の枠に囚われない恩田陸らしい作品。
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様々なものを見てしま…
様々なものを見てしまうやっかいな能力を持つ古橋万由子は、女流画家・高槻倫子の遺作展で、その息子から「あなたは母親の生まれ変わり」と言われる。やがて浮かび上がる倫子の死の謎―。美しく残酷な描写に惹かれます。
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ラストは今ひとつです…
ラストは今ひとつですが、そこそこ恩田陸の上手さを楽しめます。
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生まれ変わりにはまっ…
生まれ変わりにはまったく興味がないけれど、面白く読めました。今ひとつ魅力的な登場人物が多かったのに、出し切れていないように感じられたのが残念でした。
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恩田さんの作品の中…
恩田さんの作品の中では なんかイマイチって感じがいなめない作品。単発でみるとまあ そこそこなんだけど 恩田さんには求める期待が高いのかな
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった~! もう最初っから引き込まれてしまった。 核になる人物2人の情緒が不安定なもので、深読みしようとするとミスリードされてしまう。 にしても、美人でエキセントリックな画家の倫子。 画家としての才能には溢れていたかもしれないけど、人としてはサイテー。 周囲を振り回し過ぎるし、我が子をすら愛しているようには見えない。 これは子どもからするときついな。 極度に人間嫌いだったはずの倫子の遺書が25年ぶりに発見されて、指定された人物に指定された絵を届ける倫子の息子に、成り行きから同行することになった万由子。 そこで出会う人たちも腹に一物あるようで、人の記憶を感じ取ることのできる能力を持つ万由子は、徐々に倫子の秘密に近づいていく。 ただちょっと、論理的に詰め切れていないところがあって、どれが真実なのかが揺らぐ。 特に、「私のグレーテル」という台詞の意味が、ちょっとよく分からなかった。 童話をモチーフにした絵を描いていた倫子とはいえ、息子を「グレーテル」と心の中で呼ぶ真意。 あと、登場人物のどれもが非常にキャラクターが立っていて、なのに活躍の部分と部分の間がカットされているので、シリーズ化を念頭に置いた設定の出し惜しみかなとも思ったんだけど、今のところ続篇はない模様。 万由子の上司である浦田泰山教授なんて、絶対シリーズキャラだと思うのだけど。
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不思議な世界観と現実的な世界観の間をふわふわと行ったり来たりできるのが好きな所。 すべて最後に一気に時がすすみ物語が動いていくのが面白かった。
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