ご冗談でしょう、ファインマンさん(上) の商品レビュー
物理学者のR・P・フ…
物理学者のR・P・ファインマンさんの自叙伝。 とはいえ、ファインマンさんの人生は愉快痛快面白い。口語の文体も読みやすく、時間軸に沿って様々なビックリエピソードが並んでいます。 自叙伝というよりエッセイに近いのではないでしょうか。 おちゃめで真っ直ぐで、興味があれば何にでも挑戦して...
物理学者のR・P・ファインマンさんの自叙伝。 とはいえ、ファインマンさんの人生は愉快痛快面白い。口語の文体も読みやすく、時間軸に沿って様々なビックリエピソードが並んでいます。 自叙伝というよりエッセイに近いのではないでしょうか。 おちゃめで真っ直ぐで、興味があれば何にでも挑戦してしまうお人柄に惚れました。向上心溢れていて前向きで、ひたむきで、励まされます。 訳者さんも上手いです。そんなファインマンさんという人がよく顕れた日本語になっています。 楽しく、元気になれる本
文庫OFF
ユーモアにあふれるフ…
ユーモアにあふれるファインマンの逸話が軽妙な文章でつづられていて笑えるところもあり,また,科学者や科学技術のあり方,人の生き方について考えさせられるところもある.特に物理学に興味がなくても十分楽しめる本です。
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前半部分があり得ないくらい面白い! 本書は学部1年の時に「生物学史」の講義で書評課題をするために読んだ(それは適当に流し読み)が、ふと帰省時に発見し、最初の2話を読むとそれがなんと面白い...。それで、下を購入。また、「下から見たロスアラモス」の話はいろいろ意味で良かった。ただ、...
前半部分があり得ないくらい面白い! 本書は学部1年の時に「生物学史」の講義で書評課題をするために読んだ(それは適当に流し読み)が、ふと帰省時に発見し、最初の2話を読むとそれがなんと面白い...。それで、下を購入。また、「下から見たロスアラモス」の話はいろいろ意味で良かった。ただ、残念なことは終盤が面白くない。かなり退屈であった。下に期待している。(ディラック方程式の章がかなり気になっている) そして、学部1年のときは、ファインマンをただのファインマン物理学を書いたおじさんだと思っていたが、勉強するうちにあらゆる場所で「ファインマンダイアグラム」を見るし、経路積分はやや審議だがよく観測される。この意味で読み直す価値も十分にあるし、なんなら今後の勉強のモチベになることも間違いない。上としては、pp.111の暗記の非本質性に言及した文がマイベストポイントとして付箋を貼った(え?) [追記] やっぱり、天才は羨ましいと思ってしまうし、何も成し遂げられないであろう自分に少し嫌気がさしてしまう...悲しい そして、度々言及された「積分の中で微分する」という話は解析の教科書でも普通にしているし、慣れている手法だったのでびっくり。そもそもテクニック名として付いてたんだと思うなどした。(当然それはファインマンが見つけたわけではないだろう) そして、原子核工学を今習っているが、ウラン235濃縮の文脈も試験のモチベになってかなり良い。お気持ちもわかったし、さこにも読んだ価値が!
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イタズラ心たっぷりで好奇心旺盛なファインマンの人柄がよく伝わってくる。 ノーベル賞を貰うほどの人なのだから、さぞかし物理に生命を燃やしたのかとおもいきや、意外とそうではない。 バーで女性を持ち帰ることに執心したり、金庫破りを練習したり。 「社会的無責任感」であったり、人からどう思...
イタズラ心たっぷりで好奇心旺盛なファインマンの人柄がよく伝わってくる。 ノーベル賞を貰うほどの人なのだから、さぞかし物理に生命を燃やしたのかとおもいきや、意外とそうではない。 バーで女性を持ち帰ることに執心したり、金庫破りを練習したり。 「社会的無責任感」であったり、人からどう思われるか気にしない生き方は大変魅力的に思う。
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時間がかかったー。 読みやすいのに、なぜか読んでも読んでも終わらない。たまにこういう本に出会う。 物理学者であり、アインシュタインやノイマンとも繋がりのある程のファインマン。 彼のエピソードを綴っている本著だが、物理や数学の所はなかなか、理解ができなかった。 1番印象に残って...
時間がかかったー。 読みやすいのに、なぜか読んでも読んでも終わらない。たまにこういう本に出会う。 物理学者であり、アインシュタインやノイマンとも繋がりのある程のファインマン。 彼のエピソードを綴っている本著だが、物理や数学の所はなかなか、理解ができなかった。 1番印象に残っているのが、金庫破りのエピソード。 もはや、自分の印象は金庫破りの達人であるファインマンが強い。
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ノーベル物理学者ファインマン博士の自伝的エッセイ集の上巻。 わたしの本棚にあったのは1986年発行のもので,この岩波現代文庫のもとになったもの。1987年第11刷とあるので,1年間でたいへん売れたのだろう。だからわたしも買ったのかもしれない。 読んだ覚えはあまりなかったのだ...
ノーベル物理学者ファインマン博士の自伝的エッセイ集の上巻。 わたしの本棚にあったのは1986年発行のもので,この岩波現代文庫のもとになったもの。1987年第11刷とあるので,1年間でたいへん売れたのだろう。だからわたしも買ったのかもしれない。 読んだ覚えはあまりなかったのだが,ちゃんと赤線などを引いてあるところを見るとしっかり読んだのだろうな。 ファインマンには『ファインマン物理学』(岩波書店)という全5巻の大学生向け教科書もあって,わたしの本棚にはこれもまだある。さすがに,この本を読み直そうとは思わないが…。 さて,上巻では,なんと言っても,「下から見たロスアラモス」が秀逸だろう。第2次大戦末期,国家が秘密裏に計画した原爆製造計画に関わった話が,赤裸々に語られている。ファインマンは,初めての原爆実験を爆心地から20マイルのところで目撃した。 この実験のあと,ロスアラモスでは,みんなはしゃいでいたのだが,ボブ・ウイルソンという人だけが塞ぎ込んでいたらしい。 ファインマン「何をふさぎ込んでいるんだい?」 ボブ「僕らはとんでもないものを造っちまったんだ」 ファインマン「だが君が始めたことだぜ。僕たちを引っぱりこんだのも君じゃないか」 この経験を振り返って,ファインマンは次のように語る。 そのとき,僕をはじめみんなの心は,自分たちが良い目的をもってこの仕事を始め,力を合わせて無我夢中で働いてきた。そしてそれがついに完成したのだ,という喜びでいっぱいだった。そしてその瞬間,考えることを忘れていたのだ。つまり考えるという機能がまったく停止してしまったのだ。ただ一人,ボブ・ウィルソンだけがこの瞬間にも,まだ考えることをやめなかったのである。(本書,207ぺ) ファインマンは,自らの「学び」ということについても,なかなか示唆深いことを言っている。 なぜ昔は楽しめたのだろう? そうだ,以前は僕は物理で遊んだのだった。いつもやりたいと思ったことをやったまでで,それが核物理の発展のために重要であろうがなかろうが,そんなことは知ったことではなかった。ただ僕が面白く遊べるかどうかが決め手だったのだ。 … これからはそれこそ娯楽のために,「アラビアンナイト」を読む調子で気の向いたときにその価値なんぞぜんぜん考えずに,ただ物理で遊ぶことにしよう。(本書「お偉いプロフェッサー」276ぺ) こういう姿勢で物理で遊んでいた結果,彼は,ノーベル賞を取るようなダイヤグラムを発見することとなるのだった。 今やりたいからやる。 これでよい。
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ご冗談でしょうファインマンさん 岩波書店 前編自分がどれだけ人並み外れて 優れているかの自慢話である 非常識を売りもにしている人間だから 救いようがないと言える 何しろ織り目正しいプリンストン大学で博士号を取った後 ロスアラモスで原爆の製造に関わり オッペンハイマーと共に嬉々とし...
ご冗談でしょうファインマンさん 岩波書店 前編自分がどれだけ人並み外れて 優れているかの自慢話である 非常識を売りもにしている人間だから 救いようがないと言える 何しろ織り目正しいプリンストン大学で博士号を取った後 ロスアラモスで原爆の製造に関わり オッペンハイマーと共に嬉々として ビッグボーイを作り上げた戦争犯罪人である ご冗談で済む話ではない
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とても面白かったです。 史上最も有名な物理学の教科書を著し、ノーベル物理学賞を受賞した作者、リチャードファインマンによるエッセイ集です。 著者の好奇心と科学者あるある(であろうと思われる)エピソード満載で、ずっと楽しく読めました。おすすめです!
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ノーベル物理学賞を受賞した物理学者リチャード・ファインマンの自伝エッセイ。 といってもファインマンがよく語るエピソードをラルフ・レイトンという人が本人が書いている風に書いたものらしい。そんな重要なことが本書にはどこにも書かれていないがなぜなのだ。下巻を見れば書いてあるのか。 と...
ノーベル物理学賞を受賞した物理学者リチャード・ファインマンの自伝エッセイ。 といってもファインマンがよく語るエピソードをラルフ・レイトンという人が本人が書いている風に書いたものらしい。そんな重要なことが本書にはどこにも書かれていないがなぜなのだ。下巻を見れば書いてあるのか。 ともあれ、内容は非常に面白い。 いかにも天才らしい子供時代のエピソード、強い知的好奇心、人とは違った視点や行動など、なるほど常人とは異なるなと納得することが多かった。 マンハッタン計画が行われたロスアラモス研究所でのエピソードもある。ちょうど映画「オッペンハイマー」を観て間もなかったので、風景を思い浮かべながら読めた。ただ、原爆開発の核心に触れる話ではなく、研究所での生活や検閲などのどちらかというと面白いエピソードが多かった。
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理論物理学者でお茶目でキレもので…なんだかビックバンセオリーのシェルドンを彷彿とさせられた。とても面白かった。当事者目線のマンハッタン計画裏側の逸話は非常に興味深かった。ニールス・ボーアもフォン・ノイマンもハンス・ベーテも出てくる
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