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群青の夜の羽毛布 の商品レビュー

3.6

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

おもしろかった。山本文緒は何冊か読んできたけどもうこれ以来読んでないと思う。おもしろいんだけど暗い。

Posted byブクログ

2010/04/08

【家族っていったい何でしょうね?たまたま血が繋がっているだけで、どうしていっしょに暮らしているんでしょう。―丘の上の一軒家に住む女三人。家族とも他人ともうまく関係を結べずに大人になった長女と、その恋人をめぐって、母娘の憎悪、心の奥底に潜めた暗闇が浮かびあがる…】 母の執着心が怖...

【家族っていったい何でしょうね?たまたま血が繋がっているだけで、どうしていっしょに暮らしているんでしょう。―丘の上の一軒家に住む女三人。家族とも他人ともうまく関係を結べずに大人になった長女と、その恋人をめぐって、母娘の憎悪、心の奥底に潜めた暗闇が浮かびあがる…】 母の執着心が怖かったです。 こんな家族、嫌だな。。 私だったら早々と飛び出してるかも。 最後は予想外の展開でした。 でも最後にはちょっと救われたかな。

Posted byブクログ

2015/02/09

思ってたよりも内容がヘビーでした。ちょっと読みすすめるのがつらかった。 本当に怖いのは人間なのです。 そして、日常の中には狂気が満ち溢れているのです。そんなことを思いました。 読んだ後テンションがなかなか戻ってこなかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

なぜ、こんなに静かにおそろしい女の話が山本文緒はかけるんだろうと思ってしまう。 母親に異常なまでに従う長女、彼を思う彼女、幸福とは何か考えてしまう。

Posted byブクログ

2009/10/07

レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/23291826.html

Posted byブクログ

2009/10/04

この方の作品が好きで、表紙が綺麗な群青色だったから手に取ってみたものの、想像もつかないほど暗い話だった!(笑)これはおすすめしない!こんな家族、さびしすぎますね。

Posted byブクログ

2009/10/04

導入部はイマイチ、中盤に差し掛かってくると、俄然おもしろくなってきたが、読み終えてみると、えっ、て感じでちょっとがっかり。この手の小説は苦手。というか、理解できてしまうほど感情移入できない。

Posted byブクログ

2009/10/04

丘のてっぺんに母娘の3人だけで住んでいる家。。。 その家の長女、さとるとその恋人・鉄男の恋愛を中心に、この不思議な家族の姿と謎が徐々に明かされていくお話・・・。 山本文緒を読むのはこれが初めて。 以前から色んな人に勧められていたので興味はあったものの、恋愛小説が主って聞いていたの...

丘のてっぺんに母娘の3人だけで住んでいる家。。。 その家の長女、さとるとその恋人・鉄男の恋愛を中心に、この不思議な家族の姿と謎が徐々に明かされていくお話・・・。 山本文緒を読むのはこれが初めて。 以前から色んな人に勧められていたので興味はあったものの、恋愛小説が主って聞いていたのであまり気乗りせずに読まないでいたんだけれど、なんとなく 読んでみようかな、って思って読んでみました。 だけど私は、初めて読むにはあまりに重たい話しを選んでしまったのかな。 それとも、どの作品もみんなこんな感じなんだろうか。。。 とにかく、読んでいて気が滅入ってきたって言うか、悲しい気持ちになってきた。 って言うのも、主人公の生育環境が私とちょっと似ていて、その為に自己評価が低過ぎる所とか、母に萎縮して生きている所とかが自分に重なってしまったりしたから。 全く同じ環境じゃないし、ヒロインの方がずっとヒドイ状況だと思うんだけど、それでも似たような仕打ちを受けたりしてたので、凄く共感持ってしまった。 このお話の母親はひど過ぎる。 きっと誰もがそう感じる事だろう。 この母親がこんなにヒドイのも、やはりその母親から好ましくない仕打ちを受けて育ったのが原因ではあるらしい。いわば、最近の虐待の問題にも出てくる虐待のチェーン現象みたいなものだ。 だけど、それにしてもひど過ぎる。 主人公は24歳の大人の女性。 なのに、母の決めた事が守れないと容赦無く滅茶苦茶に殴られる。アザになるくらいに。。。 言葉による暴力もひどい。 読んでいると、娘に対する愛情が微塵も感じられない。 底意地が悪くひがみっぽい中年女が、若い女をいたぶるようにネチネチといじめては、それによってドンドン卑屈になってく相手を嘲笑うような、そんな意地悪さなのだ。 この母親は、どうしてこうまで自分の娘に対して冷酷なんだろう。 いつでも自分が女王様でいて、全てを自分の思う通りにしないと気が済まない。。。。 やがて、謎だった父親の存在が見えてくる。 読み進むに従って、悪いのは母親、全て母親が悪い、主人公の不幸も母親が原因、って思っていた気持ちに変化が起こってきた。 確かに、原因の比重の大きさは母親が一番だとは思う。 だけど、父親の事がわかってくると、一概に母親だけが悪いとは言えない気がしてきた。 物語の最初から、家族って何だろうって疑問が掲げてあるんだけど、最後の方まで読み進んでいくと、本当にそういう疑問をこちらも持つ。 ここの家族はみんな異常だ。 気性が激しい母親と、大人し過ぎる父親。 そして、異常なまでの母親の激しさと、その前で身を縮めている事しかできないでいた父親の両方を嫌悪している娘達。。。 それぞれが、それぞれの立場で家族に対し不満を持ち、その原因を家族に押し付け、現実逃避して益々事態は悪い方向へと転がっていく。 そして、とうとう壊れてしまった・・・・。 後半は泣けて泣けて、切なくて悲しくて。。。。ついでに怒りまで湧いてしまった。。。

Posted byブクログ

2009/10/04

語り手?が最初分からない様に書かれていて読み進めるうちに意表を突かれます。 不思議だけど妙に納得してしまう本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初に出てくる語り手は誰?に始まり、ちょっとずつ壊れた人たちが少しずつその由来を明らかにしていくミステリー色のある物語。最初はちょっと変わってるけど普通の女の人だったはずのさとる、ちょっと厳しいけどバリバリ仕事してるお母さん、だったはずの登場人物たちが段々コワイものみ見えてくる感...

最初に出てくる語り手は誰?に始まり、ちょっとずつ壊れた人たちが少しずつその由来を明らかにしていくミステリー色のある物語。最初はちょっと変わってるけど普通の女の人だったはずのさとる、ちょっと厳しいけどバリバリ仕事してるお母さん、だったはずの登場人物たちが段々コワイものみ見えてくる感じは、同じ作者の「恋愛中毒」に似ていておもしろい。お互いに強い影響を与えあってしまう、家族という関係ならではの難しさがよく描かれている。

Posted byブクログ