ご冗談でしょう、ファインマンさん(上) の商品レビュー
物理学者のR・P・フ…
物理学者のR・P・ファインマンさんの自叙伝。 とはいえ、ファインマンさんの人生は愉快痛快面白い。口語の文体も読みやすく、時間軸に沿って様々なビックリエピソードが並んでいます。 自叙伝というよりエッセイに近いのではないでしょうか。 おちゃめで真っ直ぐで、興味があれば何にでも挑戦して...
物理学者のR・P・ファインマンさんの自叙伝。 とはいえ、ファインマンさんの人生は愉快痛快面白い。口語の文体も読みやすく、時間軸に沿って様々なビックリエピソードが並んでいます。 自叙伝というよりエッセイに近いのではないでしょうか。 おちゃめで真っ直ぐで、興味があれば何にでも挑戦してしまうお人柄に惚れました。向上心溢れていて前向きで、ひたむきで、励まされます。 訳者さんも上手いです。そんなファインマンさんという人がよく顕れた日本語になっています。 楽しく、元気になれる本
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ユーモアにあふれるフ…
ユーモアにあふれるファインマンの逸話が軽妙な文章でつづられていて笑えるところもあり,また,科学者や科学技術のあり方,人の生き方について考えさせられるところもある.特に物理学に興味がなくても十分楽しめる本です。
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ノーベル物理学者ファインマン博士の自伝的エッセイ集の上巻。 わたしの本棚にあったのは1986年発行のもので,この岩波現代文庫のもとになったもの。1987年第11刷とあるので,1年間でたいへん売れたのだろう。だからわたしも買ったのかもしれない。 読んだ覚えはあまりなかったのだ...
ノーベル物理学者ファインマン博士の自伝的エッセイ集の上巻。 わたしの本棚にあったのは1986年発行のもので,この岩波現代文庫のもとになったもの。1987年第11刷とあるので,1年間でたいへん売れたのだろう。だからわたしも買ったのかもしれない。 読んだ覚えはあまりなかったのだが,ちゃんと赤線などを引いてあるところを見るとしっかり読んだのだろうな。 ファインマンには『ファインマン物理学』(岩波書店)という全5巻の大学生向け教科書もあって,わたしの本棚にはこれもまだある。さすがに,この本を読み直そうとは思わないが…。 さて,上巻では,なんと言っても,「下から見たロスアラモス」が秀逸だろう。第2次大戦末期,国家が秘密裏に計画した原爆製造計画に関わった話が,赤裸々に語られている。ファインマンは,初めての原爆実験を爆心地から20マイルのところで目撃した。 この実験のあと,ロスアラモスでは,みんなはしゃいでいたのだが,ボブ・ウイルソンという人だけが塞ぎ込んでいたらしい。 ファインマン「何をふさぎ込んでいるんだい?」 ボブ「僕らはとんでもないものを造っちまったんだ」 ファインマン「だが君が始めたことだぜ。僕たちを引っぱりこんだのも君じゃないか」 この経験を振り返って,ファインマンは次のように語る。 そのとき,僕をはじめみんなの心は,自分たちが良い目的をもってこの仕事を始め,力を合わせて無我夢中で働いてきた。そしてそれがついに完成したのだ,という喜びでいっぱいだった。そしてその瞬間,考えることを忘れていたのだ。つまり考えるという機能がまったく停止してしまったのだ。ただ一人,ボブ・ウィルソンだけがこの瞬間にも,まだ考えることをやめなかったのである。(本書,207ぺ) ファインマンは,自らの「学び」ということについても,なかなか示唆深いことを言っている。 なぜ昔は楽しめたのだろう? そうだ,以前は僕は物理で遊んだのだった。いつもやりたいと思ったことをやったまでで,それが核物理の発展のために重要であろうがなかろうが,そんなことは知ったことではなかった。ただ僕が面白く遊べるかどうかが決め手だったのだ。 … これからはそれこそ娯楽のために,「アラビアンナイト」を読む調子で気の向いたときにその価値なんぞぜんぜん考えずに,ただ物理で遊ぶことにしよう。(本書「お偉いプロフェッサー」276ぺ) こういう姿勢で物理で遊んでいた結果,彼は,ノーベル賞を取るようなダイヤグラムを発見することとなるのだった。 今やりたいからやる。 これでよい。
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ご冗談でしょうファインマンさん 岩波書店 前編自分がどれだけ人並み外れて 優れているかの自慢話である 非常識を売りもにしている人間だから 救いようがないと言える 何しろ織り目正しいプリンストン大学で博士号を取った後 ロスアラモスで原爆の製造に関わり オッペンハイマーと共に嬉々とし...
ご冗談でしょうファインマンさん 岩波書店 前編自分がどれだけ人並み外れて 優れているかの自慢話である 非常識を売りもにしている人間だから 救いようがないと言える 何しろ織り目正しいプリンストン大学で博士号を取った後 ロスアラモスで原爆の製造に関わり オッペンハイマーと共に嬉々として ビッグボーイを作り上げた戦争犯罪人である ご冗談で済む話ではない
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とても面白かったです。 史上最も有名な物理学の教科書を著し、ノーベル物理学賞を受賞した作者、リチャードファインマンによるエッセイ集です。 著者の好奇心と科学者あるある(であろうと思われる)エピソード満載で、ずっと楽しく読めました。おすすめです!
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ノーベル物理学賞を受賞した物理学者リチャード・ファインマンの自伝エッセイ。 といってもファインマンがよく語るエピソードをラルフ・レイトンという人が本人が書いている風に書いたものらしい。そんな重要なことが本書にはどこにも書かれていないがなぜなのだ。下巻を見れば書いてあるのか。 と...
ノーベル物理学賞を受賞した物理学者リチャード・ファインマンの自伝エッセイ。 といってもファインマンがよく語るエピソードをラルフ・レイトンという人が本人が書いている風に書いたものらしい。そんな重要なことが本書にはどこにも書かれていないがなぜなのだ。下巻を見れば書いてあるのか。 ともあれ、内容は非常に面白い。 いかにも天才らしい子供時代のエピソード、強い知的好奇心、人とは違った視点や行動など、なるほど常人とは異なるなと納得することが多かった。 マンハッタン計画が行われたロスアラモス研究所でのエピソードもある。ちょうど映画「オッペンハイマー」を観て間もなかったので、風景を思い浮かべながら読めた。ただ、原爆開発の核心に触れる話ではなく、研究所での生活や検閲などのどちらかというと面白いエピソードが多かった。
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理論物理学者でお茶目でキレもので…なんだかビックバンセオリーのシェルドンを彷彿とさせられた。とても面白かった。当事者目線のマンハッタン計画裏側の逸話は非常に興味深かった。ニールス・ボーアもフォン・ノイマンもハンス・ベーテも出てくる
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ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの自伝。理系ならタイトルだけは知っている人は多いはず。 天才の自伝というと、子どもの頃から「人とは違った」エピソード満載なことが多いんだけど、この本は本当に等身大のファインマンをさらけ出しているように思った(もちろん、謙遜の部分はあるんだろ...
ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの自伝。理系ならタイトルだけは知っている人は多いはず。 天才の自伝というと、子どもの頃から「人とは違った」エピソード満載なことが多いんだけど、この本は本当に等身大のファインマンをさらけ出しているように思った(もちろん、謙遜の部分はあるんだろうけど)。 いらずら好きで目立ちがり屋、面倒なことは嫌いな1人の少年、ただ、人より少し好奇心が強く、行動力がある。このわずかな積み重ねが偉大な物理学者を生み出したんだなと。 ファインマンが覚えているエピソードが並べられているんだけど、たぶん誰もが似たようなエピソードを持っていて、読みながら「久しぶりに昔得意だった〇〇やってみようかな」と好奇心を刺激される本。
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物理でノーベル賞をとったファインマン氏のトンデモ日常。 戦争時原子爆弾などにも関わった人だったんですね。 日常のふとした事に興味を持ち、息を吸うように仮説をたて実験しているのが流石。 中盤は色々難しくて飛ばし読みしましたが、蟻の実験とか、手紙の検閲をハックする話とか、金庫を解除し...
物理でノーベル賞をとったファインマン氏のトンデモ日常。 戦争時原子爆弾などにも関わった人だったんですね。 日常のふとした事に興味を持ち、息を吸うように仮説をたて実験しているのが流石。 中盤は色々難しくて飛ばし読みしましたが、蟻の実験とか、手紙の検閲をハックする話とか、金庫を解除しちゃう話とか。面白がってムズカシイ物事を逆手に取るのが痛快ですね。 続編もあるのかー。ちょっと読むの大変かも。
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子どもの頃科学や物理が好きで、ファインマン少年のように自分の部屋を実験室のようにして遊んでいた時期があったなぁと。 結局、自分は研究者という進路には進まなかったけど、純粋無垢な好奇心、周りを取り囲む奇人変人、いっときなにを言ってるのか分からない理系文章も含めて、自分が研究者の道...
子どもの頃科学や物理が好きで、ファインマン少年のように自分の部屋を実験室のようにして遊んでいた時期があったなぁと。 結局、自分は研究者という進路には進まなかったけど、純粋無垢な好奇心、周りを取り囲む奇人変人、いっときなにを言ってるのか分からない理系文章も含めて、自分が研究者の道に進んでいたとしたらー...と、一つの"もしも"を想像するにはとても楽しい読書体験でした。 実際の研究職はこんなにときめき溢れていないし、それゆえのこの本の魅力なのだろうけど。 私にとっては少年の頃の自分に再会し、一緒に読み進めているような、楽しい時間を過ごせた気がします。
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